実際に現地に行った方なら、地図を見なくても解けそうな問題ですが。。。。
で、今回の問題は、以下のような理解度があるかを見るテストでした。
�｜録泯繊〇海濃箸γ録涵紊竜�号を理解しているか。
��地図Ｂ 地図の見方が正しく出来ているか。
�Ｃ録泯叩｜録泙傍�されたものから現地を空間的に見る能力があるか。
さらに、基本的な問題なので、全問正解しなかった方は、
地図を読めるとは言えませんので、読図の勉強をした方がいいでしょう。
特に��が出来なかった方は、もし迷った時は非常に危険かと思われます。
なお、地図と写真または現地を見て行う読図テストも考えられます。
【地図と写真】を見ての読図テストは、以下の論文に記されています。
http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/25469/1/K-01811.pdf
これは東京の街中です。興味のある方は、試してみては。
問題と解答は、論文の下の方にあります。
ただし、論文内容は、良く分かりません。。。。。。
【地図と現地】を見ての読図テストは、トレイルオリエンテーリングがいいです。
丁度、明日（10/16）東京の代々木公園で開催されますので興味のある方は参加してみては。
自分も参加予定。
http://www.trail-o.com/20111016.doc
でも、基本、徒歩オリエンテーリングなので、
地図が読めない方は、ちょっと敷居が高いかもだけど、公園の中なので
以下の代々木公園の色付きのOLマップ（これを使用するものと思う）を見てどこがどこだか分かれば、
多分大丈夫と思いますが。
http://www.geocities.jp/GHH06156/2008/20080928YoyogiPO-map.jpg
あと、コンパスの使い方が分からない方は、以下を参考にして下さい。
http://www.yamareco.com/modules/diary/9397-detail-14484
ということで、解答と解説を。
●地図Ａ 蛭が岳から大室山に縦走している途中です。
解答図 http://7maru.ie-t.net/moon/test/L0A1zuA.html
問題� �（赤）地点は、沢ですか尾根ですか？
沢か尾根かは、どちらが高くて、どちらが低いかを見る必要があります。
すなわち、
●地点より★（赤）地点が高ければ、尾根だし、
●地点より★（赤）地点が低ければ、沢になります。
地図中央下側に犬越路隋道のトンネル入り口があり、その横に１０００ｍの
等高線表示があります。
★（赤）の横に１２８８ｍの地点がありますから、
トンネル入り口から１２８８ｍ地点までは登ってます。
さらに★（赤）地点の太い等高線を辿って行くと（黄色線）、１２８８ｍ地点の左側に
回り込んでいます。すなわち、★地点は、１２８８ｍ地点より低い位置にあります。
答え：「沢」
問題�◆�（青）地点は、針葉樹の中、それとも広葉樹の中と予想されますか？
この問題は、あくまでも予測なので、★（青）地点の近くに記された植生の記号と
その周りの植生の記号の分布状況から、推測します。
★（青）地点の近くには「○＿」の広葉樹の記号があります。
また、この周りには、「○＿」の記号しかありません。
答え：「広葉樹の中」
問題��●地点から、★（黒）地点までピークを何回越えますか？
この問題は、地図上でピークとはどのように表現されるかですが
等高線で一番高いところがピークですので、
地図上では、通常、○や楕円形で表記されています。
その真上を道が通過していれば、ピークを越えたということになります。
たとえば、ピークの横の巻き道を進んで行く場合には、
ピークは越えていません。
で、●地点から★（黒）地点までの稜線上を、○や楕円を探していけば
ＯＫです。緑丸がピークになります。
答え：「４回」
問題�ぁ�（黒）地点から、■地点まで何ｍ下りますか？
この問題は、★（黒）地点から■地点まで等高線が
何本あるかを数えます。数えると、８本あります。
さらに等高線の間隔は、何ｍかを調べます。
問題�△猟召芦爾烹隠娃娃娃蹐療�高線があるので、
ここから★（黒）横の１１６４ｍのピークまで１６本あるので
等高線間隔は１０ｍになります。
答え：「８０ｍ」
●地図Ｂ ●地点から■地点まで林道を歩きます。
解答図 http://7maru.ie-t.net/moon/test/L0A1zuB.html
問題�ァ�地点は、進行方向に登ってますか、下ってますか？
まず進行方向は、矢印の方向です。
次に、緑の線上が、尾根か、沢かですが、
尾根なら下り、
沢なら登りです。
地図を良く見ると、緑の丸のところは川です。
したがって、●地点の林道より地図上で上側は、下っています。
なので、緑線が沢だとすると、●地点は丁度稜線上ということに
なるので地形的に不自然です。ということで、緑線は尾根と言えます。
答え：「下っている」
問題�Α�地点から、■地点まで進行方向左側にある大きな沢を何回通過しましたか？
まず、進行方向左側がどちらかを地図上で読み取れなければなりません。
●地点から→方向を見て、進むべき林道の方向が自分の正面になるように
地図をまわします。
これで、左側は、林道に対して緑丸がある側になります。
で、大きな沢を数えていきます（赤線）。
なお、青線の沢は、林道を歩いている場合は、
地図上では沢を通過したとは言えないので省略しました。
答え：「８回」
問題�А�地点から、■地点まで道の分岐は何回ありましたか？
道の分岐とは、進んでいる林道へ他の道が接続している場所のことです。
これは、単純に数えるだけです（黄色丸）。
答え：「５回」
●地図Ｃ ◆（赤）から丹沢山を経由して蛭が岳に縦走しています。
解答図 http://7maru.ie-t.net/moon/test/L0A1zuC.html
問題�─�地点で、★方向から登って来る道は、進行方向に向かって、左側、右側どちらですか？
赤の→方向に進んでいるので、正面に丹沢山へ登って行く道が見えます。
★方向から来る道は、どちらから来ますか？
答え：「左側」
問題��▲（青）地点から、蛭が岳は見えますか？
これは、特に定規を出して斜度を調べての必要もなく
地図を見て、空間的にそのイメージを膨らませれば、
目の前には大きな尾根（赤丸）がどーーーんを行く手を塞いでいますので
蛭が岳は見えず、単に尾根を登る登山道が見えるだけです。
答え：「見えません」
問題��■（赤）地点から、蛭が岳は進行方向に向かってどの方向に見えますか？（例、進行方向に向かって右に４５度）
ここは、下っていますが（現地は鎖地帯）、ほぼ進行方向上の赤の矢印方向に見えます。
答え：「進行方向、ほぼ真正面」
最後に、この問題を考えるのに、実際の山行を想定した時に、
地図を見て、何をそこから読めばいいかを実戦形式で考えた問題です。
今回の問題が出来れば、基本的に山行では、地図が読める感じかと。
で、この問題が全問正解の方でも、道に迷い、脱出困難な状況に陥るという現実もあると思います。
この場合に、現在位置を見つける技術力という点を題材にした問題も考えてみたいなあとも。
でも、この場所の選定がなかなか難しい。。。
ただ、ネットや本で道迷いの実例を読んでいると、だいだい迷う原因の多くは
ある何点に絞られるので、ここを加味した問題構成かなと思ってます。
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