アルプス4000m峰(ゲーゲケ版)
ヨーロッパ
モンテローザ/シュヴァルツホルン(Monte Rosa Schwarzhorn) / コルノ・ネロ 、Corno Nero (伊)
最終更新:ベルクハイル
基本情報
標高 | 4321m |
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場所 | 北緯45度54分53秒, 東経07度51分42秒 |
モンテローザという山は、スイス中南部のヴァリス(Wallis/Valais)山群の最高峰であるとともに、スイスとイタリアの国境稜線上に位置する山である。
モンテローザは一つの山というより、巨大な山塊であり、モンテローザ山塊(Monte Rosa Massif)とも呼ばれる。
モンテローザの主稜線は、北東から南西方向走向をもつ、5kmほどの長い稜線である。その主稜線には多数のピークがある。
主稜線上の主要なピークを北東側から順に述べると、ノルトエント(Nordend;4609m)、ディフイールシュピッェ(Durfourspitze;4634m/主峰)、ツムシュタインシュピッツェ(Zumsteinspitze;4563m)、ジグナールクッペ(Signalkuppe;4556m)、パロットシュピッツェ(Parrotspitze;4432m)、ルートヴィッヒスヘーエ(Ludwigshohe;4341m)、シュヴァルツホルン(Schwarzhorn;4321m)、バルメルホルン(Balmenhorn;4167m)、ヴァンサンピラミッド(Venscent Pyramide;4215m)などのピークが挙げられる(文献1)、(文献2)、(文献3)。
この項ではモンテローザ山塊の一峰である、シュヴァルツホルン(Schwarzhorn;4321m)ピークについて説明する。
シュヴァルツホルンは、モンテローザ山塊のうち、南西部にあるピークであり、イタリア側に属している。ルートヴィッヒスヘーエ(Ludwigshohe;4341m)ピークからイタリア側へ分岐している大きな支稜上、ルートヴィッヒスヘーエとヴァンサンピラミッド(Venscent Pyramide;4215m)との間に位置する。ルートヴィッヒスヘーエからは、直線距離で約300mの位置にある。
このピークは、イタリア語では、“Corno Nero“ (コルノ・ネロ)と呼ばれる(文献1)、(文献2)、(文献3)。
シュヴァルツホルン(Schwarzhorn)という山の名前はドイツ語で「黒い峰(黒っぽい山)」を意味し、その名のとおり、山頂部が岩峰状で、特に東側が雪で覆われていないため、黒っぽく見える(文献1)。
また、シュヴァルツホルン(Schwarzhorn)という、シンプルな山の名前は、ヨーロッパアルプスでは非常に良く使われており、スイスやドイツには、同名の山が多数ある(文献2)。
従ってウイキペディア英語版では、他の同じ名の山と区別するため、“Schwarzhorn(Monte Rosa Massif)” という項目名となっている。またスイス政府のインターネット地形図では、”Schwarzhorn”ではなく、イタリア語名の”Colno Nero” と表記してある。
このピークの初登頂は、 1873年8月に、 M. Maglionini, A. de Rothschild, P. Knubel(guide) , N. Knubel(guide) , E. Cupelin(guide)、及び数名のポーターによるパーティによって達成された(文献1)、(文献2)(文献3)。
このピークの標高は、文献によって一定していない。
(文献1)では、4322mと記載されている。(文献2)では、4321mと記載されている。(文献3)では、4322mと記載されている。またスイス政府のインターネット地形図では、4321mと記載されている。
シュヴァルツホルンへの一般的な登攀ルートについて(文献1)と、一部(文献3)に基づいて説明する。
基本的には途中までは、隣接するジグナールクッペ(Signalkuppe)や、パロットシュピッツェ(Parrotspitze)への登攀ルートと同じである。
具体的には、まずイタリア側のリゾート地、アラーニャ(Alagna;1200m)からロープウエーを使い、プンタ・インドレン(Punta Indren;3260m)に至り、ここからスタートする。
ここから氷河、モレーンを登って、ニフェッティ小屋(Rif. Gniffity;3650m)に至り、一泊する。
小屋からは、北へと氷河上を登高して、ルートヴィッヒスヘーエの手前から東へと向かい、短いがやや険しい氷雪と岩の北西面を登攀して、シュヴァルツホルンの山頂に至る。
(文献3)によると、この北西面は、最大斜度 50度の氷雪面であり、登攀のピッチグレードは、PD(+)である。
※ 本稿は、「アルプス4000m峰登山ガイド」リヒャルト・ゲーゲテ著、島田 訳、山と渓谷社 刊 (1997)(文献1)、ウイキペディア英語版の、“Schwarzhorn(Monte Rosa Massif)” の項(文献2)、ウイキペディアイタリア語版の”Corno Nero((Alpi Pennine)” (文献3)、及び、ウイキペディア英語版の、"Monte Rosa" の項(文献4)を参照して記載した。
※ ウイキペディア英語版の、シュヴァルツホルン “ Schwarzhorn(Monte Rosa Massif)” の項
https://en.wikipedia.org/wiki/Schwarzhorn_(Monte_Rosa_Massif)
※ ウイキペディア イタリア語版の、コルノ・ネロ “ Corno Nero(Alpi Pennine) ” の項
https://it.wikipedia.org/wiki/Corno_Nero_(Alpi_Pennine)
※ ウイキペディア英語版の、モンテローザ ”Monte Rosa” の項
https://en.wikipedia.org/wiki/Monte_Rosa
モンテローザは一つの山というより、巨大な山塊であり、モンテローザ山塊(Monte Rosa Massif)とも呼ばれる。
