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六甲山で最も有名な信仰の場の一つに、六甲比命(ろっこうひめ)神社があります。ここは廃神社ではなく、今も参拝者が訪れる場所ですが、荘厳な磐座(いわくら)を御神体としており、その神秘的な雰囲気から、古くからの信仰の形を今に伝えていると言えるでしょう。この神社は、古事記や日本書紀には登場しない謎の女神「瀬織津姫(せおりつひめ)」を祀っていることでも知られています。
六甲比命大善神社
〒657-0101 兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲
?六甲比命神社へは、公共交通機関と車、どちらでもアクセス可能です。
●?公共交通機関をご利用の場合
JR六甲道駅、または阪急六甲駅から市バスに乗り、「六甲ケーブル下」で下車します。そこから六甲ケーブルに乗って六甲山上駅で降り、山上バスに乗り換えて「アスレチックパーク前」で下車します。バス停から徒歩で山道を下ると神社に到着します。
●?車をご利用の場合
カーナビに「六甲山の上美術館」を設定するのがおすすめです。美術館の10メートル手前に神社の専用駐車場がありますが、満車の場合は六甲山アスレチックパークの有料駐車場を利用できます。?なお、神社までの道のりは山道であり、急な坂や階段があるため、歩きやすい服装と靴で向かうことをお勧めします。
また、六甲山には、特定の神社というより、古代の祭祀遺跡であったと考えられる巨石群が点在しています。これらは、信仰の場として使われていましたが、時代とともに忘れ去られていったものかもしれません。
なぜ廃れてしまったのか。
信仰の場所が廃れてしまう背景には、以下のような理由が考えられます。
* 管理者の不在: 地域の氏子(うじこ)や、神社を管理する人がいなくなってしまった。
* 時代の変化: 信仰の形が変わり、参拝者がいなくなった。
* 交通の不便さ: 山奥にあるため、気軽に参拝するのが難しくなり、自然に忘れられていった。
六甲山は、近世以降、別荘地や保養地として開発が進み、多くの観光施設が作られました。その一方で、古くからあった山岳信仰の場は、人々の生活様式の変化とともに、ひっそりと姿を消していったのかもしれません。もし六甲山を訪れる機会があれば、こうした歴史や背景に思いを馳せてみると、また違った山の魅力を感じられるかもしれません。ただし、廃墟や立ち入り禁止の場所には、危険が伴うため、絶対に立ち入らないでください。
六甲山系の高取山単体での廃社も随分多いように思います
(縦走路方面へ行かず板宿方面へ向かうルート上)
茶屋等も独立峰の低山の割に多かった様ですし、麓の長田神社の佇まいからも今より栄えていた時代があった様子も安易に想像できます。
山頂にある現存の社も多いですよね。
地域性なのか?多少廃れはするも信仰と言うのか、親しまれ大切に紡がれた山の様に感じています
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