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記録ID: 1025220
全員に公開
ハイキング
奥秩父

【小鹿野鉄砲まつり】地蔵寺〜観音院〜観音山〜小鹿神社【戊22.2*】

2016年12月12日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
04:26
距離
15.5km
登り
752m
下り
809m

コースタイム

日帰り
山行
3:31
休憩
0:55
合計
4:26
9:03
8
山あいの宿 やしき
9:11
9:24
9
犬木の不整合
9:33
9:33
26
飯田八幡
9:59
10:06
4
水子地蔵寺
10:10
10:10
4
大竜寺源泉地
10:14
10:17
10
観音院入口
10:39
10:42
9
東奥の院
10:51
10:51
5
水子地蔵寺方面分岐
10:56
10:56
12
牛首峠方面分岐
11:08
11:08
4
落葉松峠方面分岐
11:12
11:23
5
11:28
11:28
24
落葉松峠方面分岐
11:52
11:53
25
12:18
12:22
18
みどりの村 小鹿野口
12:40
12:41
27
みどりの村 吉田口
13:08
13:12
17
小鹿神社
13:29
小鹿野町役場バス停
鉄砲まつりにおける花火、煙火打ち上げについて
終バスが出る直前に一度目の佳境を迎える。日帰り者にとってはそれで十分。
最後の煙火奉納は夜の歌舞伎上演の後。予定より遅れる場合もあるようなので、宿にチェックインしてから外出した方が良い。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
小鹿野町役場バス停〜西武秩父駅
コース状況/
危険箇所等
山道は観音山のみ。表側は急な傾斜、裏側は比較的緩やかだが、落葉が大量に積もり滑りやすくなっている。
今年の歳末も埼玉県小鹿野町の飯田八幡を訪れる。
2016年12月11日 14:15撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/11 14:15
今年の歳末も埼玉県小鹿野町の飯田八幡を訪れる。
小鹿野といえば歌舞伎。
2016年12月11日 14:16撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
12/11 14:16
小鹿野といえば歌舞伎。
キリの良い時刻になると煙火が上がる。
2016年12月11日 15:00撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/11 15:00
キリの良い時刻になると煙火が上がる。
火縄銃隊と猟友会の面々が揃った。
2016年12月11日 15:26撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/11 15:26
火縄銃隊と猟友会の面々が揃った。
十万石格式の大名行列も到着。
2016年12月11日 15:49撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
12/11 15:49
十万石格式の大名行列も到着。
銃火の中、まず高張提灯が境内へ。
2016年12月11日 15:56撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
12/11 15:56
銃火の中、まず高張提灯が境内へ。
次いで、毛槍。
2016年12月11日 16:00撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
12/11 16:00
次いで、毛槍。
次に徒歩組。
2016年12月11日 16:04撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
12/11 16:04
次に徒歩組。
御神馬一頭目
2016年12月11日 16:07撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/11 16:07
御神馬一頭目
目をひん剥く御神馬24歳。人間で言うと80歳くらいか。
2016年12月11日 16:08撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
12/11 16:08
目をひん剥く御神馬24歳。人間で言うと80歳くらいか。
御神馬二頭目。
2016年12月11日 16:11撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/11 16:11
御神馬二頭目。
笠鉾・屋台曳き廻し
2016年12月11日 17:06撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/11 17:06
笠鉾・屋台曳き廻し
終バス直前にボコボコ打ち上げていたが、テント内でうどんを食していたためあまり見られず。
2016年12月11日 18:42撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/11 18:42
終バス直前にボコボコ打ち上げていたが、テント内でうどんを食していたためあまり見られず。
煙火が夜空で眩しく輝く。
2016年12月11日 19:39撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/11 19:39
煙火が夜空で眩しく輝く。
夜の演目は焚き火の近くで。
2016年12月11日 20:33撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/11 20:33
夜の演目は焚き火の近くで。
夜の歌舞伎開始が20分ほど遅れたため、最後の煙火奉納も見られなかった。
2016年12月11日 20:42撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/11 20:42
夜の歌舞伎開始が20分ほど遅れたため、最後の煙火奉納も見られなかった。
その代わり、宿では「両神」に宿泊できた。
2016年12月11日 21:02撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
12/11 21:02
その代わり、宿では「両神」に宿泊できた。
翌朝、宿を出発。
2016年12月12日 09:03撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
12/12 9:03
翌朝、宿を出発。
犬木の不整合を見て戻ってきたところ宿から電話が。部屋の鍵を返すのを忘れていた。ここまで車で取りに来てもらう。
2016年12月12日 09:11撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 9:11
犬木の不整合を見て戻ってきたところ宿から電話が。部屋の鍵を返すのを忘れていた。ここまで車で取りに来てもらう。
気を取り直して飯田八幡。祭の後片付け中。
2016年12月12日 09:33撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 9:33
気を取り直して飯田八幡。祭の後片付け中。
秩父31番札所の観音院へ。
2016年12月12日 09:45撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 9:45
秩父31番札所の観音院へ。
その前に小鹿野観光八景の一つ、地蔵寺を通過。斜面は多くの水子地蔵で埋め尽くされている。
2016年12月12日 09:59撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 9:59
その前に小鹿野観光八景の一つ、地蔵寺を通過。斜面は多くの水子地蔵で埋め尽くされている。
トンネルを潜って先へ進む。
2016年12月12日 10:06撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:06
トンネルを潜って先へ進む。
