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ルートID: r763 上級 1泊2日 奥秩父 2017年10月

鶏冠尾根から甲武信ヶ岳と雁坂嶺[バリエーションルート]
とさかおね / こぶしがたけ / かりさかれい

濃い緑山行に最も適した時期 薄い緑山行に適した時期
1月
2月
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4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
快適な岩稜と岩峰を越えて登る甲武信ヶ岳。今回は甲武信小屋に泊まって雁坂嶺にも登る周回コースにしました。
※2017年10月01日更新
ルート長21.3km
登り標高差1373m
下り標高差1373m
行程概要: 西沢渓谷入口バス停(1109m) → ねとりインフォメーション → 近丸新道登山口 → 徳ちゃん新道登山口 → 二俣吊橋 → 鶏冠谷出合 → チンネノコル → 第二岩峰(1986m) → 第三岩峰(山梨100名山標柱) → 鶏冠山(2115m) → 2177地点(2177m) → 木賊山(2468.6m) → 甲武信小屋(2360m) → 甲武信ヶ岳(2475m) → 甲武信小屋(2360m) → 木賊山まき道分岐 → 破風山避難小屋(2074m) → 破風山(2318m) → 東破風山(2260m) → 雁坂嶺(2289.2m) → 雁坂峠(2082m) → 井戸ノ沢出合(1700m) → 沓切沢出合 → 沓切沢橋 → 雁坂峠登山道入口

