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良く、「軽アイゼン(4本爪アイゼン)はお守り程度で本当に雪が積もっていたり凍結していたら6本、8本アイゼンでないと無理」とか知ったか顔でいう人が多い。
実際、好日山荘の店員にも言われたことがあるし、ネットで「軽アイゼン」と検索すれば、
「気分的なお守りだ」
「すぐ外れて危ない」
「あまり役立たない」、
「6本、8本アイゼンでないと安定しない」
などと小バカにしたような説明がいくらでも出てくる。
このような事を書いてる人達は本当に4本爪アイゼンを使ってみたことがあるのだろうか?
(2000m以下の低山という前提での話である)
私が使った限りでは雪道や雪の無いツルツルにすべる濡れた赤土の下山時などかなり滑り止めとして十分有効だし、外れたこともないし、軽くて持ち運びが便利で装着も楽だし、冬はいつもザックの隅に入れています。
*新雪の深い時はカンジキかスノーシューを履くのでアイゼンは使わない。
*勿論、急登斜面のある雪山(固めの雪の時や春の雪)では6本でも8本でもあまり意味はなく、つま先に前刃のある10本以上のアイゼンでないと登るのが大変です。
簡易アイゼンに関する他の方の経験や意見をお聞きしたいです。
こんばんは。
自分に軽アイゼンの使用経験がないのですが、形状から想像して登山初心者であれば本格的アイゼンの方が安全だし楽だと推定できます。
登山入門時から本格的8本爪鍛造アイゼンを使用するよう教育されました。
前爪の出たプレスアイゼンの使用体験もありませんが経験者の話では初心者にも安全で楽なようですよ。
その熟達者tanigawaさんの日記です。
コメントを含めてお読み頂ければ参考になると思います。ren
http://www.yamareco.com/modules/diary/990-detail-17485
ainakarenさん、さっそくのコメントありがとうございます。
tanigawaさんの日記はいつも興味深く見させて頂いております。
「4本爪より10本爪の方が初心者でも楽で安定して安全である」
私も経験してみてその通りだと思うし異議はありません。
私の言いたかったのは安くて、軽くて持ち運び易い、簡易4本爪アイゼンはけっして役に立たないお守りなんかではなく、有効な雪山道具であるということを言いたかっただけです。
軽アイゼンはお守りでなく、有効な登山用具です。
ご意見に大賛成です。
手袋をして、素早く着ける練習をしてから山に入りましょう。
ザックの中に、4月位までは何時も入っております。
雪の量、凍結状態、登山道の状態で4,6,12本歯と
使い分けるのが良いと思って居ります。
lizhijpさん はじめまして
daxの軽アイゼンは、設計センスもいいし評判良いですよね。
軽アイゼンが『お守り』といっている人には、2種類の人がいるかと思います。一つは、急斜面のある雪山がメインの人(2000m以下の低山を前提にしていない)。もう一つは、冬山経験があまりなく、ちゃんとしたアイゼンの使い方を知らない人。
OKwaveに、良い回答があったのでリンクしておきます。
http://okwave.jp/qa/q7587903.html
(回答者のJagar39さんは、いつも良い回答を書いているのでとても参考になります)
ただ、4本爪の取付位置(土踏まず)は、二足歩行するには、最もグリップが効かない部分であり、その場所に体重を掛けて歩くのは、普通の歩き方ではありません。(サッカーやゴルフ、野球でも、土踏まずのみにスパイクがあるシューズというのは無いですし)それに『安いから』という理由で4本爪を選ぶ人は、粗悪品?とまでは言わないけど、設計(爪の長さや固定法)がいい加減な商品を購入しがちです。
そんなこともあって、4本爪の評価が低くなっているのではないでしょうか。逆に言えば『4本爪も有効!』と言い切れる方は、道具選びも歩行技術も、しっかりとした知識・経験を身につけている方だと思いますよ
aaibさん、こんにちは。
軽くて持ち運び便利な軽アイゼンの有効性だけでなく、登る山の地形、雪質により10,12本刃のアイゼンとの使い分けが必要ということですね。
その通りだと思います。
iharaさん、初めまして。
(イヤイヤ、実はiharaさんのレコは結構、見ております)
jagar30さんの回答内容を見て非常に納得し、この問いかけ日記を書いたことを少し後悔しております。
4本爪アイゼンで急斜面の雪渓を登れるはずもなく、使う場所、使う人の知識、経験により有効性が変わるので、単純に「軽アイゼンは雪山に有効な道具」と書いたのはのは間違いでした。
勿論、使う場所により軽アイゼンは大変有効な道具だと思います。
また、軽アイゼンで行ける所はアイゼン無でもなんとか行けるのも事実だと思いますが、部分的な凍結のある道でのグリップや少し急な斜面登りではつま先で、下りはカガトで軽くキックステップしなくても難儀せず登り降りできて楽です。
しかし、アイゼンをあまり経験したことのない初心者の方に拡大解釈されて軽アイゼンで急斜面を登ったり降りたりされた場合、危険に身をさらされることになる恐れもあります。
