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しばらくして、最初の目標であった富士登山の予定が決まり、ハイカットにしたほうが良いかもしれないと考えてアルパインクルーザー800に履き替えて、日光男体山や富士山、谷川岳の西黒尾根など少しずつレベルを上げて色々な山に登っておりました。
この2足を履いていて大きなトラブルがあったわけではないのですが、通気性の悪さからか、長時間履いていると水ぶくれが踵や指などにできてしまって擦れて痛いことが多かったため、キズテープやプロテクトJ1などを使って対応しておりました。
また、足の置き場が悪かった際に身体が傾いてしまったときに、足首が曲がらないためバランスが取れずにそのまま倒れてしまうということが何度かありました。
これらの問題に不安感があったため、色々と調べてみた結果、ローカットを試してみたいと考えて購入したのがはじまりです。
まず最初に試したのがmont-bellのトレールランダーでした。
mont-bellのアウトソール「トレールグリッパー」に関してはずっと履いてきてかなり信頼しておりましたので、この靴にしたのですが、結果的には私には合いませんでした。
理由としては、ある程度動いているとつま先に窮屈さを感じるようになり、人差し指と小指が痛くなってしまうからです。
私の足の形はギリシャ型といわれている人差し指が一番長い形をしており、日本人には少ない形だそうで、特に右足の人差し指が長く、サイズ選びに失敗していたのかもしれません。
次に選んだ靴がローンピーク8で、こちらは歩き心地は良く指も痛くなったりしなかったのですが、個人的にアウトソールの滑りやすさが気になりました。
特に雨上がりや湿気があるときの岩場などはかなり滑ってしまって、すぐに普段履きになってしまいました。
※今はVibramメガグリップのモデルが出たので、かなり良さそうです
次に履いたのがTopo AthleticのTRAVERSEで、この靴はかなり調子が良く、ローカットで本格的な山に登り始めたのもこの靴からでした。
アウトソールがVibramメガグリップのためかなり滑りにくく、なおかつ通気性が良いため、蒸れによる水ぶくれがおきなかったので快適に歩くことができました。
ミッドソールの安定感もあるので、テント泊装備のようなある程度重量がある状態でも歩きやすく、常念岳一ノ沢コースなどもこの靴で登りました。
ですが、やはりサイズが少しだけ小さかったのか、長時間履いていると右足の人差し指のみ痛みがあったので、次は一回り大きいサイズを買おうと考えていたのですが、靴の人気が高すぎるのかどこにも在庫がなく、入荷してもすぐに売れてしまうような状態で中々に手に入りにくい靴であったので、一旦諦めました。
そして現在履いている靴がアシックスのGEL-Trabuco 12とGEL-Trabuco 13です。
13の方が新しいモデルとなります。
この靴はびっくりするくらい私の足の形にフィットしており、履いていて指の痛み等のトラブルはなく、蒸れによる水ぶくれなどもおきなかったため色々な山で履いていたのですが、アウトソールもVibramメガグリップほどではありませんがグリップ力があり、なおかつ他の靴より値段が安く手に入りやすいという、消耗品という点から見ても最適な靴でしたので現在のメインとなっています。
靴のハイカット⇔ローカットに関しては色々な意見があり、場合によっては討論のようになっているのも見かけますが、個人的な意見としては自分に合った靴を履くのが一番良いと考えています。
私の場合は足首の柔軟性があり、ある程度の強さがあるようで、足首の可動域が広い方が歩行のバランスがとりやすく、浮石などでバランスを崩した際にもローカットの方が簡単に立て直すことができ、転んだりすることが少なくなり、重量のある装備での行動もハイカットを履いてきたときと大差なく、足全体の痛みや疲労度の違いもありませんでした。
また、蒸れによる水ぶくれの問題からも解放されたのでより長く快適に歩けるようになり、自分に合っているのはローカットだと結論を出しました。
またそのうち見た目の格好良さからハイカットを履きたくなるときがくるかもしれませんが、しばらくは自分に合ったローカットを履き続けるとおもいます。
※今回の内容は、雪のある場所での行動は想定しておりません。
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