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やっと竿が出せる所までもうちょっとと思った時、そう高くない所から何かがバサバサと音を立てて落ちてきた。突然の事でビックリ!
何だ⁈何だ⁈と枝が動く方の薮を見るとアオダイショウがもがいている。正体が判れば安心するが、アオダイショウには過去、二度ビックリさせられている。
30年以上前になるが、若狭の北川支流の遠敷川の支谷に岩魚釣りに行った際の事である。道は無いが危険箇所は無い小さな谷で、そこそこ落差がある良い谷であった。中型までの岩魚が飽きない程度に釣れていて、夢中になって釣り上がっていた時、良いポイントが目に入った。
竿を出すためにそっと近づき、邪魔になる太い藤蔓を左手で握った時、藤蔓では無い少し冷んやりした柔らかな感触⁈!。うゎっと叫んで咄嗟に手を離した。見ると2匹のアオダイショウが木にぶら下がり絡み合っている。交尾の時期かどうかはわからないが、びっくりして何故か「ええ加減にせぇ!」と蛇にツッコミを入れてしまった。(恐るべし関西人)
人間も驚いたが、2匹の蛇もいきなり掴まれてさぞや驚いたであろう。その後、棒切れを見ても蛇に見えて集中出来なくて釣りにならず、竿をしまい谷を降りた。
もう一つは、家庭菜園での事である。南側と東側を木々に囲まれた菜園で、借りている区画から少しだけ移動すると、小さな水路を跨いで、山の奥へ入って行く小径がある。7〜8年前のある日、何の用事か忘れたがこの小径を通って奥に行こうとした所、坂の途中で頭と尾を藪の中に隠したアオダイショウが小径を塞いでいる。
何もせずに跨いでいけば良かったのだが、イタズラ心が出て、そこを退けとばかりに胴体を足で軽く突いた。動く気配がないので今度は強めに足で蹴った。どうせ直ぐに薮に入って行くものと思い軽い気持ちでやったのが裏目に出た。
なんとそのアオダイショウは鎌首をもたげ、こちらに向かって攻撃体制に入ったではないか。結構太い胴体だと思ったが、鎌首をあげた高さは自分の腰くらいの高さがあったので恐らく2m近くあったのではないかと思う。
予想もしなかったこの展開にギョッ!となった次の瞬間、頭を後ろに引いて明らかに噛み付く体制に入ったのを目にして、慌てて坂道を走って逃げ下った。幸いそのアオダイショウは追いかけてこなかったが、こんな反撃に遭うとは…ちょっとショックだった。
余計な事、馬鹿な事はしてはダメだなといい歳をしたオッサンは反省したのでした。
以上、私のアオダイショウにビックリさせられた体験記でした。
写真は左から日記冒頭の落ちてきたアオダイショウ、日記の2番目、3番目の経験は写真が無いので出会った蛇の写真を載せておきます。
2枚目は今年5月の雲取山行きでで会ったヤマカガシ(枝に沿って写っている)、3枚目は昨年9月に出会った音羽山の登山道の真ん中でトグロを巻くマムシ。
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