枯れ木立と更待月

今宵は森が、今冬でいちばん枯れて見えた。
地平線に近い空の緋色が山々を照らしてそう見えていたのかもしれない。
それでもやはり、はっとするほど赤茶けて見えた。

私は、こんな枯れた森が好きだ。
一年でいちばん枯れている山々。

むかしは春の方が好きだったけど、今はこんな枯れた森がすごく心地が良い。
こんなにふうに枯れないと、きっと春はやってこない。

少し高いところに登ってみると、風が山から山へ轟々と縦横無尽に走っている音がする。

富士山からは、煙のような雲が西から東へ棚引いている。

冷たい風に思わず身がすくむ。
この寒気が去ったら春が来るのかな。

コメント

のりさん

やっとコメント欄の扉が開きましたね

いつも素敵な写真をありがとうございます

みぎわ

のりさん

おはようございます。
ご覧いただきまして、ありがとうございます。

コメントのやりとりが、私はうまくできない方で、でも昨夜はうっかり欄を閉じ忘れていたことで、のりさんからコメントをいただき嬉しく思いました。

これからまたお気持ちが向いた時に、ご覧いただければうれしいです。

寒いので、どうか暖かくしてお過ごしくださいね。