いつもなら、計画したドMルートを歩き通したら
『もうしばらく山は要らない』という満足を通り越した
嫌悪感に近いものが気持ちに出てくるのだが
今回は埼玉県境の最終日にして最難関だったにも関わらず、それがないのだ。
https://www.yamareco.com/modules/diary/8860-detail-185109
その気持ちがないのが原因だと思われるのだが、
何か物足りない気持ちもあったりして。
本当に完踏してのかなって夢見心地になってしまったり。
いつもと違うのは、本命の登山ルートを歩き通した翌日に
車を回収するため入山者が少ない登山(御巣鷹の尾根の反対側)を控えていたことだろうか。
体力&精神力でも精一杯で初日を下山してきたが
車を回収しなければ家に帰れない。
その夜は緊張を緩めることはできなかったのだ。
(とは言え疲れから11時間もツエルトで寝ていたのだが)
例え3時間の山行であったとしても、
ネット情報(テープ盛り沢山)を鵜呑みには出来なかった。
実際は盛り沢山で難所はなく、楽々歩けたのだけどね。
一日目の最難関ルートも岩藪の最悪の状況を想定していたが
拍子抜けと言っては誤解されるが、『そこまで』ではなかったが、
先に何が待ち構えているか、予測しない事態が発生しないよう
相当な気を張っていたに違いない
景色は見る余裕は少しくらいはあったが、
同定や撮影の余力というか、集中力を切らす行為は避けた。
今では『もっと写真を』と思うが仕方ない。
1つの躓き、怪我が遭難=死になる山域であったからである。
ヤマレコでは後半部分で、当日二人の登山者が歩いていたが
前半部分は誰も歩かないと分かっていた。
そんな状況は今までなかった。
人の少ないロングルートは歩いたことがあるが
その日、他の人が絶対に歩かない&救助要請(無線)しても
命が救われるか?そんなリスクは背負って来なかった。
まして、熊糞の数が異常であった。
その数の割には鳴き声は聞こえなかったのは不幸中の幸いで
そのリスクは予想を遥かに超越していたかな。
写真を沢山撮って、充実した内容でルートレポートを書けば満足は得られるのだろうが
じゃ、もう一度歩いたら?と言われると
熊は勘弁という回答です。
hase130 さん、こんばんは。
もしかしたら、事前の(不安+期待)程ではなかったのかもしれませんね 。
事前に様子がわからないと思っていたのが、案外、簡単に行けてしまうと拍子抜けした感じになり、充実感とかは、あまり感じなくなるように思います。
しっかり計画して限界近く頑張るような距離を行くと満足感はあるのですが、充実感や開放感を感じたことはあまりありません。単に「行けたんだ」ぐらいです。
たぶん、それなりに歩けてしまったからこそでは。逆にこういったルートは、すでに十分それなりに行けてしまうほどの技量であったと思います。
P.S.
熊だけは御免ですね。妙義や両神でお見かけしていますが、面と向かってご対面だけは、勘弁願いたいです。
misuzuさん、コメントありがとうございます。
1つ思い出しました。熊街道(三国山−帳付山)を無事抜けて帳付山に着いた時は
非常に達成感は得られて、山頂にいた老夫婦とお話をさせて頂いたんです。
あと、もう1人の若者とも「今日は三国峠から歩いてきたんだぜ」って
自慢げに報告したんです。あとキャンプ場の管理人にも。
だからその時には充実した気持ちにはなっていた。
misuzuさんの言う「拍子抜け」は確かにありますね。
一度も道迷いはしませんでした。前情報では3回は平気で外すと予想していました。
あっ、小ピークの降り口、ロープが欲しいような岩場でルーファイに苦労しました。
やっぱりトランス状態になりすぎて
「苦労した記憶が飛んでいる」ってこともあるかもしれません。
生きて帰るには、歩いた道を記憶することより、
これからの道をどう攻略するかに集中していたのかも。
そもそも12kgの荷物を背負っている時点で、限界を越えていますから。
富士山で12kgを背負ったことはありますが、それは富士山だから出来た話で。
バリエーションで12kgって、しかも前の登山から2ヶ月空いているから
下山後に寝返りが打てないほど筋肉痛になるのも当たり前だった。
強いて言うなら、あの筋肉痛は山行の充実さを証明してくれたのだと思います。
ついでに断言させてください。
埼玉県境の最難関は、実は下久保ダムの馬立沢だったんです。
p.s.埼玉県の条例で熊は狩猟の対象外だそうです。
熊の威嚇・・・恐怖ですね。確かに最難関状況だったと思います。
埼玉県境が目標達成したとなると、次の目標は・・・楽しみにしています 。
馬立沢の熊は勿論遭遇したくはありませんでしたが、
馬立沢の情報が皆無であったことが一番ですね。
ネットでも一件しかレポートがありませんでしたから。
実際に歩いても未開拓ルートという雰囲気でしたからね。
あと疲労感も尋常じゃありませんでした。
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