大淵入右岸尾根〜長尾丸山〜棒ノ嶺
- GPS
- 04:31
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 851m
- 下り
- 846m
コースタイム
天候 | 快晴。寒いが大気が透き通る |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大淵入右岸尾根:大淵入の最初の堰堤の上から枝尾根に取り付きます。下部は急で歩きにくいですが、一段落してからは快適な尾根歩きが楽しめます。但し下降路とする場合は、枝尾根の分岐点がわかりにくいと思うのでお勧めしません。 バリエーションルートであり登山道はありませんので山慣れた方向きです。ヤマレコでは初登場だと思われますが、この山域としては自然林が多く変化もあって良いルートなので、もっと登られてもよいのではないでしょうか。 なお、「大淵入右岸尾根」という名称は仮称です。一応「大淵入」という沢の右岸にある尾根という意味ですが、文献によってこの沢の名称が異なっていて、確定できませんでした。 |
写真
感想
長尾丸山から有間川方向には2本の顕著な尾根が伸びている。いずれの尾根もヤマレコには記録がなく、昨冬はまず西側の尾根を登ってみた(2015年12月28日のログ参照。単に長尾丸の北尾根とした)。植林が優勢で、単調な尾根という印象であったが、東側のもう一本は、偵察した限りでは自然林に覆われていて楽しめそうな雰囲気だったので、近いうちに登ってみたいと機会をうかがっていた。記念すべき今年の初登山として、ヤマレコ初登となるこの尾根に挑戦してみた。
ところでこの尾根の名称だが、尊敬するS.Tom氏の「バリエーションウオーキング」では大淵入右岸尾根と呼称されているのでそれに従った。龍神淵下に注ぐ沢を大淵入とする文献と指向入とする文献があり迷うが、本レコでは大淵入とする。なお、一つ手前(東)の沢についても樫木入・大淵入と呼び名が異なっている。
落合に車を置き林道を歩く。龍神淵手前で有間川を渡渉し、大淵入右岸に沿う明瞭な仕事道を進む。このあたりは昨冬の山行で土地勘がある。最初の堰堤の左を登るとさらに仕事道が続いている。そのまま進むと沢沿いに奥へ入ってしまうので、途中から山腹を左に斜上する踏跡に入る。この先は植林地で、登るに従い踏跡も錯綜してくるので、最後は急斜面を適当に這い上がった。足場が悪く木を掴みながらの登高だ。
登りが一段落したところは自然林に覆われていて良い雰囲気だ。ここは右岸尾根の主稜から派生した枝尾根にあたる。この支尾根は下から見上げた通り自然林に包まれていて、やや急な箇所はあるものの主稜に合するまで楽しい登りが続く。やがて右側にガレ場が現れると主稜に辿り着く。
主稜は左側が植林だが、右側はほぼ自然林なので明るく快適な尾根歩きだ。ヤブはなく傾斜も適度で歩き易い。しばらく登ると林道に出る。小休止の後は再び尾根に上がる。林道を越すときは擁壁に難儀することが多いが、ここはまっすぐ進めるので楽だ。都県界尾根までは僅かの距離だが、一面自然林に覆われていて美しい。なかなか見事な巨木も見つけることができた。
長尾丸山は面白味がない山頂なので、長居せず棒ノ嶺に向かう。途中木の間越しに蕎麦粒山から川苔山の稜線が覗けるが、スッキリ眺められる場所がないのが残念だ。槇ノ尾山を過ぎ一登りで棒ノ嶺に到着した。今日は素晴らしい展望だ。モヤで霞んでいることが多いのだが、今日は空気が澄んでいる。このところ晴天続きだったおかげだろうか、土がドロドロになりがちな棒ノ嶺山頂は乾き気味だ。
昼食後は引き返して槇ノ尾山から分岐する仙岳尾根を下った。結構迷いやすい尾根だが何度か歩いているので不安はない。ただ、最後の最後、両側が切れ落ちたヤセ尾根の通過は、いつもながらちょっと緊張した。誰もいない渓流釣り場に降り立ち、安堵と共に短いが充実した山行を無事終えることができた喜びにしばし浸る。
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