大竜寺温泉源泉地。小鹿野の温泉はだいたいここから湯を引いている。
2016年12月12日 10:10撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:10
大竜寺温泉源泉地。小鹿野の温泉はだいたいここから湯を引いている。
観音院入口
2016年12月12日 10:14撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:14
観音院入口
一石作りの仁王像
2016年12月12日 10:15撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:15
一石作りの仁王像
左右どちらの仁王も口を閉じているように見える。
2016年12月12日 10:16撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:16
左右どちらの仁王も口を閉じているように見える。
ハイファイブ(ハイタッチは和製英語)して入山する。
2016年12月12日 10:16撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:16
ハイファイブ(ハイタッチは和製英語)して入山する。
急な階段を上っていく。
2016年12月12日 10:19撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:19
急な階段を上っていく。
案内図を見る限り西奥の院は見所たくさんなのだが、危険なため立入禁止。
2016年12月12日 10:23撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:23
案内図を見る限り西奥の院は見所たくさんなのだが、危険なため立入禁止。
観音院本堂
2016年12月12日 10:27撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:27
観音院本堂
本堂の左後ろにある聖浄の滝
2016年12月12日 10:30撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:30
本堂の左後ろにある聖浄の滝
不動明王と、何故か、石臼
2016年12月12日 10:30撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:30
不動明王と、何故か、石臼
弘法大師が爪で彫ったとされる磨崖仏
2016年12月12日 10:31撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:31
弘法大師が爪で彫ったとされる磨崖仏
あそこへは何時頃まで行けたのだろうか。
2016年12月12日 10:31撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:31
あそこへは何時頃まで行けたのだろうか。
ここの地層は分かりやすい。
2016年12月12日 10:34撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:34
ここの地層は分かりやすい。
畠山重忠の家臣が矢を射通したという矢抜け穴は恐らく真ん中辺り。今では木々に隠れてしまっているが。
2016年12月12日 10:38撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:38
畠山重忠の家臣が矢を射通したという矢抜け穴は恐らく真ん中辺り。今では木々に隠れてしまっているが。
東奥の院
2016年12月12日 10:39撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:39
東奥の院
東奥の院から観音山
2016年12月12日 10:39撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
12/12 10:39
東奥の院から観音山
大石山
2016年12月12日 10:39撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:39
大石山
滝の上石仏群
2016年12月12日 10:41撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:41
滝の上石仏群
西奥の院方面
2016年12月12日 10:42撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:42
西奥の院方面
東奥の院の側にも石仏群があった。
2016年12月12日 10:44撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:44
東奥の院の側にも石仏群があった。
いよいよ観音山へ。
2016年12月12日 10:46撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:46
いよいよ観音山へ。
段差が結構キツイ。
2016年12月12日 10:50撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:50
段差が結構キツイ。
何と、地蔵寺まで通じているのか。今後のために覚えておこう。
2016年12月12日 10:51撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:51
何と、地蔵寺まで通じているのか。今後のために覚えておこう。
傾斜が一旦落ち着く。
2016年12月12日 10:53撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:53
傾斜が一旦落ち着く。
石の細工をした跡か、岩がゴロゴロしている。
2016年12月12日 10:59撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 10:59
石の細工をした跡か、岩がゴロゴロしている。
鞍部へ向けて再度急登。
2016年12月12日 11:03撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:03
鞍部へ向けて再度急登。
鞍部。さっきから姿は見えないが何かがガサゴソ動いている。
2016年12月12日 11:08撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:08
鞍部。さっきから姿は見えないが何かがガサゴソ動いている。
この辺りの山はよい石が取れるようだ。
2016年12月12日 11:10撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:10
この辺りの山はよい石が取れるようだ。
観音山山頂到着。
2016年12月12日 11:12撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:12
観音山山頂到着。
観音山から二子山(奥武蔵)、武甲山、大持・小持山
2016年12月12日 11:13撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:13
観音山から二子山(奥武蔵)、武甲山、大持・小持山
東京との境の山々
2016年12月12日 11:13撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:13
東京との境の山々
和名倉山の方向、つまり南西方面
2016年12月12日 11:14撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:14
和名倉山の方向、つまり南西方面
右側尾根を詰めた先が父不見山
2016年12月12日 11:15撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:15
右側尾根を詰めた先が父不見山
小鹿野の白石山と右奥に二子山(奥秩父)
