御在所岳(本谷)〜国見岳(国見尾根)


- GPS
- --:--
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 766m
- 下り
- 832m
コースタイム
不動滝手前の二俣(9:15/9:30)〜大黒岩(10:35/11:30)〜国見岳(12:20/12:50)〜岳不動分岐(13:15/13:30)〜
北谷・籐内小屋(14:15/14:25)〜裏道登山口(14:50)〜駐車位置(15:10)
天候 | 無風 快晴 御在所・国見岳山頂部は約1mの積雪。 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車止ゲート手前に駐車する。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
数日の好天のせいか、スカイライン上の雪は全て消えている。 コース上はかなりの雪で、アイゼンは必要。 国見尾根は1m程の雪、ツボ足ではつらいかも。 |
写真
感想
スカイライン上の雪はすべて消えているが、山中は雪が多いと判断されるので、
御在所山の家ベンチで身支度を整えて本谷へ入る。
谷底へ降りると岩に積もった雪が凍って滑りやすくなっている。うかつに踏み出すとバランスを崩し危険だ。
ルートを確認しつつ、ふと見上げると目指す大黒岩が樹林の上から覗いている。
慎重に岩を選んで、危険な時は捲き道をしながらやっとの思いで不動滝に到着。
流れが細いためほとんどが凍った状態だ。
気温が高いので、薄着になって行く。水を補給して高捲きするため右岸山腹へ。
二俣に出た後は、傾斜が増した右俣へ。凍結して危険な所は概ね左岸へ高捲きして逃げる。
徐々に雪面が固くなってくるのでアイゼンがほしいが、腰を降ろす場所がない。
再び二俣になる頃、乾いた岩に出たのでさっそく小休止を兼ねてアイゼンを付け、不動滝へのルート・左俣の右岸へ取りつく。
しかし、今日は雪が岩壁を覆い、凍結しているためトラバースも危険な状態。
慎重にスタンス、ホールドを探って何とか通過する。
その後は、小気味良くアイゼンを効かせて高度を稼ぎ、大黒滝を高捲きしゴルジュ帯に出る。所々に見事な氷結が見られる。
ゴルジュ帯は無積雪期よりもさらに大きく高捲きした後、谷底へ降りる。
幅が狭まり、傾斜を増した谷の行く手を大岩が遮る所は非常に苦労する。
岩が凍結し、ホールドもスタンスも得られない状態だ。仕方なくわずかに戻り、右側の樹林を頼りに強引に捲く。
谷が明るくなるとそろそろ詰めの部分だ。
固い雪面にアイゼンが効いてくれるが、増々傾斜がきつくなり苦しい登りが続く。
大黒岩への枝尾根には雪が深く近づけないので、谷の末端まで詰めて、樹林を頼りにここも力ずくで取りつく。
深い雪を踏んで枝尾根をわずかに戻り大黒岩に立つと素晴らしい展望だ。
無風で快晴、春のように暖かい。眠くなるような岩の上で昼食タイムの大休止だ。
大休止の後、山上公園の樹氷や北アルプス等の大展望を楽しみながら、快調に
国見峠まで下るが、トレースは裏道沿いに伸びるのみで国見岳方面にはついていない。
ササのブッシュを覆い隠すほどの積雪の中、覚悟を決めて県境尾根に踏み込む。
気温が上がり、緩んだ雪面はアイゼンが効かず所々膝まで没する中をラッセルのアルバイトだ。
石門のザレを過ぎ灌木の尾根の出ると、夏はくぐった灌木が今は目の高さだ。
積雪1mほどだろうか。やっとの思いで国見岳山頂に出ると相変わらずの展望の良さだ。
展望を兼ねたコーヒータイムの後は国見尾根へ。
輪かんじきを付けて分岐を東へ踏み込む。
深い雪もさほど気にならず、かんじきの威力を感じつつ樹林中を下るとゆるぎ岩に出る。
続いて岳不動への分岐に出る頃、ザレの岩場が続くのでここでアイゼンに履き替える。
衝立岩を捲く頃から傾斜が増し、滑るように下るとやがて尾根を南側へ折れ、山腹の急降下に変わる頃
徐々に雪が浅くなり、所々ぬかるみを下る。
左から沢音が聞こえるようになり、傾斜がゆるむと間もなく尾根を抜け、北谷に出会い藤内小屋に到着。
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