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若い時分知円別岳の麓でトンネル工事に1年ほど従事させてもらいました。
もういまでは体験できない経験です。
1500m級の山が一気に海に落ちている地形なので海岸淵まで山です。
人の住める平らな土地ってすごく少ないエリア。
勿論熊と(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡しています。
10m未満だったかな?
モセカルベツ川のほとりの飯場(宿舎)兼事務所のすぐわきでご挨拶
海沿いまで熊が出没するエリアだったから(当時は癖の悪い熊は聞いてない)
まあ,こんにちは!というイベントで,驚きはしたけど教えてもらった通り
対処して(にらめっこして後退)特に何もなかったです。
奴ら(おやじ)は,忍術使いでささやぶでも音出さず歩くので注意してください。
ささやぶをガサガサ音出すのは鹿です。
私があいさつしたのはオスの若い個体でした。
毎日火薬庫(ダイナマイトを保管する倉庫)には,親子連れの熊がいたそうで
(私は残念ながら会えなかった)しょちゅう熊の話題は朝礼で報告がありました。
つまり,日常生活の中に熊は普通に存在している珍しいエリアなのです。
人間様より鹿や熊など野生動物のほうが住人として多い。
地元の方も慣れてるのに・・・・
私も住んでいた時は仕事前や休みの日に山へ山菜取り
(おやじとしては親父の畑を荒らす侵入者・・・)出かけてましたが危険
は感じなかったです。
熊は近づくとちゃんと匂がするので熊が風上ならすぐわかります。
羅臼は,熊が出てくるくらいじゃ通報も駆除もしない地区でした。
本当に緊急事態なんだろうな。
羅臼町北浜地区なんてもう東にセセキ集落しかないエリア。
8月になればカラフトマスが真っ黒に川を埋め尽くしてたけど・・・・
今年サケマスは,不漁だったと聞くから腹減ってるのでしょう。
羅臼沖は,北からの海流と太平洋側からの暖かい流れがぶつかるエリア
なのに南方のサバが大漁と聞きます。
北方からくる魚は,産卵のため川に遡上して陸に栄養を運んでくれます。
南方系の魚(サバ)は川に上らない。
つまり親父さんいまお腹減っている?冬に向けて食べたいのに
食べれない状態です。
そんな時民家から魚の匂したら民家に侵入しちゃうよな。
親父は嗅覚鋭いから。
おやじも食べ物なくなくて困っているのだろうな。
温暖化の為か深層海流の流れが変わっているのか?その双方か
わからないけども・・・。
海と陸はつながっているんです。
知床半島はその循環が観察できる珍しい地域です。
海岸にクジラでも上がらない限りおやじの腹は収まらないかもしんない。
クジラは彼らのごちそうです。
きっと真冬に鹿を襲う姿があるだろうな。
おしまい。
写真1 国後島に登る朝日(流氷Ver)
写真2 川を遡上するカラフトマス(おやじの秋の主食)
写真3 国後島に登る朝日(夏Ver)
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