伊勢若松駅〜大黒屋光太夫記念館〜江島若宮八幡神社〜光太夫モニュメント〜白子駅
《みどころ》
18世紀後半、当時のロシアを初めて紹介した大黒屋光太夫。その幾多の苦難とロシアヘの漂流から帰国までの軌跡を偲びながら歩く約8キロ。まずは伊勢若松駅を起点に、のどかな住宅街を抜ける。塩浜街道沿いをしばらく行くと、左手に伊勢湾、千代崎海岸が見えてくる。コースの中盤から後半にかけ湾、千代崎海岸が見えてくる。コースの中盤から後半にかけて、海岸沿いの道をてくてくと。防風林の松並木が皆同じ方向に傾いているのが、いかにも海岸線の風景といったところ。コース5キロ過ぎあたりに江島若宮八幡神社が。境内には多数の絵馬が奉納されていて、内71面が“絵馬群”として三重県の民俗資料文化財に指定されている。また江戸時代にこの付近が白子港だったことから参道入り口に“江戸両組″の大常夜燈が立っている。コースの終盤にある白子港緑地は光太夫が船出した記念の地。記念のモニュメントと光太夫の波乱に富んだ人生を作品にし、映画化もされた「おろしや国酔夢譚」の作者、井上靖氏の碑が緑地内に。海に突き出た堤防には魚釣りを楽しむ人の姿が目立つ。白子港緑地をあとに、伊勢参宮街道にふさわしい古い民家が並ぶ通りを抜けて、終点の白子駅へ向かう。
《走記》
今日はLSDの一環として近鉄てくてくまっぷ三重−15大黒屋光太夫ふる郷散策コースを走ろうと白子駅まで行ってから、コースを逆に辿って伊勢若松駅に向かうが、千代崎港でコースロスト。本来のコースより北寄りで塩浜街道に出てそのまま北進し、北若松交差点を左折して伊勢若松駅着。ここまでで自宅から80分。
伊勢若松駅をスタートして線路に沿うように南進。車一台分くらいの狭い道だが、スクールゾーンになっているのか、緑にペイントされた路側帯がある。この辺りよく知っている土地勘のある場所だが、地図と実際の道路とを一致させられず、若松小学校の前でしばらく迷う。
小学校前の大黒屋光太夫記念館前を通って塩浜街道に出、街道を海側に渡って千代崎港に向かうが、地図を見誤って少し迷う。
往路でロストしたところは無事通過して一旦塩浜街道に戻って金沢川を渡り再び海側に入って海岸沿いの道に出て南進。
穏やかな波が寄せる深夜の海岸をキロ6分台前半の心地よいペースで進む。伊勢湾の向こうの知多半島あたりの灯りもよく見える。
江島若宮八幡神社から海岸を離れて伊勢街道の面影を残す松並木沿いの道を進んで白子漁港着。紅屋橋東詰からオプションコースが設定されているが、とりあえず本来のコースを進む。
紅屋橋を西に渡って伊勢街道に出て北に戻ってゴールの白子駅東側に着く。
オプションコースを走るため、コースを逆に辿って紅屋橋まで戻り海岸を走る。同じ市内でも普段は田園地を走っているので新鮮。波打ち際まで寄せて800m走って鼓ケ浦海水浴場の監視塔を目印に市街地に向かう。
車で何度もその前は通過したことのある子安観音を正面から見る格好で近づく。その立派な門構えに吸い寄せられて寺内に入る。門には仁王像、本殿右手には三重塔があるなど、こんな立派な寺院だったかと今更驚く。
ここから北進して伊勢街道をたどって白子駅まで戻ってコース終了。
コース上いたるところに大黒屋光太夫記念館をはじめゆかりの像、墓、寺、モニュメントがある。白子の英雄だ。
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