【バリエーション】笹子雁ケ腹摺山 東峰南尾根〜小路沢左岸尾根

2016年11月20日(日) [日帰り]

• GPS: 05:49
• 距離: 11.1km
• 登り: 1,192m
• 下り: 1,123m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:12
• 休憩: 0:35
• 合計: 5:47

7:10 笹子駅
7:21 7:25 南尾根取付点
7:53 7:53 鉄塔No10
8:33 8:43 AL1109m(岩場手前)
9:27 9:30 東峰
9:39 9:44 お坊山
9:53 9:54 トクモリ
10:14 10:14 米沢山(ヤダイロ)
10:35 10:36 展望台
11:13 11:22 笹子雁ヶ腹摺山
11:50 11:52 鉄塔No65(笹子峠分岐)
12:29 12:29 鉄塔No71
12:57 日影BS

天候

晴天

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

高尾614-706笹子
日影1316(ダイヤ1312)-バス-1320甲斐大和1358-1451高尾

コース状況／危険箇所等

東峰南尾根
　林道取付き点(巡視路ポール)からは作業道のようでやや荒廃気味、作業用？の紛らわしいテープもあり慎重に。二基目の堰堤まで左岸、堰堤を越えたらすぐ渡渉し右岸へ、渡渉した辺りがヤブ気味で踏み跡も薄いですが右岸に沿って高巻くように登り、三基目の堰堤の滝を右上に見たら左上に折り返し沢を離れ尾根を目指して行きます。鉄塔No10からは明瞭な尾根の登りですが、この時期は落葉が深く踏み跡を隠し滑るため想定外に足に負担がかかりました。

東峰〜鉄塔No65稜線
　一般ルートにつき道標はありますが、旧い道標が「大鹿峠」を指しているものが多くあり、事前に位置関係を押さえる必要があります。米沢山からの下降では、1300m付近の鎖場が岩が脆く落葉でスタンスが見えないため要注意です。鉄塔No209を過ぎると、小路沢ノ頭へ向かう「尾根道」とトラバースする「新道」に分岐します。標高差のない「新道」が楽ですが、片側が切れ落ちてますので雨天時は要注意です。

小路沢左岸尾根
　送電線巡視路につき踏み跡は明瞭ですが、道標はなく巡視路ポールのみです。ほぼ地形図の破線どおりですがNo69、75は少し外れるため、事前に”みん足"などの書き込み等を推奨します。

その他周辺情報

帰路は運よく日影BSからのバスに乗れました。所要5分、舗装路歩きでは20分です。甲斐大和駅を通る天目行は13:12と15:51ですが、塩山行(13:56、16:22)でも次の笹子峠入口BSまで乗れば国道20号がすぐです。

写真

11/20 7:09

笹子駅。11月は3週連続の利用になりました。

11/20 7:10

駅から国道20号へ出てJRのガードをくぐります。

11/20 7:12

地形図にある変電所を過ぎ・・・、

11/20 7:14

右手に見える日向橋を渡ります。

11/20 7:15

緩やかに登り、

11/20 7:17

中央道をくぐります。

11/20 7:21

いつもは笹子トンネルめがけ急いでる道。

11/20 7:22

沢を渡る手前が取付き点。

11/20 7:21

巡視路ポール。(No9と10)

11/20 7:25

7:25で約12℃、暑いぐらいなので本格的な登りに備え軽装に。(長袖アンダー＋Tシャツ)

11/20 7:30

樹林のなか暗い道、沢沿いで冷んやりです。

11/20 7:31

作業道の雰囲気。

11/20 7:35

二基目の堰堤を過ぎると巡視路ポール。(No9と10)

11/20 7:35

すぐに渡渉点。向こうはややヤブ気味、沢沿い(写真右)に進みます。

11/20 7:39

植林地で沢を高巻くイメージ。

11/20 7:39

振り返ったところ。

11/20 7:42

三基目の堰堤にかかる滝がみえたら、写真のストックの方向へ登り返し。

11/20 7:43

巡視路階段がありました。

11/20 7:53

鉄塔No10。7:53/AL820m

11/20 7:55

ここからは明瞭な尾根道。落葉積もる急登。

11/20 7:56

巡視路ポール。

11/20 8:06

二股の木。8:05/AL900m

11/20 8:22

南尾根に乗ります。8:19/AL1000m

11/20 8:27

南尾根を北上。ビニルテープの木。

11/20 8:33

本日初めての紅葉ポイントにつき、腹ごしらえ。8:33/AL1100m

11/20 8:47

露岩帯。AL1109m付近。左から巻いて岩にのります。

11/20 8:54

謎の雲。8:54/AL1200m

11/20 9:11

東峰はもうすぐ。9:10/AL1300m

11/20 9:23

いつのまにか秀麗。

11/20 9:27

頂上が見えてきました。

11/20 9:28

東峰。

11/20 9:33

お坊山〜大鹿峠の稜線に合流。

11/20 9:35

北東側、甲州アルプスの峰々。

11/20 9:35

続いて滝子山。

11/20 9:40

お坊山。

11/20 9:42

甲府盆地は雲海。彼方に白峰三山と甲斐駒。

11/20 9:43

八ヶ岳も。

11/20 9:46

秀麗。

11/20 9:54

トクモリ。

11/20 9:55

9:55で約14℃(AL1412m)ながら風吹くと肌寒いので、ウェアリングにまよいます。

11/20 10:07

米沢山は偽ピークが3つぐらいあり結構クセ者。

11/20 10:14

米沢山。

11/20 10:21

米沢山の下り、AL1300m辺りの鎖場、斜度あり岩脆く要注意。

11/20 10:23

振り返ったところ。

11/20 10:36

展望台(AL1248m付近、笹子TNと新笹子TNの間のピーク)。おそらく登ってきた南尾根を望みます。

11/20 10:41

目指す笹子雁ケ腹摺山を望む。

11/20 11:06

巡視路ポール。

11/20 11:09

笹子雁ケ腹摺山。

11/20 11:31

巨大鉄塔No209。

11/20 11:34

たぶん本日見納めの富士山。(露出補正し過ぎです)

