以前、誰かのヤマレコで棒の峰に登る白谷沢の峡谷(渓谷)をゴルジュって呼んでいたのを思い出して、日本語では渓谷や峡谷だけど英語では色んな呼び方があり、なんか違うんだろうなあと思い調べて見た。
まず、英語のWikipediaでgorgeゴルジュを調べてみると(下手な翻訳はご勘弁を)
「canyonやgorgeは川によって地形を侵食され、岩壁に挟まれた深いravine」と峡谷らしい英語が3つも出てくる。http://en.wikipedia.org/wiki/Gorge
ravineを調べてみると
「ravineは非常に小さいvalleyでほとんどがcanyonのよう、しかし狭くない。 ravineはvalleyより小さくgullyより大きい」
valleyを調べてみると
「地質学上valleyやdaleは一方向に広く伸びているくぼ地。非常に深い川のvalleyはcanyonまたはgorgeと呼ばれている」
gullyを調べてみると
「gullyは丘などで流水により土が鋭く侵食されて形成された地形でditcheより大きく、valleyより小さい。深さや幅が10m?以下」
いずれの説明も○×より大きいとか△○より小さいとかすべて大きさの違いで呼び方が異なっているので大きい順に自分なりに整理すると
1、canyon(キャニオン)大峡谷でグランドキャニオンのように凄く深く大きい。
ラテン語canna(管の意味)峡谷はパイプのようであるから
2、Valley(バレー) 峡谷で大きい、一般的な渓谷 ヨセミテバレイなど
3、gorge(ゴルジュ) 深〜い峡谷で両側の岩壁が切り立っている
フランス語で喉の意味。日本語では登山用語となってる
4、ravine(ラヴィーン)中渓谷
5、gully(ガリー)小渓谷で雨水などでできた山で見る深い枯れ沢みたいな・・
6、ditch(ディッチ)溝、水路
こんな所ですかね。大きい小さいも感覚的なもので明確な切り分けは難しいです。
lizhi(茘枝)jpさんこんにちは
日本で使う外来語起源の地形名は、山登る人だけでしか通じない言葉ですし、経験的に「このくらいの大きさ」のものという共通の場所を見てすりあわせをしてできてきた概念という気がします。何メートル以上何メートル以下というのはあまり現実味がないようにも思えます。外人と登るとき以外はそれで済みますし。
僕が興味あるのは
ゴルジュというのはフランス語で「のど」のこと。3の意味そのままですが、日本では現在は沢登りでしか使わないことばの気がします。でもフランスで沢登りはしないし、もとはルンゼのような氷の狭い通り道という意味で輸入されたのだろうか?そういえばワスカランにはスペイン語で同じく「のど」のガルガンタがあるし。
あるいはもしやキャニオニング(沢登りでなく沢下り)はフランスのコルシカ島で盛んですが、そっから来た言葉なのか?
でもウィキペディア英語版にあるくらいだから、英語経由できたのかもしれませんね。
日本語でゴルジュと言えば、沢登りの進行を阻む難所あるいはお楽しみ所で、足の届かぬたっぷりの水を泳ぐか、脇の岩壁をいじいじ進むか、諦めて高巻くかというポイントです。沢登りの華、低体温との戦い、泳ぎで一気にエネルギー減衰ポイントです。いよいよ沢シーズンですね。
コメントありがとうございました。
日本語でゴルジュって、沢登りする人達の切り立った深い岩場や大きい滝がある場所(難所)のことを言う登山用語なんですね。
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