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「命のまもりびと」という本。
自身の危機も乗り越えて、NPO法人を立ち上げ、事業の失敗で行き詰まった人々の相談に乗り続けた佐藤久男さん。幼い頃に亡くなったお父さんの、最後の場所の河原で言ったセリフです。
私もこんな気持ちになれるかな。
私の世界にいた人が、向こうの世界に旅立った場所に、初めて行った昨夏のこと。
同じようにお花を1本1本投げた。4年経って、やっと行けた。山の奥の奥だった。
でも、そんなすっきりした気持ちにはなれなかった。いろんな人がいろんなこと言うから、ホントのことがわからないから、自分で警察に問い合わせた。
それでも、やっぱり実感がなかった。ホントにここから旅立ったのかな。
私は何もかもわからない世界に取り残されている。
でも、佐藤さんもその場所へ行くのに六十一年かかったんだ。
私は誰かの役に立つどころか、日々も息切れ、1歩進んで2歩下がる。
のろのろ歩きで、手元足元みていこう。