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Twitterでこう呟いてる方がいらっしゃいました
コメント欄もそうだそうだ!と言う方が多く、中には「深田久弥は~という理由で選定から外したんだと思いますよ」的なコメントもありましたが…
コメントしようかなとか思いましたが、私は燕岳は百名山に相応しくないという異端者なので荒れそうだしやめました。
しかし常日頃から燕岳は百名山じゃないのはおかしいという意見が多く見られるのでここに異端者の意見を吐いておこうと思います
一個人の考えなので、へーそうなんだ位に思える人だけ読んでくださると幸いです
私は燕岳には2023.8に、両神山には2023.10に登頂しています。
燕岳は人生初の山小屋泊で燕山荘に宿泊し素晴らしい星空と朝焼けを満喫した思い出深い山行なのですが、これだけ恵まれた山行をしながら何故か不思議と燕岳を百名山に相応しいとは思いませんでした
逆に両神山はこれは百名山に相応しいですわとすぐに思えたので以下に理由を書き連ねますが結論から言うと…
"燕岳の山容が美しいが貧相に思えた、歴史も他と比べると浅い"というものでした
深田久弥氏は日本百名山選定にあたり「品格・個性•歴史を兼ね備え原則として標高1500m以上の山」を選定基準としたようです
また日本の百名山ということで各県から代表の山を選ぶのも意識してたようで、北海道/東北/関東/関西/九州の5エリアから山域に枠を設けて選んだようです(なるべく日本列島から満遍なく選ぼう、アルプスやお気に入り山域ばっかり百名山入りしちゃうからここは◯座に納めとこう、伊豆からも選ばないと…やっぱ天城山外せないよなぁ的な)
私は日本百名山は21座登りましたが、日本百名山の山々は歴史があり山容は特徴的だったり存在感があったりと百名山に相応しい山々ばかりでした
天城山が良く百名山に相応しくないという意見を聞きますが当時の交通の要所で天城越えをしないといけなかったという歴史背景、千葉や神奈川の山から伊豆方面をみると必ず見える存在感のある山容から百名山入りは揺るぎないと感じています。
実際登ると展望はよくないものの石楠花や原生林の美しさ、そして山域の広大さに感動したものです
両神山も色んな山頂からも分かる特徴的な怪獣のような山容に山頂にある古い祠等、趣きのある山の雰囲気、秩父という土地と古くから関わりのある歴史と信仰などただ登るだけでなく知る事や眺める事でさらに味わい深くなる山であり、やはり日本百名山入りは揺るぎないと思います
しかし燕岳は他の百名山と比べ歴史の深さに負け、遠くから眺めた時も燕岳は埋もれて見つけづらく、山容も隣のアルプスの山脈が立派過ぎて余計に貧相に見えてしまう事から百名山入りは難しく二百名山が妥当かなという印象を受けました
合戦尾根は合戦山の尾根道であり「散々苦労して登った山は燕岳じゃないんか…」と思い、燕山荘から燕岳を見渡した時に感じた正直な感想は「思ったよりこぢんまりとした山だな…」でした。山小屋の歴史は古いし山岳史においても重要であると思うのでそこも含めるとまぁ歴史が深いとも言えなくはないものの、他がもっと古いから太刀打ち出来ないと思っています
しかし燕岳の山容の美しさに偽りは無く、周りの立派な山々に負けず品位を備え凛と立つその姿は美しいです。
よく北アルプスの女王と呼ばれますが女王にしては色々と貧相、しかし美しく凛として品位があり多くの登山者に親しまれている…まさに"北アルプスのプリンセス"である!というのが私が感じた印象でした
百名山じゃなくとも素晴らしい山はいくらでもあるし、百名山じゃないと価値がないわけではないのでそんな事は気にせず好きな山登ればいいじゃんと思います
それはそれとして百名山は素晴らしい名山揃いなので体力的な問題から全部は一生かかっても登頂出来ずとも、40~50座は登ってみたいものです
ちなみに私が特にオススメの山は月山、蔵王山、開聞岳、韓国岳、乗鞍岳、磐梯山、那須岳、金時山、明神ヶ岳、六国見山(鎌倉)、笹子雁ヶ腹摺山、鷹取山(三浦半島)、南郷山(湯河原)、天上山です
どれもいい山なので是非行ってみてください 笑
写真1枚目
朝焼けの燕岳と北アと裏銀座。燕岳は凛として美しくバックに北アの名峰を望む贅沢な景色。また行きたいものです
写真2枚目
怪獣のような山容が特徴的な両神山
歴史を知る事で山行がより味わい深いものになると思うので是非調べてみて下さい
写真3枚目
個人的に今のところ山容が1番好きで愛してやまない磐梯山。磐越西線から望む山容がとても好き。
表から裏に登り雄大さを体感した事やその歴史を知った事で味わい深過ぎて愛してやまない山となりました。
ただ車で色んな角度で磐梯山を眺める旅がしたいものです
【追記】
追記をコメント欄に書き込んじゃいましたけど、そういえばコレは後から本文編集出来たのでこっちに書けばよかった…
コメントありがとうございます!
