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この記事を参考にして少し調べてみた結果、長袖でフード付きが良いのではないかという結論に達したので該当する製品をいくつか探したら、おなじみワークマンの「ウィンドコア制菌消臭シェルジャケット」と言うものが見つかったが、ワークマンあるあるでS寸は在庫切れで入手が難しそうだった(そもそもワークマンの商品はワーク以外ではほとんど取り扱っておらず、オンラインショップと店舗取り置きが基本だが取り置き期間が短かかったりS寸がほとんどなかったりと何かと使いづらい)。そこで目を付けたのが、今回の調査の途中で初めて知ったバートルというブランドである。ワークマン同様働く人のためのブランドらしく、ワークマンより若干お高めではあるが見た目が大変よろしい。
エアークラフト 長袖 AC2001
https://amzn.asia/d/026KM08h
ファンがサイドに付いているというのがポイント。よくある背中ファンだとバックパックと干渉するかもしれないので。残念ながらフード付きはなかったが、何よりワークマンと比べたらかっこいい。少し高いけどAmazonやら楽天やらいろんな所で買えて自由度が高い。これも大事
ファン&バッテリーはYAMAPで紹介されていたもの
https://amzn.asia/d/0bw5GS5A
中華製のバッテリーなので取扱は慎重に。長時間の充電とか暑い車内に放置とかすれば爆発しても文句は言えない(中国だもの)
バッテリーを満充電して試用に臨んだのは京都府右京区北部にある灰屋山732.8m。歩き始めの気温は29℃、バッテリー電圧を5段階中(12V, 15V, 19V, 22V, 26V)15Vに設定して歩き始めた。バッテリーの重さはあまり感じない。強さ2/5でもファンの音はかなりうるさいのに服の中を風がほとんど通らない。何故か? それは、チェストストラップで風の通り道をふさいでいるからだ。チェストストラップを外して隙間を作ってやると、生温い風が首元を通り抜ける。袖の風通りは今ひとつだ。これはたぶんショルダーハーネスのせいだろうが、これを外すことは出来ないので、バックパックのお尻に手を添えて適度に隙間を作ってやると、袖と背中を風が抜ける。今回の山はほとんど林の中で日差しがさえぎられているので気温も少しだけ低め、ときおり背中や袖に風を通してやることでまぁまぁ快適に歩くことが出来た(あくまでも涼しいわけではなく、めっちゃ暑くはないと言うレベル)。1時間ほど歩いて休憩、バッテリー残量を確認すると95%。思ったより省エネなので、バッテリー電圧を19Vに上げる。ファンの音がさらに高くなって、バックパックを下ろしているので風がどんどん服の中を通り抜ける。襟元や袖口から風が盛大に流れ出てきて汗が引いていく。なかなか快適だ。この風量なら歩いている途中でもバックパックを少しずらしたりして風の通り道を作ってやれば熱を逃がすことが出来た。適度に休憩をはさめば猛暑も乗り切れることが出来るのではないか?...と思えなくもない。普段であれば歩き出す前に長袖をまくる所、今回はずっと袖をまくらずに歩き通せた。これはヤブコギには強い味方だ。虫を気にする必要が無いし、アセビの枝などで腕に傷を作らずにすむ。投資に値する結果が得られたのではないかと思う。日焼けを気にする女性にもS寸があるので安心だ。Amazonのレビューでは「ファンがサイドにあるので両腕で塞がれて風の吸い込みが今ひとつ」と言うものがあったが、少なくとも僕は気にならなかった。
車に戻ってきたときのバッテリー残量は75%で、バッテリー電圧19Vでも8時間は使えるのではないかと思う。車の中では12Vに設定してときおり背中をシートから浮かせることで背中の汗を乾かしてみた。このおかげかどうかわからないが、いつもは山から帰ると背中からお尻にかけて猛烈な痒みが出ていたのに、今回はお尻の痒みだけにとどまってくれた。山行中の発汗量が少なかったことも関係しているのだろう。かゆみ止めがほとんど効かず、夜中に痒みで目が覚めることもあるくらいなのでこれはとてもうれしい。帰宅してファンを止めたときのバッテリー残量は52%。3,000mAhというスペックはダテではないようだ。なかなかやるな、中国
ただし注意点も少し。前述の通り、バックパックのチェストストラップは使えない(mont-bell製も同様で、商品紹介写真ではストラップを外している)。これは気になる人がいるかもしれない。また、袖や背中に風が抜けるように、適宜バックパックをずらしてやる必要がある。mont-bellのベストでは背中に風が通るバックパネルが付いているようだが、背中とバックパネルの間に隙間が出来るのは好き嫌いがあるように思う(僕は苦手)。ファンの音は想像以上にうるさい。グループで登山する人だと気になるかもしれない。
と言うわけで、使い方には多少のコツがいるものの、真夏の低山歩きにはかなり有効ではないかと思う。去年の8月は暑さで3週間も山休みの必要があったのが、今年は毎週歩けると良いなぁ
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