南アルプスの北岳裏側に静かな両俣小屋から
台風被害状況の詳細が届きました。
https://www.facebook.com/1507595822795736/posts/2556435087911799/
6年前に1度しか宿泊したことはないけど、
自分にとっては、大好きな山小屋です。
あの時は朝10時に到着した私に『泊まっていけばいいじゃん!』って
星さんが笑いながら言ってくれて
翌朝も出発を焦る私に『明るくなってから出なさい』と。
そんな言われていて、帽子を忘れてしまい、
連絡もしていないのに、郵便で届けてくれたんです。懐かしい。
両俣小屋の建家は、被害がなかったが、
テント場、水場、小屋前の風景、
登山道、沢、県営林道が酷い被害。
地形がこんなにも変わるなんて、
車や人が安全に通行出来るまで、
どれだけの年数が掛かるのだろうか。
そこで、ふと思った。
人類が現れる前から、山は雨や雪、風、地震によって崩落や倒木を繰り返し、
今の地形が出来ているわけで、
今回の地形の変化なんて、大したことないレベルなのかも知れない。
甲斐駒ヶ岳の刃渡りも某書物には、1959年の崩落によって出現した『新しい岩場 』と書いてあった。
確かに人間にとっては、未曾有の被害だった。
しかし自然界にとっては、『まっこんなもんか』みたいに痛くも痒くもないんだろう。
自然界に作った人工物が壊れた。
自然を壊して作った人工物が自然によって壊れた。
そう考えると、自然災害を『迷惑』と思うのは間違いのような気がする。
『仕方ないこと』、『当たり前のこと』と考えた方がいいのかも。
もちろん、それで命を落とすことはとても残念であり、ご冥福をお祈りしたい。
復旧というより、自然との協調なのかな。
自然とうまく付き合って行くしかない。
来年、両俣小屋を訪問する理由ができた。
少しでも早く営業再開できるように、手助けしたい。
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