モンテローザの主稜線は、北東から南西方向走向をもつ、5kmほどの長い稜線である。その主稜線には多数のピークがある。
主稜線上の主要なピークを北東側から順に述べると、ノルトエント(Nordend;4609m)、ディフイールシュピッェ(Durfourspitze;4634m/主峰)、ツムシュタインシュピッツェ(Zumsteinspitze;4563m)、ジグナールクッペ(Signalkuppe;4556m)、パロットシュピッツェ(Parrotspitze;4432m)、ルートヴィッヒスヘーエ(Ludwigshohe;4341m)、シュヴァルツホルン(Schwarzhorn;4321m)、バルメルホルン(Balmenhorn;4167m)、ヴァンサンピラミッド(Venscent Pyramide;4215m)などのピークが挙げられる(文献1)、(文献2)、(文献3)。
この項ではモンテローザ山塊の一峰である、シュヴァルツホルン(Schwarzhorn;4321m)ピークについて説明する。
シュヴァルツホルンは、モンテローザ山塊のうち、南西部にあるピークであり、イタリア側に属している。ルートヴィッヒスヘーエ(Ludwigshohe;4341m)ピークからイタリア側へ分岐している大きな支稜上、ルートヴィッヒスヘーエとヴァンサンピラミッド(Venscent Pyramide;4215m)との間に位置する。ルートヴィッヒスヘーエからは、直線距離で約300mの位置にある。
このピークは、イタリア語では、“Corno Nero“ (コルノ・ネロ)と呼ばれる(文献1)、(文献2)、(文献3)。
シュヴァルツホルン(Schwarzhorn)という山の名前はドイツ語で「黒い峰(黒っぽい山)」を意味し、その名のとおり、山頂部が岩峰状で、特に東側が雪で覆われていないため、黒っぽく見える(文献1)。
また、シュヴァルツホルン(Schwarzhorn)という、シンプルな山の名前は、ヨーロッパアルプスでは非常に良く使われており、スイスやドイツには、同名の山が多数ある(文献2)。
従ってウイキペディア英語版では、他の同じ名の山と区別するため、“Schwarzhorn(Monte Rosa Massif)” という項目名となっている。またスイス政府のインターネット地形図では、”Schwarzhorn”ではなく、イタリア語名の”Colno Nero” と表記してある。
このピークの初登頂は、 1873年8月に、 M. Maglionini, A. de Rothschild, P. Knubel(guide) , N. Knubel(guide) , E. Cupelin(guide)、及び数名のポーターによるパーティによって達成された(文献1)、(文献2)(文献3)。
このピークの標高は、文献によって一定していない。
(文献1)では、4322mと記載されている。(文献2)では、4321mと記載されている。(文献3)では、4322mと記載されている。またスイス政府のインターネット地形図では、4321mと記載されている。
シュヴァルツホルンへの一般的な登攀ルートについて(文献1)と、一部(文献3)に基づいて説明する。
基本的には途中までは、隣接するジグナールクッペ(Signalkuppe)や、パロットシュピッツェ(Parrotspitze)への登攀ルートと同じである。
具体的には、まずイタリア側のリゾート地、アラーニャ(Alagna;1200m)からロープウエーを使い、プンタ・インドレン(Punta Indren;3260m)に至り、ここからスタートする。
ここから氷河、モレーンを登って、ニフェッティ小屋(Rif. Gniffity;3650m)に至り、一泊する。
小屋からは、北へと氷河上を登高して、ルートヴィッヒスヘーエの手前から東へと向かい、短いがやや険しい氷雪と岩の北西面を登攀して、シュヴァルツホルンの山頂に至る。
(文献3)によると、この北西面は、最大斜度 50度の氷雪面であり、登攀のピッチグレードは、PD(+)である。
※ 本稿は、「アルプス4000m峰登山ガイド」リヒャルト・ゲーゲテ著、島田 訳、山と渓谷社 刊 (1997)(文献1)、ウイキペディア英語版の、“Schwarzhorn(Monte Rosa Massif)” の項(文献2)、ウイキペディアイタリア語版の”Corno Nero((Alpi Pennine)” (文献3)、及び、ウイキペディア英語版の、"Monte Rosa" の項(文献4)を参照して記載した。
※ ウイキペディア英語版の、シュヴァルツホルン “ Schwarzhorn(Monte Rosa Massif)” の項
https://en.wikipedia.org/wiki/Schwarzhorn_(Monte_Rosa_Massif)
※ ウイキペディア イタリア語版の、コルノ・ネロ “ Corno Nero(Alpi Pennine) ” の項
https://it.wikipedia.org/wiki/Corno_Nero_(Alpi_Pennine)
※ ウイキペディア英語版の、モンテローザ ”Monte Rosa” の項
https://en.wikipedia.org/wiki/Monte_Rosa
山頂 |
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付近の山
- [0.2km] モンテローザ/ルートヴィッヒスヘーエ(4341m)
- [0.3km] モンテローザ/バルメンホルン(4167m)
- [0.8km] モンテローザ/ヴァンサンピラミッド(4215m)
- [0.9km] モンテローザ/パロットシュピッツェ(4432m)
- [1.1km] モンテローザ/プンタジョルダーニ(4046m)
- [1.8km] モンテローザ/ジグナールクッペ(4554m)
- [2km] モンテローザ/ツムシュタインシュピッツェ(4563m)
- [2.2km] リスカム(4533m)
この場所を通る登山ルート
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