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Yamareco

記録ID: 102940
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ハイキング
甲信越

信越トレイル・仏ヶ峰〜小沢峠往復

2008年05月24日(土) [日帰り]
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nobou その他2人
GPS
--:--
距離
9.9km
登り
756m
下り
756m

コースタイム

9:40戸狩温泉スキー場・最上部駐車場9:50-10:00信越トレイル・仏ヶ峰登山口10:20‐11:15三等三角点-11:40小沢峠11:45-12:10(休憩・昼食)12:35-12:48折り返し点-13:20小沢峠-14:10水場14:20-14:30スキー場-14:40駐車場
過去天気図(気象庁) 2008年05月の天気図
アクセス
10:27 ブナ
同 小沢峠
12:00 トクワカソウ
12:00 トクワカソウ
12:43 ベニヤシオツツジ?
12:43 ベニヤシオツツジ?
13:08 イワナシ
4:10 ユキツバキ

感想

 信越トレイル
 5月24日(土)
 夜行バス〜レンタカーで戸狩温泉に向かうことになっている奈良・京都からの友人を待たせないよう早目に出て戸狩温泉に先回りする。レンタカーの業務開始が8:00なので2人が着いたのは9:30となる。
 とん平と言うスキー場の最上部に車を置き、『信越トレイル・仏ヶ峰登山口』と書かれた標識を10:20に出発。ゲレンデの急斜面を登りきって鋭角に左折すると支稜線と思われる緩やかな細道となる。
 支稜線に入るとすぐに大きく根を曲げて立ち上がったブナの大木が現れる。日本海型のブナならではの、なよとした柔らかな曲線には気持ちを和ませるものがある。
 足元にはイワウチワ(トクワカソウ?)の花が多く、また目の高さにはムシカリの白い花とスッキリしたピンクのツツジ,さらに高い所にはコブシの花が見られた。コブシの花は中信より1ヶ月近く、山陽地方に比べると2ヶ月も遅い。
 落ち葉が堆積した弾力のある道は気持ちよく、ゆっくりとした登りの先で大きく右にカーブして主稜線のやせ尾根に合流する。そこに至るまでにすでに数多くのブナを見ることが出来て『これだけでも充分に満足できる・・』等と話しながら歩を進める。
 11:15三等三角点に到達。そばの岩にマジックで『仏ヶ峰』と書いてあったが、『地図によるともう少し先のはずだ』と奈良氏。5分休んで仏ヶ峰を探しながら小沢峠に向かう。
 が、いくつかあった小ピークのいずれにも山頂を示す標識はなく、頂上を確認しないまま道は下りとなる。一旦下って20m程のコブを登り、それを下りきったところに標識があって右から上がって来る小道があり、その10m先にもう1つ標識があって、そこからは左に下る道があり、そこが『小沢峠』となっていた。11:40着,5分休んでその先にあると言うブナの美林を目指す。

 小沢峠(1050m)からは再び緩やかな登りとなり、1154mの小ピークを過ぎてやや西に曲がるとゆるゆるとした登り下りが続く。一帯の足元に無数のイワウチワの花が広がり、何度も足を止められる。
 やせ尾根を下り切ると西側が広く東側ががれ気味の登りに転じ、その辺りから東側の緩やかな斜面いっぱいにブナの若木が広がってきて、いつしかブナ林の中に導かれる。しかしそれは『ブナの美林』と言うにはあまりにも木が若すぎて、しかも過密で期待していたものとはほど遠く拍子抜けの感を否めない。
 林の中につけられた道に並行して東側にも尾根状の疎林があって二重山稜のような2つの尾根の間のくぼ地には残雪が沢状に上下に走っている。

 12:10適当な場所で昼食休憩とし、同35出発。ブナ林の先は1200mあまりのピークで、そこから先は急な下りとなって、遮るもののない大きなたるみの前方に鍋倉山が見えていた。鮮やかなツツジ時の花と鍋倉山をバックに写真を撮り、この日の行程をそこまでとして引き返す。
 小沢峠に戻って下山路をどうするか協議。峠から直接下山するとスキー場の下に出るので車を取りに登り返さなくてはならないのと来た道の途中にブナの大木があったことから、同じ道を戻りたいと言う声もあったが、未知の道に期待しようと言うことで、峠道を下ることになる。
 だが5分も下らないうちに残雪のある場所に出て道がわからなくなり、谷か尾根かの選択を迫られて一旦ピークに登って道を探す。そのピーク付近で足の踏み場がないほどのイワウチワの大群落に遭遇したが、踏み跡は見つからず、多分そのピークを巻いているのだろうとの見込みで、谷に下り過ぎないようトラバース気味に下って下山路を発見。そこからは私達が求めていたような見事なブナ林の道となり、気分をよくして快ピッチで下る。
 14:10水場で休憩。思いがけずここでウドブキ(ヨブスマソウ)を発見。丁度食べ頃で手折って生で食べてみた。フキの仲間ではないが心なしかフキの味がするのはキク科の故か・・。ウドブキは手に入りにくい山菜で『これこそ山菜の王様』と言う人もあり地域によっては珍重されるが、所を変えると見向きもされないという風に利用のされ方にバラつきがあり、味がいい割には一般的でない。
 14:20発。10分でとん平のスキー場に出る。10分登って車を回収する頃,ポツリポツリと雨が落ち始める。
 この後,雨が次第に強くなる中,奈良・京都両氏が宿泊する民宿に移動して入浴。翌日は『境界線』の月例山行で鍋倉山に登る予定で、現地にいる自分が天候判断をして連絡する手筈になっていたが、松本・安曇野地区の雨が激しく、天気予報も回復の見通しがないと言うことから早々と中止の判断が出たため、帰宅することになる。
 18:00発。麻績ICから高速に入って20:20帰宅。

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