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Yamareco

記録ID: 1022384
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

【和名倉山】〜奥秩父の秘峰、再び〜 (↑ナシ尾根↓ヒルメシ尾根)

2016年12月10日(土) 〜 2016年12月11日(日)
 - 拍手
GPS
24:28
距離
16.5km
登り
1,692m
下り
1,716m

コースタイム

1日目
山行
5:20
休憩
0:30
合計
5:50
10:10
54
スタート地点
11:04
11:14
140
13:34
57
14:31
14:45
33
P1758付近展望地
15:18
22
仁田小屋尾根分岐
15:40
15:46
14
16:00
幕営地
2日目
山行
3:01
休憩
0:04
合計
3:05
7:31
3
幕営地
7:47
7
7:54
7:58
46
大ヨケノ頭
8:44
66
1735地点
9:50
46
P1173手前のコル
10:36
0
10:36
ゴール地点
天候 2日間とも快晴
過去天気図(気象庁) 2016年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
西武秩父駅→(西武バス)→雲取林道分岐
※公共交通機関利用だと出発が10時過ぎになるので幕営装備は必須です。
コース状況/
危険箇所等
※今回歩いた「ナシ尾根」「ヒルメシ尾根」は一般ルートではありません。
正確な読図、RFができる経験者向きのルートなので注意。

【大洞ダム〜ナシ尾根〜和名倉山】
鮫沢のゲートを過ぎて少し歩いた先に大洞ダムへの下降点があります。ここはモノレールの脇に作業道があるので簡単にダムまで降りられます。ダムを渡り、廊下状の道を少し行くと右手に踏み跡が延びているのでそれを追えばナシ尾根に乗れます。踏み跡は途中にある物置小屋?まで続いており、そこから先は道が不明瞭になります。
ここから先は尾根が広く、下降で使う場合は非常に迷いやすいです。
1390m付近の藪がなぎ倒しになった場所を過ぎると、スズタケの藪が五月蠅くなります。基本トレース(獣道?)は付いているので藪を漕ぐ必要はないですが、ルートをミスすると痛い思いをすることになります。
その先も基本スズタケと低灌木の道が続き、歩きづらいですが、基本踏み跡、テープがあるので迷うことはないでしょう。1758m付近は和名倉山では珍しい絶景ポイントになっています。
仁田小屋尾根との分岐から山頂までは倒木が多く、歩きづらかったです。

【二瀬分岐〜大ヨケの頭〜ヒルメシ尾根〜川又】
北のタル北のピーク、大ヨケノ頭からヒルメシ尾根に乗りました。
大ヨケの頭〜P1762手前のコルまでは踏み跡、テープはありませんでした。
ここの区間は全体的に尾根が広く、深い森の中を進むのでルーファイが難しいです。コンパスと勘だけを頼りに進みました。イメージとしては尾根の左手を意識して歩けば迷うことはないかと思います。1735看板から先はテープ、踏み跡が付いている(薄いですが)のでそれを忠実に追っていけば問題ありません。途中倒木で道が塞がれている場所(P1669西の大トラバース地帯)がありますが、赤ペンキのマーキングがあるのでそれを頼りに踏み跡を追えばルートに復帰できます。

