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https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/184519
シドニー大学の研究で、1分未満の激しい動きを毎日数回行うだけで長期的な死亡リスクが約40%も低くなる、という夢のような可能性が示されたそうです。
ある程度体を動かす人に比べて運動不足の人の寿命が短くなる可能性は一般的に知られており、専門家は「1回につき少なくとも10分間続けること」を目安として推奨していましたが、10分も続けるというのは普通の人にとってはハードルが高く「忙しくて運動するヒマがない」「運動はきつくて続かない」という言い訳とセットになって習慣化が困難でした。
これに対し、実はもっと短い時間で同じ効果は期待できるのでは?という仮説が出ることがあっても効果測定が困難(従来の研究はアンケート調査頼り)で検証できていませんでした。近年、この問題を克服する、小型の加速度計を体に取り付けて日常生活のあらゆる場面で「短い激しい運動」を計測する手法が生まれ、その結果、VILPA(1分未満という短い時間の激しい身体活動)を全くしない人の死亡リスクを「1.0」とすると、VILPAを「1日平均で約5.3回行った人」や「1日平均で約1.1分間行った人」は、長期間な死亡リスクが約4割低いことがわかったそうです。
VILPAは具体的には、歩く速度をあげる、ちょっと走る、駅の階段を歩く、家事に力を込めて素早くやる、など心拍数や呼吸数が増えるような運動だそうです。
ただし、分かったことは相関関係までであり、因果関係までは分かっていません。VILPAが足りてなかった人が始めたからといって長期間な死亡リスクを約4割さげられるか?はこの研究からは不明、というオチでした。なんじゃそれ🤣🤣🤣
これは「朝食を食べる小学生と食べない小学生で学力テストの結果を比べたら、食べる方が平均点が高かった」という相関関係が明らかになったものの、これまで食べていなかった朝食を食べる生活に変えたところでテストの点数が上がるかどうかは別問題、というのと似たモヤる話ですね。
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