2016年12月12日 11:18撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:18
小鹿野の白石山と右奥に二子山(奥秩父)
両神山
2016年12月12日 11:18撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:18
両神山
ガサゴソ音の正体見たり。キジと思われる。近づくと走って逃げていった。
2016年12月12日 11:27撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:27
ガサゴソ音の正体見たり。キジと思われる。近づくと走って逃げていった。
落葉松峠へ下ることにする。
2016年12月12日 11:28撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:28
落葉松峠へ下ることにする。
破線にしては道がしっかりしている。
2016年12月12日 11:35撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:35
破線にしては道がしっかりしている。
合角ダム湖の向こうは城峯山。
2016年12月12日 11:39撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:39
合角ダム湖の向こうは城峯山。
落葉が増えてきた。
2016年12月12日 11:41撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:41
落葉が増えてきた。
木漏れ日から暗い森の中へ。
2016年12月12日 11:43撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:43
木漏れ日から暗い森の中へ。
標高数百mの所にも霜が。
2016年12月12日 11:48撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:48
標高数百mの所にも霜が。
本当に埼玉国体の縦走コースだったのだろうか、と思ってしまうが、
2016年12月12日 11:51撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:51
本当に埼玉国体の縦走コースだったのだろうか、と思ってしまうが、
大して道が荒れることもなく、落葉松峠に出た。
2016年12月12日 11:52撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:52
大して道が荒れることもなく、落葉松峠に出た。
舗装路の方が荒れ気味。
2016年12月12日 11:53撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:53
舗装路の方が荒れ気味。
しかし、展望は良い。
2016年12月12日 11:55撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:55
しかし、展望は良い。
斜面も間伐ですっきり。
2016年12月12日 11:57撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:57
斜面も間伐ですっきり。
倒れた木も切った木も道の脇に平積み。
2016年12月12日 11:58撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 11:58
倒れた木も切った木も道の脇に平積み。
道端では柚子の収穫中。
2016年12月12日 12:05撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 12:05
道端では柚子の収穫中。
コンクリの僅かな隙間から伸びる草木には脱帽だが、将来、崩落の危険がある。
2016年12月12日 12:14撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 12:14
コンクリの僅かな隙間から伸びる草木には脱帽だが、将来、崩落の危険がある。
みどりの村前を通っていくこととする。
2016年12月12日 12:18撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 12:18
みどりの村前を通っていくこととする。
さすがに人はほとんどいない。
2016年12月12日 12:27撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 12:27
さすがに人はほとんどいない。
ツバキは結構咲いていた。
2016年12月12日 12:32撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 12:32
ツバキは結構咲いていた。
みどりの村も今は茶色の季節。
2016年12月12日 12:33撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 12:33
みどりの村も今は茶色の季節。
吉田口に出る。
2016年12月12日 12:40撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 12:40
吉田口に出る。
青空に飛行機雲がくっきり。
2016年12月12日 12:44撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 12:44
青空に飛行機雲がくっきり。
小鹿野町に戻る。中央は473m峰。
2016年12月12日 12:55撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 12:55
小鹿野町に戻る。中央は473m峰。
熊倉山とか酉谷山方面
2016年12月12日 12:55撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
12/12 12:55
熊倉山とか酉谷山方面
「四季の道小鹿野」というネーミングはそそられるが、地図がかすれてしまっていてよく分からない。
2016年12月12日 12:56撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 12:56
「四季の道小鹿野」というネーミングはそそられるが、地図がかすれてしまっていてよく分からない。
里に下りて武甲山が眼前にドン!
2016年12月12日 13:01撮影 by  XQ2, FUJIFILM
1
12/12 13:01
里に下りて武甲山が眼前にドン!
いつもお世話になっている小鹿野町に感謝の意味をこめて、小鹿神社に参拝。
2016年12月12日 13:12撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 13:12
いつもお世話になっている小鹿野町に感謝の意味をこめて、小鹿神社に参拝。
この小鳥は近づいても逃げない。
2016年12月12日 13:14撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 13:14
この小鳥は近づいても逃げない。
小鹿神社の大鳥居
2016年12月12日 13:14撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 13:14
小鹿神社の大鳥居
グーグルマップに従うと田圃のど真ん中を歩かされる。
2016年12月12日 13:16撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 13:16
グーグルマップに従うと田圃のど真ん中を歩かされる。
国道299号線に合流。
2016年12月12日 13:18撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 13:18
国道299号線に合流。
小鹿野役場バス停に到着して完了。
2016年12月12日 13:29撮影 by  XQ2, FUJIFILM
12/12 13:29
小鹿野役場バス停に到着して完了。