最後の吊り橋は老朽化が激しいので通過は自己責任で・・
水量が多くなければ川を飛び石で渡ることもできます。

その他周辺情報 大滝温泉は休業中でした。
バスを降りる。
私たち以外にも二人の登山者?がここでバスから降車したが、どこへ向かうのだろうか・・(二人は三峰神社方面へ向かっていった)もしかして間違えただけ・・?
バスを降りる。
私たち以外にも二人の登山者?がここでバスから降車したが、どこへ向かうのだろうか・・(二人は三峰神社方面へ向かっていった)もしかして間違えただけ・・?
熊棚!?
あのトンガリピークは何処の山でしょうか?
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あのトンガリピークは何処の山でしょうか?
これから登るナシ尾根を望む
ルートは崩落地の脇を通ります。
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これから登るナシ尾根を望む
ルートは崩落地の脇を通ります。
ダムへは作業道を追っていけます。
前回、和名倉に来た時は大洞川へ降りるのに相当苦労したが、今回はすんなりと行けました・・・
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ダムへは作業道を追っていけます。
前回、和名倉に来た時は大洞川へ降りるのに相当苦労したが、今回はすんなりと行けました・・・
ダムを渡って休憩
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ダムを渡って休憩
山頂までの標高差は約1400m・・
長いなー(汗)
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山頂までの標高差は約1400m・・
長いなー(汗)
暫くは作業道に従います。
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暫くは作業道に従います。
先ほど見ていた崩落地の脇を通る
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先ほど見ていた崩落地の脇を通る
物置と電柱
明瞭な踏み跡はここまで。
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物置と電柱
明瞭な踏み跡はここまで。
どこでも歩けちゃう素晴らしさ
どこでも歩けちゃう素晴らしさ
楽しみにしていた場所に出ました。
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楽しみにしていた場所に出ました。
どうしてこうなった
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どうしてこうなった
和名倉山の山頂も見えてきました。
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和名倉山の山頂も見えてきました。
ここから先はスズタケの藪の中を進みます。
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ここから先はスズタケの藪の中を進みます。
トレースはあるけど痛いですw
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トレースはあるけど痛いですw
藪が無ければ最高の尾根なんですけどね。
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藪が無ければ最高の尾根なんですけどね。
P1758付近
この日一番の絶景ポイントに到着です。
手前には仁田小屋尾根、奥には雲取山の展望。
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P1758付近
この日一番の絶景ポイントに到着です。
手前には仁田小屋尾根、奥には雲取山の展望。
武甲山〜熊倉山〜酉谷山〜長沢背稜の展望
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武甲山〜熊倉山〜酉谷山〜長沢背稜の展望
山頂も近くなりました。
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山頂も近くなりました。
和名倉山は、樹林に覆われた暗い山というイメージがありましたが、ナシ尾根は全体的に明るい尾根歩きが楽しめますね。
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和名倉山は、樹林に覆われた暗い山というイメージがありましたが、ナシ尾根は全体的に明るい尾根歩きが楽しめますね。
和名倉名物のワイヤーと瓶
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和名倉名物のワイヤーと瓶
仁田小屋尾根との合流点に到着です。
ここまで来れば山頂は近いです。
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仁田小屋尾根との合流点に到着です。
ここまで来れば山頂は近いです。
日没までに間に合うか・・
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日没までに間に合うか・・
間に合いましたー!!
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間に合いましたー!!
山頂にて記念撮影。
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山頂にて記念撮影。
水場まで徒歩3分の平地で幕営。
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水場まで徒歩3分の平地で幕営。
奥秩父主脈に日が沈んでいきます。
今年最後の山中での幕営。
山の思い出を語り合いました。
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奥秩父主脈に日が沈んでいきます。
今年最後の山中での幕営。
山の思い出を語り合いました。
2日目の朝、この日の朝はかなり冷え込みました。
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2日目の朝、この日の朝はかなり冷え込みました。
日当たり抜群のテン場を出発します。
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日当たり抜群のテン場を出発します。
二瀬分岐を直進。
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二瀬分岐を直進。
分岐から先は美しい苔の森が広がっています。
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分岐から先は美しい苔の森が広がっています。
ここから大ヨケの頭に登ります。
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ここから大ヨケの頭に登ります。
大ヨケの頭山頂。
見事な荒れっぷりw
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大ヨケの頭山頂。
見事な荒れっぷりw
ここから先は尾根が広く、RFが難しい。
コンパスと勘を頼りに進みます。
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ここから先は尾根が広く、RFが難しい。
コンパスと勘を頼りに進みます。
うっすら雪が残っていました。
うっすら雪が残っていました。
1735地点に到着。
ここから先は踏み跡、テープがあるので安心です。
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1735地点に到着。
ここから先は踏み跡、テープがあるので安心です。
大トラバース地帯。
テープを見逃さないよう、注意して歩きました。
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大トラバース地帯。
テープを見逃さないよう、注意して歩きました。
今回の山行最大の難所の吊り橋。
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今回の山行最大の難所の吊り橋。
変な汗搔きましたw
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変な汗搔きましたw
バス出発の定刻から4分遅れで川俣BS到着。
バスを逃して絶望・・と思いきや、、バスも4分遅れでバス停に来ましたww
ラッキーでしたね。
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バス出発の定刻から4分遅れで川俣BS到着。
バスを逃して絶望・・と思いきや、、バスも4分遅れでバス停に来ましたww
ラッキーでしたね。

感想

今年最後の課題であった和名倉山の二つの尾根、ナシ尾根とヒルメシ尾根にテント担いで挑戦してきました。どちらの尾根も情報が少ないルートだったので、日没までに山頂に辿り着けるか、バスの時刻に間に合うか等の懸念材料がありましたが、無事に歩き通すことができてホッとしています。

今回で和名倉山に登るのは3回目ですが、この山は何度登っても新しい発見がある良い山だと思います。今回往路で使ったナシ尾根は、和名倉山では珍しく展望の良い尾根で、気に入りました。ルートもそこまで難しい場所は無かったので近いうちにまた再訪するかもしれません。できたらスズタケの藪が復活した後に行きたいですね。
復路で利用したヒルメシ尾根も、想像していたよりも歩きごたえがあって楽しめました。久しぶりにコンパスと勘だけを頼りに山を歩いた気がします(笑)

今年は多くの秘境の山を歩いてきましたが、やっぱり和名倉山はどこの山よりも秘境感があって良いですね。
秘境好き、静かな山歩きがしたいという方には是非お勧めしたい山です。

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