縦走したくなる額取山・厳かな霊山 東北の山巡り一日目
- GPS
- 04:00
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 883m
- 下り
- 853m
コースタイム
天候 | 曇り後薄日 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
磐越自動車道「猪苗代磐梯高原IC」降車、 国道49号線を東進(約7km)、右折して県道9号線に入り 猪苗代湖岸を約6km南下 交差点を左折後、道なりに約7kmで 御霊櫃(ごれいびつ)峠です あまりにも風が強かったのでコースを変更 峠を通過し、県道29号線に入り約6km北上し 交差点を左折、道なりに林道を約2km入った「滝登山口」から登りました 少し先の林道終点広場には広い駐車スペースがあります 【霊山】 国道4号線を約20km北上 交差点を右折し、県道39号線、県道269号線を経て 国道115号線に入り約5km先で左折 「子どもの村」駐車場を過ぎて道なりに行くと 登山口前に広い駐車場とトイレ完備 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【額取山】 標識は良く整備されています 特に危険箇所はありません 【霊山】 奇岩怪石の岩峰ですが 危険箇所には鎖が張られ、良く整備されています 切れ落ちた大岩上から覗き込むのは自己責任だと思います |
その他周辺情報 | 駐車場のすぐ下に「紅彩館」があります 温泉ではないようですが、ゆったり休憩でき、 熱めのお風呂で温まりました http://kodomo-ryozen.org/kousaikan/ |
写真
感想
天気予報を信じて出かけて来たものの、猪苗代湖に近づくに連れ
湖面を渡る風が鉛色の湖を酷く波立たせて吹いています。
猪苗代湖と郡山を隔てる尾根が額取山(安積山)でした。
この付近を通る度に、幾度となくCLから額取山の名を聞いていましたが
御霊櫃峠へのヘアピンカーブを登るに連れ、ようやく額取山の位置が
頭の中の地図に描けて来ました。
峠は見晴らしが良く、言い換えれば物凄い吹き晒し状態、
停めた車まで、時折急風に煽られ、がたがたと揺れる始末。
とても、遮る木々のない烈風の中を尾根伝いに行く気持ちになれず
数分後には峠を郡山方面に下り始めていました。
ヤマレコで、別コースの記録も読んでいたのが幸いし、
登山口までの林道に不安はあるものの
樹林帯に守られる山腹からの方が遥かに、体温を奪われず安心。
車を走らせると、林道入口に「滝登山口」と標識が出ており
未舗装ながらもそんなに酷い道でもなく(細いので擦れ違いは大変)
登山口に辿り着けただけで一安心。
今考えてみるとこのアクセスの変更だけで
額取山登山の九割が成功していたと思うほど。
予想通り、稜線までは川音が微かに響く程度の静かな樹林帯の登り。
尾根歩きになると梢を渡る風の音が格段に強まっては来ましたが
吹き曝しの小灌木帯は峠から尾根歩きをするよりほんの僅かな距離。
山頂の烈風が一層身に凍み、5分と居たたまれず下山開始。
穏やかに晴れた日に峠から、大将旗山を経て縦走したなら、
さぞや素晴らしい里山歩きだろうにと思うと、残念でたまりません!
下る途中、山頂に向かう幾人もの人に行き会いました。
明日は霊山へ向かうという、東北百名山を訪ねる旅の方ともお話しでき、
冬の嵐の厳しさを少し人の温もりで温めて頂いた気がします。
小野嶽も予定されているというお話で
余計なお世話と思いつつ、標高も高く、積雪の可能性もあり、
止めておいた方がと申し上げました。失礼しました。
気分一新、霊山町に向かいますが、高速を使っても30分程の時短。
下道をのんびり走っていると、月舘町で「女神山」なる登山口を発見。
案内板を見ると僅かな時間で往復出来るようです。
心がぐらつきますが、ここは我慢して登山口を後にしました。
多分もうここを通ることは二度とないと思うと心が残ります。
少し雲が高くなり、時折薄日も射すかのような霊山は
文字通りの霊の宿るような奇岩怪石の山、厳かな気配に満ちた山でした。
黄葉も幾分盛りを過ぎた平日の昼下がり、
静かな駐車場は広さゆえに一層がらんとしています。
こんな雰囲気が元々好きな自分ですから、ゆったり出発。
自分だけかと思ったら他にもちらほら登山者を見かけました。
黄葉の最盛期はさぞや賑わっただろうと思います。
危険な岩場はしっかり手摺り、鎖で整備され、登山と言えない位ですが
大勢の方が登られるので、有難い配慮と思います。
下山後は、紅彩館の熱めのお風呂でとても身体が温まりました。
明日は天気が怪しいのですが、岩岳、蛤山、青麻山を予定しています。
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