感想

そろそろ今年の締めをどうするか考える頃合。その前に秩父歳末最後の祭りである小鹿野鉄砲まつりに引っ掛けて山行を計画。
しかし、前夜に『ダイ・ハード2』を見てしまったためか寝過ごしてしまい、計画は端から頓挫してしまった。宿で寝転がりながら善後策を練る。

宿には6部屋あり、その内4部屋が供用中で、それぞれ「両神」、「二子」、「城峯」、「白石」と小鹿野町を代表する山の名を冠している。
城峯山はちと遠いので白石山かとも思うが、この白石山は和名倉山ではなく毘沙門山のことで、シルエットは凄くそそられるものの採石用の山のため、一般登山道など無い。山行記録があるのは確認できたが、電波がほとんど届かない場所なので詳細を確認することもできず、道もろくに無いのであれば思いつきで登れるわけもない。
結局、当初計画していた山行の逆打ちをベースにすることとした。

が、しかしである。屋台で食したたこ焼きや大判焼きにふくらし粉が大量に入っていたらしく、体内にガスがたまって午前3時以降トイレを行ったり来たり。ほとんど寝られなかった。このような屁が出るんだか実が出るんだかわからないような状況では長距離山行は難しい。ということで、観音山をメインとして軽めに済ませることとする。

宿を出て暫くすると宿から電話がかかってきた。そう言えば、部屋の鍵を返していなかった。思えば今年は忘れ物を大量にした年だ。電車内にものを忘れること2回、レンタカーで財布とETCカードを忘れ、宿ではカメラを忘れ、そして今回は忘れ物が無いか念入りに確認して出てきたにもかかわらず鍵を返すのを忘れた。これはもう若年性認知症の域に達しているのではないかとも思ったが、最近とみに信頼性が低下しているネット記事によると認知症の症状はもっと酷いようなので、ちょっと安心。ものを乱雑に置かないようにすれば、こういうことは無くなると思うが、来年も同様の事態が続くようであれば医者に診てもらうなりすることを考えないといけない。

それはそれとして、鷲窟山観音院である。昔、北側の牛首峠から膝を痛めつつ訪れ、また来たいと思っていた所だ。そそり立つ岩肌に無数の仏像が彫られ、或いは安置され、これぞ須弥山かと言うほどの厳かさがある。残念ながら西奥の院へは崩落の危険があるため長いこと立ち入れない、いや、もう立ち入れない状況になっているが、いつか開放されることがあれば、これぞ西方浄土とありがたく歩きたいものだ。即物主義的な唯物論者でもなければ、このように天神地祇を敬うのは極めて自然なことであって、福島で起きたような百体を越える仏像、石像を破壊して回るなど想像だにできないことである。犯人は捕まったが、矯正され、正しい道に導かれるよう祈るのみだ。

この観音院の奥が観音山となる。標高は東京の高尾山と同じくらいだが、麓から山頂までの距離が短いようで、その分傾斜が急である。ここもかつては採石されていたらしく、石を切り出した跡などを認めつつ歩いて行くとこじんまりとした観音山の山頂に到る。木立の中とは言え、山頂からは秩父外周の山々がなおも青さを残す空の下並び立つのが見える。近くに見える小鹿野の白石山は非常にそそられる。登山用の山でないのが残念でならない。城峯山は一度歩いてみたいと思いつつ、歩くとすると城峯山だけで終わってしまいそうで、どうしても後回しになっている。周囲の山を眺めつつ感慨に一通り耽った後、下山に移る。

当初は、牛首峠経由で下りるつもりだったが、途中、落葉松峠への道が地図上は破線にもかかわらずしっかりしていたので、そちらから下って小鹿神社へ向かうこととした。観音山から落葉松峠は彩の国国体の少年少女縦走ルートだったそうで、こんな所を縦走させるのかと最初は思ったものだが、おかげで人が歩いていない割には歩きやすい。落葉松峠との間は正面から登るより傾斜が緩やかで負担が少ないかもしれない。後半、藪が繁ってきて身構えたが、最後まで道もしっかりして藪に埋もれることも無く無事峠に到ることができた。

最後は小鹿野の中でも特に由緒ある神社の一つであろう小鹿神社に参拝。国道299号線を歩いている時に大鳥居が気になっていたが、恐らく、数年前に来た時にも気になったはずだが、今回ようやくご挨拶ができた。東京から時折気晴らしのために気軽に泊まりに出かけられる温泉地を探しているが、小鹿野はその最有力候補だ。今後ともお世話になります。どうぞどうぞよろしくよろしく。

というわけで、寝坊というアクシデントに見舞われ、タイミングがずれて始まった今回の一連の行動は何とか丸く収まった。今後も機会があれば様々な山行と組み合わせて祭りを見に来るとしよう。

〜おしまい〜

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