登りに関しては早い段階で「後ろ脚に最後まで体重を残す」ことがポイントである、と確信しました。そうすることで、前脚の脱力が可能になり、交互に休息できるし、後ろ脚で蹴ってしまうこともなくなります。
さて、次にくだりの歩き方ですが、これに関して最近分かったことがあるので記録しておこうと思います。
くだりの歩き方でよく言われる「フラットフッティング」というものがあります。これは、斜面と足の裏が平行になるように着地する、ということですが、姿勢形状のごく一部を切り取っていっているだけで、歩き方の説明になってないなあ、と思っていました。
くだりで辛いのは、着地する足に衝撃が加わることで、膝が痛くなったり、足が痛くなったりすることです。しかも、着地衝撃がある、ということは、それだけ地形に対して逆らっている、ということなので、滑ったり、捻ったり、というリスクも大きくなります。これはいくら「フラットフッティグ」を唱えても解決できません。
なら、衝撃が少なくなるように丁寧に着地すればいいじゃないか、と考えて色々試した結果、「前脚着地するまで、後ろ脚に完全に体重を残したままにする」のがいい感じになるとわかりました。(追記。後傾にならないよう注意!)
このとき、前脚(これから着地する脚)は脱力しておきます。そして、体重は脛骨の真下、つまり踵のやや内側を意識して真っ直ぐに立ちます。この際に足首も脱力しておきます。
そうすると、足は自然と地形に沿った形になり、結果フラットフッティグになります。
これは、そう、登りと同じ考え方でした。結局、「前脚を着地して安定するまで後ろ脚に体重を残す」、ことで、安全に楽に歩くことができるようになりました。(細かい点でもっと多くの工夫、注意点がありますが、ここでは概略だけを記すことにします)
もちろん、体の使い方は人それぞれに適した方法があると思いますし、体感の言語化に至っては完全に個人差があると思います。
それでも、極力自分の体感を言語化して他人に伝えることで、何かヒントを与えることができれば、それはとても意味のあることだと思います。
先達から伝えられたことを呪文のように繰り返して思考停止するのではなく、自分の体感で理解して言語化することで、自分自身が大きく成長できる、と感じています。
以上、初心者なりの考察でした。
とても素晴らしい考察でついコメントしたくなりました。
特に…「先達から伝えられたことを呪文のように繰り返して思考停止するのではなく…」と綴られた行(くだ)りは全くその通りだと常々感じております。
人から言われたことを鵜呑みにするのではなく、自分なりに試してみて合わないところは改良したりと自分仕様に昇華させていくことが大事ですよね〜。
ありがとうございます!一番伝えたかったことが伝わって、とても嬉しいです☺️
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