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https://www.yamareco.com/modules/yamareco/userinfo-933294-data.html
このうち、累積標高(登り)で1000m以上のものが9回ある。
以前の日記で、乗鞍エコーライン(標高差1260m)を登るのに、最低でバッテリー容量320Wh必要で安心のため500Whほしい、と計算した。
https://www.yamareco.com/modules/diary/933294-detail-357918
Sonderの特徴の一つが、480Whという大きめのバッテリー容量だ。
このバッテリー容量の何%を使うと、何メートル登れるかを、実際に走った9回のデータをまとめて分析してみた。
走行距離とバッテリー残量の関係をグラフにした(上の図)。
生データのままではきれいなグラフにならなかったので、以下のデータ処理を施している。
・累積標高の計算法を、ヤマレコ標高グラフの「GPS標高」で計算しなおした
・走行時に低温だった日(5/9)のデータは除外した
・数値が比較的信頼できるバッテリー残量30%以上のデータだけ使った
すると、だいたいきれいなグラフになった。解釈すると・・・
・累積で1000m登ると、バッテリーはおよそ50%に減る。
・詳しく見ると、バッテリー10%の消費で約190m登ることができている。
・乗鞍エコーライン相当の1260mを登るためには、バッテリー66%、つまり480 x 0.66 = 317 (Wh)の電力をつかえばよいという結果になり、以前の日記とよく合う。
・バッテリー100%(480Wh)を使えば、1900m登れることになるが、バッテリー残量30%以下は、あまり信用できない。
・比較的信頼できる100%から30%までを使うとすると、可能な累積標高(登り)は1330mということになる。
・体感で、30%から0%までの電力量は、残量が多いときの10%相当くらいに感ずる。
・その体感を基にすると、Sonderで登ることのできるのは、累積標高で1330 + 190 = 1520m ということになりそうだ。
【結論】Cyrusher Sonder(480Whバッテリー)で登ることができるのは、累積標高(登り)で1520mくらいと計算される。1Whあたりでいうと3.16mの標高差になる。
ちなみにSonderの重量は22kg, 私の体重は68kg, 荷物その他約5kgで総計約95kg。もし総重量が軽ければもっと登れる(反比例)。
こちらはN=1ですが、今日山道を走ってみたところ、およそ6.4km、標高差にして386m登ったところでバッテリーが尽きました。平均勾配は約6%ですかね。もしバッテリーが480Whあれば単純計算では1,425m登れることになりそうです。
測定環境や算出方法もやや異なると思いますが、おおざっぱに見てしまうなら、メーカーによる能力差はそれほどなさそうですね。
たまたま似たような日記を上げようかなと思っていたところだったので、つい便乗でコメントさせてもらいました。お目汚し失礼しました。
コメントありがとうございます。
自転車で上り坂を登れるのは電動アシスト自転車のうれしい点ですよね。
オフタイムの場合も、1Whあたり3mくらいの標高差を登っている計算になるので、Sonderの場合と似た数値ですね。
おそらく、自転車+人+荷物の総重量と、バッテリーから駆動までの効率が似た状況になっているのだと思います。
ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。
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