ただただ寒かった4年振りの鳳凰山(御座石〜地蔵岳ビバーク〜ドンドコ沢周回)
- GPS
- 22:54
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 2,251m
- 下り
- 2,246m
コースタイム
天候 | 12月10日(土)晴れ 12月11日(日)晴れ、稜線上強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中央高速自動車道・韮崎ICより所要時間0:40ほど。 御座石温泉へ向かう林道は一部未舗装区間があるものの、全体的に整備されていて走りやすい道です。 ただし今後の状況によっては、スタッドレスやタイヤチェーンなどの滑り止めが必要になるかもしれません。 《駐車場》 御座石市営駐車場(無料) 100台ほど駐車可能。 敷地内にバイオトイレもあります。 《コンビニ》 韮崎IC出入り口付近にローソンあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
《登山ポスト》 御座石温泉の女将に提出。 《道の状況》 【全体的に・・】 際立った危険箇所はありませんが、一度溶けた雪が凍っている所がけっこうありましたので要注意。 マーカーや道標がしっかりと整備されており、基本的に夏道をトレースすれば問題ありません。 標高2000m付近から上では12本爪アイゼンを使用。事前の情報からピッケルやワカンなどは持っていきませんでしたが、状況によって今後は必要かもしれません。 【御座石ルート】 スタートから燕頭山までは終始急な登りが続きますが、その先鳳凰小屋までは歩きやすいなだらかな道です。 今回アイゼンは2300m付近で装着しましたが、2100mあたりから凍結した箇所も多々ありましたので、アイゼン装着のタイミングは早めに。 基本的に分かりやすい道なのでノートレースでも問題無さそうな感じでした。 尚、御座石温泉から鳳凰小屋まで水場は一切ないので要注意。 【鳳凰小屋〜地蔵岳】 小屋から山頂まではひたすら急な坂が続きます。 トレースがない場合、少し分かりづらいところもありますので、その際にはマーカーを探しましょう。 ピーク手前は森林限界の急登なので、状況によってはピッケルを装備された方が安全です。 前方のオベリスクに目がいきそっちに向かいがちですが、地蔵岳の山頂標があるのはそのやや左側(南)です。 【ドンドコ沢ルート】 途中の沢と出合うまで雪が深くノートレースでしたが、その後は雪も少なくなり道も分かりやすかったです。 2000m付近から雪が少なくなり、そのあたりでアイゼンは外しました。 名前の通り沢沿いを歩くルートなので水場が点在するのはよいのですが、沢沿いのルートらしく地味なアップダウンが終始続きます。 【青木鉱泉〜御座石温泉】 山と高原地図では破線ルートになっておりますが、道も明瞭でマーカーもかなり付いているので問題ないかと思います。 ただしスタートから心臓破りの急坂が待っており疲れた体にはしんどい。 《キャンプ地》 ○鳳凰小屋 幕営料 800円/1人 鳳凰小屋の営業期間外は御座石温泉にて料金を前払いするシステムのようです。 小屋前に平坦なスペースがあり30張ほど幕営可能。 トイレは利用できるようですが、水場は利用不可でした。 冬季小屋もあるようです。 http://houougoya.jp/ |
その他周辺情報 | 《温泉》 御座石温泉 日帰り入浴 1000円 営業時間8:30〜20:30 酸性みょうばん泉 加温 事前にたくさんの悪評を聞いていたのでもちろん入っておりません(^-^; http://yama-goya.jp/minami-alps/minamialps-north/gozaishikosen.html |
写真
感想
テントポールが・・ありえないくらい曲がってしまいました(^-^;
そう言えば、鳳凰山って4年前に一度だけ歩いたことがあるけど、この山の顔というべきオベリスクって間近に見たことないよね!?
そんなことから直近のレコを調べてみると、今現在はハードなラッセルを強いられるようなバリバリの冬山でもない感じ。
それなら青木鉱泉から1泊2日のテント泊で周回するにはちょうど良いなあと思い、天気予報が晴れマークだった先週末、4年振りの鳳凰山にお邪魔してきました。
が、国道20号をそれて青木鉱泉への林道をひた走った先には、まさかまさかの冬期閉鎖の表示!
いや〜うっかりしました(> <)
2日前のレ コでOKだったから、まさかその週の土日に閉鎖されるとは1ミリも考えておらず(^-^;
そのようなワケで急きょ予定変更し、青木鉱泉からも程近い御座石温泉から歩くことに。
御座石ルートについてはよく分からなかったのですが、どうやらコースタイム的にはそんな変わらないようだし。
しかし、この御座石温泉が噂に聞いていた通り強烈(゜ロ゜)
駐車場に到着して車の中で朝食を食べていたら、建物からおばあちゃんがこちらに近づいて来たんですけど、やって来るなり鳳凰小屋の料金徴収の話。
鳳凰小屋のテン泊料金は一人800円だと思うんですけど、一人1060円とか言ってくるし(これって冬期料金なの?)、しかも我が家は二人なのに3180円とか言ってくるし。終いには、あとで鳳凰小屋に徴収人が行くから、利用したらその人に払ってね!とか言ってくるし。
お金を払いたくないわけじゃありません、もちろん。むしろ気持ちよく払って気持ち良い時間を過ごしたいだけ。
そんなこともあり、今回はどんなことがあっても鳳凰小屋にテントは張るまいと思いますた(^-^;
いずれにしても当初の計画でも鳳凰小屋に幕営する気はなかったので丁重にお断りしましたけど、ホントにあれはいったいなんなんだろ?
自分のこれまでの山ライフを鑑みると、山に関わる人たちからさりげないホスピタリティを感じたり、だからそういう方々が営む山にまたお邪魔したいなあと思わせるものがあったりしてきたんですけど、ここには全くそういう山の世界がなかったなあ、残念ですけど。
なので、今後御座石から鳳凰山を目指すことは2度とないだろうなあと思います。鳳凰小屋にテントを張ることもないでしょうし。
それはさておき、鳳凰山の夜はホントに寒かった(> <)
気温が低めということは想定していたものの、まさかあそこまで強風に見舞われるとは思いもしませんでした。
せっかくの積雪期だから普段張れないところに幕営したいと思い挑みましたが、今考えるともう少し下ったところに幕営すれば良かったと反省しております。
夏や秋ならばなんとかなる状況でも些細なミスが命取りになる。冬期は心して山に入らなくてはと改めて痛感いたしました。
そのようなワケで、4年振りの鳳凰山はいろいろな意味でお寒い山行となりました(^-^;
次回はスノーシューでも履いてハイキングみたいな雪山がイイネ♪
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