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学校登山を経験した事は無いけれども、高校の時に夏の野辺山合宿があったことを思い出した。
合宿といっても美術の学校だったので絵の合宿だったから、のんびりしたものだった。
都立の高校だったからあまり予算がなく、行く前に先生から「宿泊するヒュッテはお食事がちょっと◯◯なので、必ず缶詰とふりかけなど各自で持っていくように!」と言われたことを思い出す。
絵の学校だったからガツガツした感じもなく、みんな子供みたいで、夜は手をつないでUFOを呼んだり、思い思いに過ごしていた。
日中、野外で油絵のキャンバスを立てていると雹が降ってきたことを思い出す。
みんな、自分の絵なんてお構いなしに、キャンバスを傘代わりに頭に乗せていた。
東京生まれの私は、雹は雪やみぞれと同じように冬に降るものだと思っていた。まさか夏に空から氷が降ってくるなんて!
ファンタジーだ!
みんな喜んでいたのを覚えている。
帰り際、私の運動靴がなくなっていた。ナイナイと先生達と探してもらったが、どうも同宿だった小学生が間違って履いて行ってしまったらしかった。私の足は小さいから…みんな笑った。
のんびりとした記憶だ。
中学校の時には修学旅行で志賀高原に行ったけれど、そちらは全く記憶がない。
女子のグループがあり、男女の意識がはっきりとしていた普通科の中学校に、私はまったく馴染めなかった。
(写真は5月1日の富士山)