鹿島槍ヶ岳の事故と自立意識

鹿島槍ヶ岳の吊尾根で滑落による死亡事故が発生してしまいました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/29e8b0b05c9902dbf36d6a7622f40e8d66e00022

遭難された方の御冥福をお祈りする次第です。


事故の発生場所は、
鹿島槍ヶ岳の吊尾根と思われます。
難易度は高くは無いですが、滑落してしまうと生還するのはかなり厳しい場所です。



この先は自立意識の内容になります。

上記の場所を含めて、
何度か他人と登山をした経験がありますが、ほとんどの方は難所で自分より先行で歩く事は無く、先で待っている時に見ていると、
かなり危なっかしい感じでした。

見るに見兼ねて、
手や足の置き場所をアドバイスをした経験があります。

そういう人に限って、
「大丈夫ですか？難しく無いですか？」
と聞くと「大丈夫です。」と返ってきます。


状況がイメージ出来る方は理解出来ると思いますが、全然大丈夫ではありません。
自分のアドバイスが無ければまともに歩けないのですから…。


自分もお人好し過ぎたと思いますが、
何度か数人の人と同様な経験があり、よく知っている仲間以外の他人との登山は辞めてしまいました。

厳しい事を言えば、
自立意識が無く、困ったら助けてもらえる又は難しい場所は自分に先に歩かせて、ルートをコピーしよう！という意図がバレバレなのでした。
(本人はバレていないと思っている様子でしたが。)


自立意識の無い登山者(上記の事故とは関係ありません。)は、
なかなかレベルアップもしないですし、
コチラには「無料ガイド」を求めているので山での行動時間も伸び気味になり、両者共に危険度が上がります。


自分も改めて気を付けようと思いますが…


皆さんも、
複数人で行動する場合でも、
「自立意識」を持った登山者であり、
事故に遭う確率を下げる登山者である事を
強くオススメする次第です。