記録ID: 104028
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
三ツ頭&権現岳(ピッケルを忘れたため最後の急斜面で敗退)
2011年03月27日(日) [日帰り]


- GPS
- 08:15
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,398m
- 下り
- 1,379m
コースタイム
天女山入口ゲート6:19-6:37天女山-6:53天の河原-8:00標高2000m標識-(急斜面途中でアイゼン装着)-9:07前三ツ頭9:25-9:59三ツ頭(おやつ)10:28-11:47権現岳手前2690mで敗退-12:20三ツ頭12:26-12:46前三ツ頭(昼食)13:10-14:15天の河原-14:34天女山入口ゲート
天候 | 快晴・しかも心地良い微風・そして視界良好 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※6時前に着いて駐車スペースの空きはギリギリ状態でした |
コース状況/ 危険箇所等 |
金・土曜日の新雪でスタートから雪道でした(帰りは天の河原付近から下は溶けてましたが)。 登り慣れている方ならアイゼンなしでも三ツ頭までは登れるでしょう。でも前三ツ頭手前の急斜面はアイゼンがあった方が登りやすいと思います(私も2000mを超えた地点で装着)。 三ツ頭から先はアイゼン必須です。権現岳までは尾根伝いに行くのですが雪庇に注意です。今回は新雪でトレースが無くなっていたので、コースどりに苦労しました。 権現岳の最後の急斜面はピッケルが無いと危険です(ストックだったので新雪の急斜面トラバースは断念して敗退) |
写真
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昨日はお疲れ様でした。
私は天女2名の雪山トレーニングをエスコートして昨日同一コースをたどったものです。
KAZさんより6分前に同じゲート脇駐車場より出発し、
天女山手前で道をお譲りしましたが覚えてらっしゃいますか?
途中でアイゼンを穿かれた跡がありましたが KAZ さんだったのですね。
また、ワカンの跡もありましたが、KAZさんが途中で追い越した3名のパーティーのものだったんですね。
我々天女パーティーが三ツ頭にたどり着いた時、
KAZさんは既に権現岳直下のトラバースに到達していて、
その後ろに3名のパーティーが続いてるのが視認出来ました。
三ツ頭に先に到着して休憩していた女性より、
権現岳直下に今見えてる4名の内、
1名はピッケルを所持していないと伺い、全員心配げに注視していたところ、
KAZさんと思われる方が下山開始されたので、
ピッケル不所持の方が下山を始めたのだろうと推測していました。
ところが KAZさんの後続の3人パーティーですが、
あの3箇所の大岩の下をずっと左にトラバースするものと思って見ていたのですが、
KAZさんが下山を始めて直ぐ、最初の岩の下をトラバースしたと思ったら直ぐに直登し始めたのでちょっと驚きました。
左にトラバースするトレースがある筈なのに何故と思っていたのですが、
KAZさんのレポートで謎が解けました。
三ツ頭から先は23日と前日の降雪でトレースが消えていたのですね。
3人パーティーがある程度上に登ったのを見て我々天女パーテーも三ツ頭より下山開始し、
前三ツ頭手前の樹林帯を出て直ぐの左斜面にスコップで雪のテーブルと椅子を堀り、
12時25分より13時35分まで昼食兼宴会を行いました。
宴会の最中にKAZさんが横を通り前三ツに下りて行かれたのですが、お声をかけず失礼しました。
KAZさんにおかれましてはプチラッセルもありお疲れだったと思いますが、
天気にも恵まれ、眺望も良く、絶好の山行日和でした。
ピッケルをお持ちではなかった事、とても残念でしたね。
あと10分、20分で山頂を極められたと思うと残念ですが、
潔い撤退に拍手を送りたいと思います。
あそこで無理して突っ込んで思わぬ滑落事故につながっても意味がありません。
KAZさんの次回権現岳へのリベンジと今後のご活躍を期待しています。
我々天女パーティーは登り・下りともアイゼンを使用せずツボ足歩行とし、
最高のコンディションの下、とても良い雪山トレーニングとなりました。
noborundaさん コメントありがとうございます。
日曜日は本当に絶好の登山日和でしたね。樹林帯出たすぐの山梨県側で宴会をされていた3人組さんですね?覚えております。
ピッケルを忘れたこと、本当に悔いが残ります。あんなに絶好のコンディション、そうそうありませんでしたからね。
でも、もし先行ラッセルでなくてトレースが先についていたら、三ツ頭から心配して見守ってくださった皆さんの心配を知らずに無理して頂上を目指そうとしてたかもと思うと、先行ラッセルだったことが幸いしたのかなと今は思っています。
皆さんが心配していたという話は単独行の女性さん(この方とは下山途中でお会いしました)から聞きまして、恐縮しておりました。
さすがにピッケルがないとちょいとビビるぐらいの斜度、おまけにルートが判然としない状態。敗退して正解でした。
装備は抜かりなく、忘れ物には気をつけよう ですね。