11/20 11:35

小路沢ノ頭への手前にあった分岐。登りがシンドいので"新道"へ。

11/20 11:46

南斜面を切り取ったトラバース路が続きます。斜度はありませんが、肩幅くらいしかないので要注意。

11/20 11:48

鉄塔No64。

11/20 11:50

笹子峠〜小路沢ノ頭ルートに合流。正面の丘の向こうに鉄塔No65。(白飛びしてしまい見えませんがそびえています)

11/20 11:54

丘の上から振り返ったところ。

11/20 11:55

鉄塔脇から北西方向の巡視路へ、軽快な尾根道。

11/20 11:57

岩場はここだけ。ただし北斜面で踏まれていないため苔が滑るので要注意。

11/20 11:59

岩を乗り切れば再び尾根道。

11/20 12:02

鉄塔No66。

11/20 12:06

ここが目印。

11/20 12:08

巡視路ポール。No68へ。

11/20 12:13

鉄塔No68は基部に下りずに巡視路から。

11/20 12:16

鉄塔No69。地形図の破線路から西に外れて基部まで下ります。

11/20 12:18

破線路は尾根道なので復帰せず、送電線下のNo70までの巡視路を歩きます。

11/20 12:19

巡視路ポール。(No69と70)

11/20 12:20

巡視路ポール。(No71と70)　地形図のAL1000m付近で破線路が北西に送電線を離れる地点。No70は谷あいにあるためスルーし写真中央の木の左を直進。

11/20 12:26

ひたすら尾根道。

11/20 12:28

鉄塔No71。

11/20 12:32

鉄塔No72。

11/20 12:34

鉄塔No73。

11/20 12:37

鉄塔No74。松浦本では基部に下りて東→西と塔北側を回り込むルートが書かれてますが、

11/20 12:38

ここでは塔手前の分岐を北北西へ下ります。地形図の破線どおり。

11/20 12:42

少し下で塔北側からの道と合流。(振り返ったところ。下りて来た道はストックの方向)

11/20 12:45

ここがルート上で唯一変化ある地形。AL800m辺りで谷合いを大きく西に迂回するところ。

11/20 12:47

少しヤブ気味。

11/20 12:48

本日最後の鉄塔No75．

11/20 12:49

鉄塔手前から北西へ植林帯を下ります。

11/20 12:49

振り返ったところ。

11/20 12:51

左端にフェンスが見えました。

11/20 12:52

フェンスから日影の里へ。

11/20 12:54

道なり下りると養真寺さん。

11/20 12:55

逆方向から。お寺の前をまっすぐ登るとフェンスへ辿り着きます。

11/20 12:55

お寺の前の紅葉。

11/20 13:07

道なりに進むと日影バス停。おつかれさまでした。(向かいに自販機あります)

11/20 13:28

甲斐大和駅の貼紙。2週間前に日影で熊目撃・・・。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough オリンパス

装備

個人装備

熊対策(ラジオ ヘルメット 熊鈴) GPS メリノウールアンダー

感想

Shindai1987

　松浦本「バリエーションルートを歩く」P194-197に掲載のルートです。2006年の記録でヤマレコでも希少なため不安でしたが、落葉期であれば見通しよい尾根歩きのルートなので難しくはありません。(コンパス、地形図必携、できればGPSも)
　松浦本の掲載地図からは”No65〜75の鉄塔群に沿って下る”というイメージでしたが、巡視路は送電線の左右や谷を迂回(No74-75)するなどあくまで尾根に沿って続いていました。
　小路沢左岸尾根の下りは笹子峠分岐から日影BSまで標高差540mを1:05ほどなので、バリルートに留まらず一般下山ルートとして利用されればと感じました。
（合計距離11.1km、所要5:49(歩行5:12)、累積標高は上り1049m/下り974m）

コメント

cyberdoc

遅コメで失礼します
cyberdocと申します。
笹子峠から日影に下るバリルートあるんですねー
僕も松浦本　持ってはいるのですが研究不足でした
笹子隧道から甲斐大和駅に向かったとき
清水橋からの長いアスファルト道が退屈 だったので
このバリルート　研究しておくべきでした
今度逆コースで笹子峠に向かってみようかな〜 と思ってます。
レコ拝読しましたが、いろいろなバリ歩かれているようで
今後も参考にさせていただきます、よろしくお願いします

Shindai1987

Re: 遅コメで失礼します
トレースありがとうございます。
ソロのバリハイク、深いですよね。松浦本・守屋ＭＡＰ・ヤマレコでの情報分析、地形図への落とし込み、コンパス片手にルーファイ（時にＧＰＳチラ見）、ロスト時の緊張感、踏破後の充実感。
最寄駅始発、ＵＬスタイルで基本タイム８掛、昼過ぎには下山の速攻登山を心掛けています。
オススメは北高尾山稜から陣馬街道への幾多の枝尾根巡りです。
これからも情報交換よろしくお願いします。（今冬は奥武蔵を踏破予定です）