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ホリデー快速『おくたま号』は、
奥多摩の山間をその名前とは裏腹に
ゆっくりと進む。
ダム周辺を眺めながら登山道入口へ
今回は急登トレーニングの仕上げ的な
登山との事で少し緊張気味な自分。
大丈夫、問題ない
始まった、いきなり急登。
眼前の根を、岩を、土をひたすら登る
顔を上げると右手には湖、そして絶壁
急登でぐんぐん高度が上がる。
筑波の時と同じシャリバテ状態となり
数回立ち止まりエナジー系を取り込む。
170cm76kgのボデーを山で駆るには
瞬間的に大量の燃料が必要不可欠だ
バナナ・甘味・漢方と連投で勝負に出る
体力を温存したまま御前山に無事登頂
筑波での轍は二度踏まずに済んだ。
下りは整備された登山道を軽快に進む
腐葉土は足を柔らかく包み快適
森は陽射しを遮り新緑が眩しい
風がそよぎ、花々は揺れる
そんな快適な下山は
突然終わりを告げる
登山靴で下る舗装路
90分間のデスロード
アスファルトの峠道は靴底に硬く、
クッション性のない無慈悲な道が
急登で酷使した脚部に爪痕を残した
人は文明の進化と共に土と木から離れ
鉄とアスファルトを手に入れた
登山靴のソールから伝わる感触は
私達が得た強さと、失った優しさ
なのかもしれない
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