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「細い枯れ沢だった。その上を、紅葉のアーチが先まで続いていた。(略)この世のものとは思えない眺め。わたしが足を向けずにいた間も、ここには、この自然があり、わたしが帰ったあともある。それが、とても有り難いことに思えた。」
「結局、わたしは山に心を開きに行く。そして、一人の方がより、そうなる。だから、一人が好きなのだと思う。」
「想像を絶するほど美しいものを見ている。ーー見続けているという幸福と、身を揺すられる寂寥。二つが寒流と暖流のように交わる。そこに生まれるのは、不思議な酒を口にした酔いだ。酩酊感に目まいがする。」
「人間を超えたものがそこに、あった。先に進めず、迷っている道から、ちょっとずれてみる。そういうことの大切さを、山が教えてくれた。」
「こんな大きな風景の中に、ただ一人の人間であるわたし。それが、頼りなくもまた愛しい。しみ入るように思った。ーー思い通りの道を行けないことがあっても、ああ、今がいい。わたしであることがいい。」
「わたしが足を向けずにいた間も…」
私もそう感じています。そして、だれも見ていなくても花は咲く。
臆病ですので、ひとりで静かな山に入るのは怖いのですが、たまには一人で歩こうかなと思いました。
私にも一つ紹介させて下さい
"宮崎 奕保 - 自然は立派やね。 わたしは日記をつけておるけれども、... | Facebook" https://m.facebook.com/177496905645584/posts/258097034252237/
NHKでこの方の番組を見ました。山でよくこの言葉を思い出します。
永平寺行きました。道元の「正法眼蔵」に山川草木悉有仏性とあります。自然の中にあまねく存在する摂理(仏)は遠大です。
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