「軽アイゼンもちゃんと役立つ道具ですよ」と言いたかっただけでしたが、アイゼンについて語る場合は、使う人の知識、経験、使う場所、行動範囲を限定してからでないと事実に即さず、誤解されることになると感じました。
貴重なコメントありがとうございました。
私は、4本爪にとてもお世話になっている者です。
2年前に冬山を始めるにあたり、最初に買った冬山の道具が2000円弱で買える4本爪でした。入笠山を登り、ある/なしで比較しましたが、アイゼンなしだと登れない圧雪路が登れ、アイゼンなしでは転倒する下りも安定して降りることができました。もちろん、フラットフッティングで歩きます。
10本爪を買った今でも、前爪がないと厳しい凍結傾斜路や急勾配圧雪路以外は、八ヶ岳で森林限界超えない限りは、8割がた4本爪で歩いています。4本爪の気楽さが好きなので。森林限界超えても、岩と雪がミックスしているときは私の技量では10本爪では岩にひっかけて危険なので、そのようなときも4本爪です。
あと、夏、南アルプス地蔵岳で砂場を登るときも、4本爪を装着しました。
爪の本数で、もちろんメリット、デメリットあるので、自分で使ってみてから使い分ければよいかと思います。私にとり4本爪は、オールマイティにつかえるお気軽アイゼンです。金をかけずに、夏靴で、気軽に低山から冬山始めたい人には、悪くないと思ってます。
totoro san コメントありがとうございます。
やはり軽アイゼンの良さは使っている人でないと理解できないんでしょうね、フラットフィットで登れる雪山(凍結は除外)はほとんど問題ないはずなんです。
山岳部や山岳会に入り本格的に山登りを始められた方達は将来の行動範囲を考えると軽アイゼンを買うようなことはたぶん皆無で、当然使ったことがない人が殆どだと思われます。
その10本刃以上のアイゼンしか履いたことのない人達が、もし軽アイゼンを履いたら酷評(比較されて)になるのは仕方のないことだと思います。
やはり、自分で色々経験し使ってみて役立つ道具を「自分の責任で使用する」が山登りの鉄則ですね。
*ここ新潟は雪深いので今はワカン、スノーシュー、スキーで、春山は急登斜面が多いので必然的に10本爪アイゼンを履く機会のほうが多いです。
地元の人は、このようなやりとりをたぶん笑いながら見ているような気がします。 なんせ、ちょっと雪が少なくなるとアイゼンどころか長靴だけのツボ足で山に登る人が沢山いますから。
はじめまして。pasocomと申します。
すでに議論は煮詰まってしまったようですが、今さらながら意見を書き込ませていただきます。
私は軽アイゼンどころか「チェーンスパイク」の愛用者です。アイゼンも持ってはいるのですが私ごときが出かけるところはたいていチェーンスパイクで事足ります。
というのもアイゼンが活躍する(いわゆるアイゼンが効く)というのは雪が固く凍結しているような状況です。私自身の経験では、そのように「アイゼンがあればなあ。」という状況になったことがないです。
先日、八ヶ岳の硫黄岳に登った折には途中からアイゼンに替えましたが深雪でそれほど効果なかったような気がします。帰路でチェーンスパイクに戻したら脚が軽くなってほっとしたものでした。
私の乏しい経験から考えると前爪があるようなアイゼンはピッケルとセットで使うような山に行く場合。そうでなければ軽アイゼンで充分ではないかと。
そもそも本格アイゼンを装着するには靴の方も本格冬靴でなければ着かないそうだし、ピッケルは使い方を習熟しないと、ただ持っていくだけでは意味が薄いですよね。そういう山に登る方から見れば軽アイゼンなどおもちゃにしか見えないかも知れません。
テント泊でなく、日帰り程度の山であれば、むしろ早朝の凍結路を快適に歩くには軽アイゼンの方が有効。
要は「モノは場合によって使いよう。」ということだと思います。
pasocomさん、コメントありがとうございます。
やはり、前にも書きましたがどのような雪でどのような山という前提で話をしないと誤解を生むことになると思います。
例えば具体的に昨年の雲取山(今年は登っていないので判りません)に鴨沢(南側ルート)から登る場合アイゼンは無くても登れるでしょうし(アイゼンを履いてる人は多いです)、三峰(北側ルート)からの場合、登りは凍結の所は注意が必要ですがアイゼンは無くても登れましたが下りでは軽アイゼン使ったほうが安全で楽だと思います。勿論、6刃〜12刃はもっと楽でしょうがそれほど危険な個所はないです。
また、フラットフィットで登れない急登斜面のある山はやはり10刃以上の先刃があるアイゼンが必要となります。
先刃のないアイゼンで何回も蹴りこんで登るよりかなり楽で安全です。
(しつこいようですが、いずれもアイスバーンで滑落の危険があるような山は想定していません)
軽アイゼンについて沢山の方々よりコメント、意見を頂きありがとうございました。
誰一人として間違った考え方をしている方はいなかったと思います。
ただ前提条件が不明確だった為、色々な場合の条件により当然考え方、導かれる結果も異なり混乱させてしまい(自分も混乱した)ました。
ここにコメントして頂いた方達へお詫びとお礼をさせて頂きます。
ありがとうございました。
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