その遡行の中でパートナーのyoshiさんが興味深いことを言っていたのでちょっと考察の後日記で。
今回の大常木谷、自分がレコの計画を入力したのだがその際エリアを「奥秩父」としていた(今もそのまま)。ガイド本(120)の分類が奥秩父なもので。奥秩父に近いしなんの疑問も持っていなかった。ただ遡行中にyoshiさんが「大常木谷は多摩川の源流域なので、奥多摩と区分する人も多い」と言われたのを聞いて、すごく「なるほど〜」と思った。納得感があったので記録レコの方は「奥多摩」で登録。過去の大常木谷のレコを見てみると双方拮抗。奥多摩7(自分入れると8)、奥秩父9、甲信越1(甲信越は間違いはない!)。
だからどうしたといえばそれまでだが、「沢」をやると〜〜川の源流域というとすごくピンとくるのだ。俄然分水嶺にも興味がわく。奥秩父の甲武信ヶ岳は北が荒川、西が千曲川〜信濃川、南が笛吹川〜富士川と河口はかなりバラバラ。丹沢もよくよく見ると水無川本谷と四十八瀬川水系の勘七ノ沢とか大して離れてないけど流れつくのは相模川と酒匂川でだいぶ違う場所なんだよな〜。アルプス一万尺の歌で「槍の頭で 小キジを撃てば 高瀬と梓と 泣き別れ」は、お互いどこに行きつくのだろう!?と思って調べたら、なんと実は両方犀川にそそぎ信濃川に至るという面白いオチにも気づいた(!)。
まあ戻ると「大常木山」は奥秩父で何の疑問もなし、でも大常木谷や竜喰谷は自分的には奥多摩なのかな〜〜。明確な分類はたぶんないとは思うが、沢愛好家の自分の中で得た一つの解でした。奥利根は、、、範囲広すぎて全部奥利根になってしまいそうだ(笑) 深入りは止めます

■大常木谷 山女魚淵突破
丹波川や一之瀬川は多摩川の源流域なので、沢登り的には「奥多摩」ってカテゴリするのも面白いですよね。ただこの考え方だと、大菩薩嶺に突き上げる小室川谷や大黒茂谷なども「奥多摩」になっちゃうので、やや微妙な感じもありますが
やはり沢登り的には「エリア(地域)」というよりも「○○水系」って考え方の方がしっくりくるのかも知れません。
甲武信の北西面に降った雨が長い長い行程を経て信濃川として新潟で日本海に流れ込むと知った時は感動すらしたことを覚えています。稜線を境に、日本一の大河になったり、東京近郊では馴染みの荒川になったりするんですから。
ちなみに利根川は7水系に分かれるらしいですよ。
流域面積が広いとやはり無理出ますね〜 日本一の流域面積利根川では、湯檜曽川も赤谷川も含まれてしまいますし、片品上流の尾瀬まで奥利根はないですね
甲武信ヶ岳は分水嶺として考えるとスゴい沢をいくつも従えて、あらためて名峰と感じますよね。
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