私たちが生きるこの世界 足利百名山 三峰


- GPS
- 04:37
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 476m
- 下り
- 470m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
大福とかんりとうまんじゅうと
これ!
はいそのとおり!
これから足利銘菓の仲間入りをするかもしれない、「足鏡」をいただきましたよ!
これねパッケージの裏にも書いてあるんですけど、古事記や日本書紀に出てくる日本武尊の子の足鏡別王がこの地を治めていたとかで足鏡っていう名にしたんですって!
足利市の市章にもその謂れが使われてますよね!
感想
私たちが暮らすこの世界
足利百名山シリーズ
正頂山 城山 高萩山
ねぇお母さん、今日ね
手の生えてるところが緑色で足の生えてるところが灰色で顔に毛が生えてないいきものを見たんだよ。
そのいきものはね
僕たちを食べようとしてるわけでもなさそうなんだけど遠くからずっと見てたの。
ウリ治、そのいきものが人間というものよ。聞いたことあるでしょう?このあたりは安心だけど別の山に行った時には、大きな音をたてる長い棒を持った人間には気をつけないといけないのよ。
大きな音と長い棒?
そう。あっちの山のおじさんはそれを持った人間に大きな音と一緒に連れて行かれてしまったの。
なんで人間はそんなひどいことをするの?
どうしてかしらね。人間といういきものは私たちより少し臆病なのかもしれないわね。
臆病ないきものがどうしておじさんを連れていっちゃうの?
ウリ治。もし今日みたいに人間が現れて、その人間がウリ美やウリ良を連れていこうとしたらどうする?
そんないきもの、追い払うよ!
そうね。家族を守ろうとするわよね。人間も同じ。きっと何か守りたいものがあるのよ。ウリ治、よく聞きなさい。もともと人間も私たちを食べる物として捕まえていたの。今でも少なからずあることね。でもそれは私たちも同じ。たまに小さい動物や虫を食べることがあるでしょう?むかしは人間も同じところに生まれたいきものの仲間として生きていたのよ。
今は食べないのに連れて行かれるの?
そうね。人間は体が弱くなった代わりにとても頭の良くなったいきものなの。きっとそのいきものとしての考えがあるのね。
どうして僕たちが我慢をしなきゃいけないの?
ウリ治にはまだ難しいかもしれないけど、いきものはそれぞれ違った世界を見ているのよ。私たちが見ている世界と人間が見ている世界は違うの。頭のいい人間はきっとその世界で色々な事を考えてそうしているはずなのよ。だから人間を憎んではいけないわ。
僕たちの山を壊して僕たちの住むところを奪って、僕たちを連れて行っちゃうのに?僕たちはずっと人間に怯えて暮らさなきゃいけないの?
確かに、そうよね。でもこの世界が私たちのものであるように人間のものでもあるの。ウリ治、あなたにとって大切なものはなに?
弟や妹たち、それとお母さん!ずっと幸せに暮らすんだ!
ふふ。そうね。だからその為には私たちも人間たちも赦し合わなきゃいけないのよ。人間もいきものだから私とウリ治たちのように、お母さんがいて可愛い子供たちがいるの。その家族と幸せに暮らしたいのよ。
ゆるす?
うん。お母さんがウリ治たちを想う気持ちそしてウリ治たちがお母さんを想う気持ちと、似たような気持ちの事よ。
むずかしいなぁ。
ふふ、ウリ治。今日は難しい話をいっぱいしたわね。さあ兄妹たちが待ってるお家に帰って寝ましょう?ほら、きっと明日も美味しい木の実や楽しい事がいっぱい待ってるわよ?
ねぇ、人間はみんな緑色と灰色の体をしているわけじゃないのよ。
えー?今日見たんだよ?
人間は色々なものを被って暮らしているんですって。毛がないのは顔だけじゃなくて体の全部なんですってよ?だから寒いから何かを被っているんだって。
えー!そうなんだ!
ふふ。人間って、変ないきものなのね。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
パイサイコさん、こんばんわ!
うり坊から見ると、人間の世界って不思議きわまりないんでしょうね。
別に人間界の近くにいたい訳ではないだろうに、遭遇しちゃう。
里山歩きでさすがに熊はなかなか遭遇しなくても、猪はいつか会いそう。
先日、桐生の国道50号沿いの茶臼山で猪が人を噛み殺す被害が出ました。
梅田の山奥ならまだしも、周りを平地で囲まれた八王子丘陵ですよ。
きっと子どもの待ってる裏山に帰りたくて暴れたのかな。
里山の動物たちには、複雑な気持ちにさせられますね・・・
おはようございます。
コメントありがとうございます。
調べて、これかな?っていうニュース見ました。
亡くなってしまったとの事、身近な人だったらと思うとなんとも悲しい事件です。
イノシシの気持ちになって書いたような文ですが、もちろんわたくし人間の願いの文です。
いつから人だけの物になったのか。
いつから人が管理する権利を有したのか。
街に住み肉も食べる私が何を言えるわけではないのですが、里山を歩いていると
山をどんどん切り開き、廃棄物を打ち捨ててきた人間の嫌なところが目につきます。
私、ちょっと嫌になってきました。
今日はこれから武蔵のほうへ行ってみようと思っています…。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する