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2024年09月14日 21:50散歩全体に公開

駅ハイ「産業遺産と環境の町足尾」に行ってきた!

 この駅ハイはかなりお薦めです。行こうか迷っている人は、絶対行った方が良いです。JR東日本とわたらせ渓谷鐵道(わ鉄)の共同開催です。
 前に富弘美術館に行った時にわ鉄で神戸までは行ったのですが、この路線の最も美しい景観は、その先にあるということを初めて知りました。それは、大きな「白みかげ石」がゴロゴロとした渓谷です。沢入までは進行方向右側が渓谷で、その先の「白みかげ石」の渓谷は進行方向左側です。
 間藤駅からゆっくり歩いて、わたらせ茶屋が丁度開いたところだったのでランチを頂きました。美味しくて品数があって、ヘルシーで、500円では絶対申し訳ないお食事でした。近所にあれば毎日通います。ばっちり栄養をとらせてもらったお陰か、私には珍しく、最後までバテないで歩けました。
 次に行った「古河掛水倶楽部」は、木造の古い迎賓館でした。こんな山奥に(失礼)これだけ豪華な場所を作ったとは。ここではボランティアさんの説明もありました。足尾銅山が日本の経済を支えたから、今の私たちの暮らしがあるのだということがわかり、大変複雑な気持ちになりました。
 その後、宝増寺を通って、通洞の町を歩いていたら、RAMBLEさんというお店で、駅ハイのおもてなしの缶バッチを頂きました。バッチのイラストを見て、宝増寺に有名な大黒天があったらしいことに気づきました。見逃してしまって残念。街中では、スカイぱん工房という移動バン屋さんで、アスパラガスがまるごと2本入ったベーコンぱんも買いました。
 次に、古河足尾歴史館へ。古い展示品が色々ありましたが、私は昔の目薬瓶が展示が気になりました。足尾銅山で働いていた人の二人に一人は眼病だったとのことで、自分も目のアレルギーが結構ひどいので、気の毒になりました。この歴史館には、鉄道好きなボランティアさん?が大勢集っていて、大型のトロッコに乗せて走ってくれて、大迫力でした。その後、なんと「つい最近まで使われていた本物のトロッコ」を運転させてくれました!!はじめ聞き間違いかと思いましたが、本当に運転させてくれて、もうびっくり。最後、乗車位置にぴったり止めることができて、何ともいえない充実感もありました。もちろん教えて頂いた通りにやったからできたのだけれど、この歳になって何かができるなんて!そして、ほめてもらえるなんて。
 最後にメインイベントの足尾銅山観光へ行きました。先ほど自分で運転したのと同じトロッコに乗って坑内へ。坑内は薄暗くて地下水がしみ出していて、そういう演出というよりは、本当にしみ出しているようで、狭いし暗いし、ちょっと恐くて、テーマパークのアトラクションよりよっぽどインパクトがありました。大勢の坑夫が毎日このような場所で働いていたなんて。頭が下がります。それから、いつか登りに行こうと思っていた備前楯山の中に、坑道が1200kmも張り巡らされていると知って、衝撃でした。
 15:17通洞発のわ鉄で帰ろうと思っていたのだけれど、色々楽しんだので、15:38発になりました。快速と書いてあったのですが、わ鉄のトロッコ列車が到着して驚きました。駅ハイのイベントなので特別だったようです。もう、アドレナリン出まくりです。駅を出発すると、右手に先ほどお世話になった古河足尾歴史館のみなさんが、全力で手や旗を振ってくれているのが見えて、非常にエモーショナルでした。鉄道ってすばらしい。北関東は車社会だけれど、やっぱり鉄道が好きだ。そして、トロッコ列車なので、ばっちり白みかげ石の渓谷も見られ、最長のトンネル内では驚きの趣向があり(秘密)、旅を楽しみました。もう普通の電車では、物足りないかもしれません。
 わ鉄のおもてなし精神と、足尾のみなさんの町を愛する思いが、この駅ハイにつまっていたと思います。この駅ハイは明日と明後日(2024/9/15, 9/16)までやっています。今回私は、わ鉄の一日フリーパス券をスマホで買いました。桐生や大間々の駅で紙のパスも買えるようです。お天気は、今日は雨予報でしたが、幸い晴れました。暑かったですが、ぐったりする程では無かったです。
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