KAZさんが我々天女パーティーの宴会場を約20mほど通過してから気が付きました。
天女二人も権現岳直下の様子を KAZさんより聞きたかったらしく
首を長くして待っていた(宴会に夢中になってましたが・・・
返す返すも残念でした。
でも天女二人もKAZさんのレポートを昨夜読んで現場の状況を納得していたようです。
我々天女パーティーは KAZさんの潔い撤退に三ツ頭より拍手していましたが、
後続の三人パーティーがその後、山頂に向けて直登したのを見て本当に驚きました。
KAZさんが下山開始後直ぐにすれ違った単独の方、
その後、あとを追った二人のパーティー、
合計三人もきっとあのトレースを追って直登したのでしょう。
いずれの方達も事故は無かったようですから本当に良かったと思います。
最初のトレースをつけるって本当に気持ちが良いですが、
ひとたび間違ったトレースを付けた場合、
大半の登山者はトレースを信じ込んでしまうので怖いものがあります。
それだけに先駆者は責任もあるんだと云う事を再確認した次第です。
先行ラッセルでもKAZさんのようなお考えの方ばかりならいいのですが・・・
それにしても、あの単独行の女性ですが、
雰囲気と言動からして、かなりの方とお見受けしました。
単独行の女性さんは、はるばる三重から車を運転してきたようで、よく八ヶ岳近辺に登りにきていらっしゃるようです。私が前三ツ頭で休憩しているところにつぼ足でサクサク登っていらっしゃって、そのまま三ツ頭までスルーで登っていかれました。なかなかの健脚さんだと思います。
ちなみに三人組さんはワカン・スノーシューで三ツ頭に一番乗りで先着されていたんですが、どうやらこの三人組さんと単独行の女性さんは最近別の山で会ったことがあったらしく、三ツ頭で四人で盛り上がっていました。
(何だか私だけ部外者みたいな感じで)
三ツ頭からはまず三人組さんがトレースをつけて先発し、残った私と単独行の女性さんは、ピッケルが無いのでどうしようなんて話をしていたんです。
単独行の女性さんはつぼ足だったので、三ツ頭から少し進んだところで引き返しされ、私はとりあえずダブルストックで行けるところまで進んでみますということでお別れしました。
権現岳への鞍部付近で休憩していた三人組さんに追いつき、ここまでラッセルしていただいたお返しを少しはせねばと、鞍部から登りラッセルを引き受けたのですが、如何せん、初めてのルート(夏も未体験)だったので、雪庇に注意しながら、時折後続の三人組さんの動きも気にしながら(もし私の辿るルートが間違っていたら注意してくれる声が聞こえるぐらいの距離感を意識しながら)、稜線直登ルートで進んで、行き詰ってしまったんです。
三人組さんも冬の正解ルートをご存知なかったようで、結果、愚直に稜線を直登してしまったようです。
トレースをつけてしまうと、それが正解であれ不正解であれ、後続者はそのルートの熟知者で無い限り、そのトレースを追いかけて登りますから、可能な限りトレースが刻まれていたんじゃないかなという微かな痕跡を探しながら登ったんですが、斜度がきつくなると痕跡も解らなくなり、これ以上適当なトレースをつけるのは拙いし、そもそもストック装備で踏み込む斜度じゃないなと、三人組さんのところに戻って下山を告げたという次第でした。
ラッセル泥棒と思われるのも厭だったので先行したんですが、初ルートだということを告げておとなしく後続に徹するのが正解だったんじゃないかなと反省もしてるんです。
トレースがついていれば比較的簡単に登れてしまう山でも降雪後では全く未知の山になってしまう事もしばしば。
八ヶ岳は東京近郊からでもアクセスが良い為、赤岳・横岳・硫黄岳等は条件さえ揃っていればピストンどころか日帰りの縦走さえ可能です。
私もそうですが、冬場の八ヶ岳に集まってくる大半の登山者はトレースがないと途端に不安になり、
場合によっては先に進む事も出来なくなり結果敗退となります。
先行できっちりとしたトレースをつけられるような実力を早く身につけたく毎週のように山に通ってますが、なかなか・・・
冬山のリスクをひとつずつ勉強するまでも及びません。
先週も数時間分のトレースをつけましたが、やはり不安で一杯でした、このルートでいいのだろうかと。
基本的には、夏道を歩いた事のない山には冬は行かないようにしています。
積雪期には場所によって冬道をたどりますが、それでも何かあった時には夏道も知っておかないと、と考えてます。
常にではありませんが、冬に歩く事を想定しながら調査の意味も含めて夏道を歩くようにしてます。
KAZさんの云われる通り、ルートによってはトレースを刻む者には責任もあると考えます。
例えば、横岳通過のトレースをつけろ等と云われると正直青くなってしまうでしょう。
KAZさん、楽しみながら色んな山を沢山登ってお互いに精進しましょう!
単独行の女性の方、話し方からして関西方面ご出身の方と推察してましたが、三重からの方でしたか。
とっても身軽そうな方でした。
noborundaさん、心構えなどのアドバイス ありがとうございます。
これからも色々経験を積んで、ドンドン楽しく山登りを続けたいと思います。
またどこかの山でお会いできれば良いですね。
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