|
|
縁起の悪そうな名前だといわれます。が、
私なりに解釈をしてみたいと思います。
歴史的仮名使い表記にしてみると
ゐはい
いはひ
ゐはひ 等での表記の時代が あったかもしれません。
”いはひ”で、調べてみると
記紀や万葉集に いはふ と書かれてあるようです。
イハフとは、
佳き事が起こるようにと念じ、守り慎むことの様です。
また、災いや穢れを遠ざける呪術のことでもあった様です。
漢字表記では、斎 忌 鎮 と書かれているようです。
斎ひ(いはひ)は、神を祀る人でもあり
いはひの宮とは、神を祀る宮と日本書紀に書かれてるようです。
万葉集では、箱入娘を斎児(いはひこ)と書かれているようです。
伊豆方面より富士山を見ると愛鷹山塊が富士山を隠すようにあります。
古代の伊豆に住まう 都より夷と呼ばれていた民たちは、
富士山が火を天に噴き上げてる様子に畏れ、神奈備型の頂で怒りを鎮める祈りを行い、
静まると祝いの祭りをしていた場所が、位牌岳だったのかもしれないなと、妄想。
位牌岳でなく 斎岳や祝岳になってたのかもしれないですね。
今の災いが収まるよう祈りに行かなければ...と、思ったりしますが、
霊力もなく祀りかたも知らない私では、余計に怒りをかってしまいそうなので、
自粛しておきます。
写真は、伊豆から見る富士山と位牌岳です。
位牌岳は位牌そのものでは?
柳北遺跡や高尾山古墳、その他沼津市愛鷹山山麓にある遺跡は位牌に向けて作られているようです。
北という事もありますが位牌岳背後にある富士山上空の傘雲は富士山山体は見えず雲の巻き上がりだけ見え畏怖感あります。
また位牌の形に見えることから石器時代から先祖死者の宿る山として崇められていたと思います。
コメントありがとうございます。
位牌は鎌倉時代に渡来し、江戸時代に定着したようです。
位牌はもともと仏教のもので、八百万の神々を崇拝していた古代の人々は、森や岩など自然な物をよりどころにしていたようです。
伊豆方面より望むと、大きな山体にちょこんと突き出た三角形の頂の位牌岳
その後ろに見える富士山
富士山にかかる傘雲や彩雲、噴火に等々... その時々の事象に色々な思いを抱き行動したのは、自然な事だったのではないでしょうか、と、思ったのでした。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する