その通りで標高1500m以下でも歴史/品格の点で選ばれてる山もあります(天城山も1500以下)
その中で筑波山と開聞岳は登りましたがどちらも秀麗な山容と歴史を感じさせる趣きがあり標高1500m以下でも百名山入りしてるのも納得の素晴らしい山でした✨
機会があれば是非行ってみてください!✋
コメントありがとうございます!
山容/品格/歴史を総合して百名山かどうかという点で選ばれてるようなので燕岳は百名山外となったようですが良い山には変わりがないですよね!
また機会があれば行きたいですね〜!
個人的には、百名山の話は、フランスの格付けワインの話を彷彿とさせます。CHマルゴーオー・ブリオンとかこ1〜5級の格付けがなされたのは150年以上前のパリ万博の頃。時代が変わればワインの出来や製造元の生産体制も変わってきます。
百名山も深田久弥氏が選んだ頃よりは温暖化なども進み、ちょっとどうかなぁ??と思う山も増えてきました。伊吹山なんかは、崩落で人の立ち入りが規制され、鹿も爆増し、いまや鹿の糞に塗れた禿げ山になってしまいましたし。
山は逃げないと言いますが、自分一個人という視点からすれば年々体力は落ちて山は逃げずとも自分はどんどん遠ざかるし、そうでなくとも環境は変わっていきますから。
まぁ、理屈をこねれど変わるものは変わってゆくので、寸毫を惜しんで登れる内に堪能しつくしたいものです(*´ω`*)
コメントありがとうございます!
おっしゃる通り深田久弥氏が日本百名山を選定した当時と現在は色々と環境が変わってしまってますね💦
仮に今、深田久弥氏が居たとしたら百名山を選定し直して幾つかの山が入れ替わりそうです
山は逃げないが体力面などで自分が山から遠ざかるし環境も変わるのでやはり山は登れるうちにと言うのはその通りだと思います!
近年はバス運転手不足/採算が取れない、土砂崩れ等による道路/登山道の崩落、噴火しそうなど様々な理由でアクセス自体が困難になった山もありますし、年々無茶も出来なくなってきてるので楽しめるうちに沢山色んな山を楽しめたらなと思いました!✨
お互い登山を楽しみましょう♪( ´▽`)
答えは「日本百名山は深田久弥という人が自分の好みで選んだ山だから」という事でしょうね。
標高1500m以下でも歴史や品格によって選定したとしていますが、そのあたりに彼の個人的な好みが出ていると思っています。
まあ、それはそれで構わないし、その百名山を追いかける人がいるのも納得できるのですが、百名山を登る事がある種のステータスみたいに扱われているのは、何だかな〜と思うのです。
中には百名山はコンプしたけど本は読んだことがないという人もいたりしますからね。
都会に住むたぬきさんも書かれているように、百名山なんか気にせず好きな山登れば良いのですけどね。
コメントありがとうございます!
たしかに!1500m以下でも歴史や品格を感じる山はありますし、選定基準に「深田久弥氏が登ったことがある山」というのも含まれてるので関西は少なかったりやや偏りがあったりしますね
日本には15000もの山があるらしいので全部登るのは無理だし100に絞るのは難しかったでしょう 笑
百名山を登る事がある種のステータスという風潮になんだかモヤモヤするのは分かります…笑
百名山をコンプするのはすごいとは思いますが、かといって偉いわけではないし百名山以外にも良い山沢山あるので、私は気にしないようにしています💦
私は雑誌やSNSで知った山から"登りたい山リスト"を作成し、そのリストを埋めるような登山をしています
1座登頂するとまた行きたい山が追加されていくのが玉に瑕ですが(笑)、いつか埋められたらなと思います!✨
コメントありがとうございます!
燕岳について調べてみると…
"かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい"
という記述もあったので、深田久弥氏がいつ北アルプス表銀座を歩いたかにもよりますが本当に山として見てなかった感じのようですね 笑
小ぶりな山ですし、小ピーク位にしか感じなかったのもまぁ分からなくはないかも💦
そんな燕岳が今は人気の山になってる辺り時代によって価値観は変わりゆくものなんだなとしみじみ思います 笑
気になってサラッと日本百名山を読み直したところ、アルプスから選考外にしたのは"雪倉岳、奥大日岳、針ノ木岳、蓮華岳、燕岳、大天井岳、霞沢岳、有明山、餓鬼岳、毛勝岳などがあった。南では大無限山、笊ヶ岳や七面山もいれたかった"と記述がありました
深田久弥氏が初めて北アルプスを訪れた時に通ったルートが表銀座で、その時特に燕岳に関しては感想がない(当時は燕岩と呼ばれていた?、昔は燕岳〜大天井岳付近の一帯を屏風岳と呼んでいたので、その当時は山として見られてなかったor山という認識が薄かった可能性がある)ところから登頂当時には関心がなかったものの、一応日本百名山を選定する段階では燕岳を山として認知&候補に入れるつもりはあったという事が見受けられます
まぁ私は深田久弥ガチ勢ではないので彼の著書は日本百名山以外読んだこともなければ、当時の事もなにも知らないのでまだ見落とし等あるかもしれませんが…
軽い気持ちで書いてみたら色々コメントがあったりして、改めて燕岳の事や色々知れて楽しかったです🙇
次回燕岳に行く時はその山容の大きさと美しさに感動した大天井岳も一緒に登頂したいですが…果たして夢の叶う日は来るのだろうか…笑
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