【奥秩父東部】鶏冠尾根から甲武信岳と雁坂嶺の詳細解説

\ おすすめポイント /
  • 岩稜好きにおすすめできる鶏冠尾根
  • 素晴らしい展望
  • 日本百名山
モデルプラン
1日目
歩行時間:8時間20
道の駅みとみ〜西沢山荘〜鶏冠尾根〜鶏冠山〜木賊山〜甲武信小屋
2日目
歩行時間:6時間20
甲武信小屋〜甲武信ヶ岳往復〜破風山〜雁坂嶺〜雁坂峠〜沓切沢橋〜道の駅みとみ
計画書提出先 山梨県警察本部または日下部警察署地域課
※登山口に登山計画書提出ポストあり
宿泊 甲武信小屋 090-3337-8947
※11月末まで営業。
https://secure.kobushigoya.net/
交通 JR中央本線塩山駅より山梨交通バス(西沢渓谷入口行き:1,210円)にて西沢渓谷入口バス停へ。
駐車場 西沢渓谷入口・道の駅みとみに無料駐車場あり
アドバイス 鶏冠尾根出合の渡渉には十分注意をすること。
鶏冠尾根の各岩峰の通過は転落に要注意。
特に第3岩峰の通過には細心の注意を払い自信がなければ巻道を通ること。
しっかりとした経験豊富なリーダーがいれば初級〜中級者向けのいいトレーニングができる。
サブコース 鶏冠山までの日帰りも可能。
※鶏冠尾根の下降には十分注意すること。
エスケープルート 特になし。
入浴 《みとみ笛吹の湯》
三富温泉の外れに日帰り入浴施設。手軽に入れるのが嬉しい。
http://www.yamanashishi-kankou.com/
おすすめ周辺情報 《原茂ワイン》
創業1924年の老舗。大きな規模ではないが良質のワインを生産している。
http://www.haramo.com/
《勝沼醸造》
ワイナリーツアーあり。プリペイドカードを使ってワインの試飲ができる。
http://www.katsunuma-winery.com/
《中華そば おかめ》
昔ながらの中華そばが人気の店
https://goo.gl/maps/a9qGoxUrTQJ2
《民芸茶屋 清水》
猪肉のほうとうがおすすめ。
https://goo.gl/maps/UwcXqpftUHL2
1
ループ橋下には市営の無料駐車場がある。
幾つかの駐車場があるので満車で困ることはないだろう。
2
車道(一般車通行止め)を歩き西沢渓谷入口を目指す。
3
正面にはこれから登る鶏冠尾根が見える。
4
ネトリ広場を通過。
ここに登山ポストがある。
5
二俣の吊橋を渡る。
霜が下りた時などは滑るので注意しよう。
6
吊橋を渡るとすぐに鶏冠山方面の分岐だ。
ここを右に折れて沢沿いに進む。
7
河原を5分ほど遡ると渡渉地点。
正面に道標があるが周辺で渡りやすい場所を見つけよう。
8
わずかに鶏冠沢を進み右岸から鶏冠尾根への踏跡に入る。
9
尾根に乗り上げるまでは急登が続く。
踏跡は明瞭なので迷うことはないだろう。
10
尾根に乗り上げるとさらに急登が続く。
設置されているロープの使用は劣化等で切れる事があるので最小限にとどめよう。
11
チンネノコルに到着。
登攀具を持参していればここで装備を整えたい。
12
岩稜上に出れば一気に視界が開ける。
乾徳山・黒金山方面。
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まもなく第1岩峰。
ここは鎖が設置されており傾斜も緩いので難しくない。
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これから登る岩峰を視界に捉えながら進む。
第2岩峰へはいったんギャップへ急降下する。
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続く第2岩峰も鎖を使って登る。
左手に見えるフィックスロープは使わないこと。
16
高度感満点の登りだ。
17
しばらく進むと第3岩峰の基部に到着する。
巻道(迂回路)は右手に続いている。
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第3岩峰を登る場合には左手のピナクル下から取付く。
松ノ木テラスまで上がりフェースを直上する。通常であればロープ使用が望ましい。
19
第3岩峰からは尾根を進む。
巻道と合流してしばらく進めば鶏冠山の山頂だ。
20
ここからが鶏冠尾根の大変なところ。
しばらくは明瞭な踏跡を追って尾根上を進む。
21
やがて石楠花の密林に突入する。
体力を消耗する藪漕ぎが待っている。
22
部分的にしっかりとした踏跡が現れる。
リボンが多く巻かれているが基本的に尾根上から外れることはない。
23
2,177mのピークを越えると苔むした奥秩父らしい道となる。
24
木賊山の直下はシラビソの樹林帯となる。
踏み跡は明瞭だ。
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木賊山に到着。
鶏冠尾根は下部の岩峰群よりも上部の藪や距離の長さが大きなポイントになる。
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木賊山より20分ほど下れば甲武信小屋に到着。
今日はここで1泊する。
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夕食は評判のいいカレーライス。
これを目当てに泊まりに来る人もいるほどだ。
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翌朝。
御来光を眺めながら甲武信ヶ岳山頂を往復しよう。
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朝陽に浮かびあがる富士山。
30
20分ほどの登りで甲武信岳の山頂に到着する。
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甲武信小屋に戻り雁坂峠に向けて歩き出す。
立ち枯れが進む尾根上の疎林帯を進む。
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破風山避難小屋。
素晴らしいロケーションに建つ綺麗な避難小屋だ。
悪天候時などでの利用価値は高い。
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破風山への登り。
2日目の中で唯一と言っていい急登だ。
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樹林帯に入ると破風山(西破風山)に到着だ。
山頂からの展望はない。
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東破風山を通過して緩く下ると雁坂嶺への登りが始まる。
立ち枯れた樹林帯を進むが破風山への登りほどきついくはない。
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雁坂嶺に到着。
ベンチが設置されているが展望はいまひとつだ。
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雁坂嶺からは笹原を交えながら気持ちの良い稜線を下っていくと雁坂峠に到着だ。
日本三大峠(雁坂・針ノ木・三伏)のひとつ。
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峠からは笹原のジグザグ道をしばらく下る。
39
樹林帯に入ると渡渉を繰り返す。
苔で滑っているので注意が必要だ。
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林道に出れば沓切沢橋に到着する。
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あとは林道をひたすら下れば西沢渓谷入口の駐車場に到着する。
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【入浴】
「みとみ笛吹の湯」は三富温泉の外れに日帰り入浴施設。手軽に入れるのが嬉しい。
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【おすすめ周辺情報】
勝沼と言えばワイン。
「原茂ワイン」は創業1924年の老舗。大きな規模ではないが良質のワインを生産している。併設されているレストランも美味しく満足できる。
44
【おすすめ周辺情報】
「原茂ワイン」
お車やアルコールが苦手な方には「葡萄ジュース」がおすすめ。
45
【おすすめ周辺情報】
「勝沼醸造」では気軽にワインの試飲ができる。
46
【おすすめ周辺情報】
「中華そば・おかめ」は昔ながらの中華そばが人気の店。
47
【おすすめ周辺情報】
「民芸茶屋清水」では猪肉のほうとうがおすすめ。
※上記の情報は記事更新日(2017年10月01日)時点の情報です。最新の情報については、出発前に現地の各関係機関にお問い合わせいただく事をおすすめします。

※本記事内にて各山域に生息する動植物の紹介を行う場合がありますが、自然保護区域への立ち入りや希少生物の採取・捕獲・譲渡・販売等は、法令により禁じられています。多くの方が自然を楽しみながら登山ができるよう、動植物の保護にもご協力ください。
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