記録ID: 1041970
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波
【三峯五禅頂の道��】大宿周辺 〜 外山と本宮・滝尾神社・新宮
2017年01月07日(土) [日帰り]
栃木県
thoughtmay
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 08:03
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 598m
- 下り
- 593m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 8:03
距離 16.1km
登り 606m
下り 598m
これは池田正夫『全踏査 日光修験 三峯五禅頂の道』(随想舎 2009年刊行)の記述を辿るシリーズ山行です。
池田氏が踏査の手掛かりとされた主な古文書は以下の通り。
冬峯『冬峯手鑑』
華供峯『華供峯副大宿手日記』
夏峯『補陀洛順峯入峯次第私記』
五禅頂『禅頂先達秘密記(善如寺沙門大輪坊厳因)』
いづれも『日光市史史料編』を底本とされているようです。
興雲律院の通行はおそらく不可だろうと思います。
ひとには全く勧められない行動です。
参考程度にご覧ください。
【通過した三角点】
3等「日光」880.11m 白18 正常
明治41年の点の記では所有者は稲荷町の共有地とされているが、
現在の所有者は輪王寺。
池田氏が踏査の手掛かりとされた主な古文書は以下の通り。
冬峯『冬峯手鑑』
華供峯『華供峯副大宿手日記』
夏峯『補陀洛順峯入峯次第私記』
五禅頂『禅頂先達秘密記(善如寺沙門大輪坊厳因)』
いづれも『日光市史史料編』を底本とされているようです。
興雲律院の通行はおそらく不可だろうと思います。
ひとには全く勧められない行動です。
参考程度にご覧ください。
【通過した三角点】
3等「日光」880.11m 白18 正常
明治41年の点の記では所有者は稲荷町の共有地とされているが、
現在の所有者は輪王寺。
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
二荒山神社 神苑入苑料200円。 |
| ファイル |
この日の山行のポイントを、ウェイポイントにまとめました。
（更新時刻：2017/07/05 10:11） |
写真
今日もも上鉢石町駐車場から出発。ここは大谷川と稲荷川の出合にあたるのだが、ここに取水口があることにこの日初めて気付いた。
赤沢発電所取水堰とのことだが、地図で確認すると発電所まで結構距離がある。
5
1/7 7:03
今日もも上鉢石町駐車場から出発。
ここは大谷川と稲荷川の出合にあたるのだが、ここに取水口があることにこの日初めて気付いた。
赤沢発電所取水堰とのことだが、地図で確認すると発電所まで結構距離がある。
ここは大谷川と稲荷川の出合にあたるのだが、ここに取水口があることにこの日初めて気付いた。
赤沢発電所取水堰とのことだが、地図で確認すると発電所まで結構距離がある。
まずは興雲律院を経由して外山へ向かう。
大谷川を渡りながら赤沢発電所取水堰を見下ろす。
大谷川を渡りながら赤沢発電所取水堰を見下ろす。
歩道橋から見た稲荷川左岸の露頭。
何度も繰り返された洪水の跡が分かる。
何度も繰り返された洪水の跡が分かる。
外山登山口への分岐。ふつうは左に折れるが、今日は往古の道を探しに興雲律院へ行く。
「往古、外山参詣の道は萩垣面の興雲律院の中を通っていたといわれる。(p.328)」とある道を探してみたい。
1/7 7:29
外山登山口への分岐。
ふつうは左に折れるが、今日は往古の道を探しに興雲律院へ行く。
「往古、外山参詣の道は萩垣面の興雲律院の中を通っていたといわれる。(p.328)」とある道を探してみたい。
ふつうは左に折れるが、今日は往古の道を探しに興雲律院へ行く。
「往古、外山参詣の道は萩垣面の興雲律院の中を通っていたといわれる。(p.328)」とある道を探してみたい。
分岐にあった道標と石仏はいづれも時代がかっている。
「左 外山参道：右 霧降滝道」
「左 外山参道：右 霧降滝道」
現在7時40分だが、声をかけても不在だったため、境内に入る。
採灯護摩壇と不動明王立像があった。
採灯護摩壇と不動明王立像があった。
三天堂。安産を願って、香車の駒を奉納するという。
(どこまでも真っ直ぐ進む駒に安産を掛けた)
お産に関するモチーフは、後に立ち寄る開山堂でも滝尾神社でも繰り返された。出流の満願寺にもそれに連なる岩がある。
3
1/7 7:44
三天堂。
安産を願って、香車の駒を奉納するという。
(どこまでも真っ直ぐ進む駒に安産を掛けた)
お産に関するモチーフは、後に立ち寄る開山堂でも滝尾神社でも繰り返された。出流の満願寺にもそれに連なる岩がある。
安産を願って、香車の駒を奉納するという。
(どこまでも真っ直ぐ進む駒に安産を掛けた)
お産に関するモチーフは、後に立ち寄る開山堂でも滝尾神社でも繰り返された。出流の満願寺にもそれに連なる岩がある。
興雲律院境内。
この時点で、僕は中川光憙氏が当寺の住職であることを知らなかった。
あとから思えば大変失礼な振る舞いをしたのだが＿＿
この時点で、僕は中川光憙氏が当寺の住職であることを知らなかった。
あとから思えば大変失礼な振る舞いをしたのだが＿＿
境内は緑色のネットで囲われていたのだが、このネットの切れ目から外に出て＿＿
無縫塔の並ぶ墓地とお堂があった。周囲はフェンスで囲まれている。
フェンスの向こうは出版健康保険組合の保養施設「つがのき」の敷地になっており、先へ進めない。
2
1/7 8:04
無縫塔の並ぶ墓地とお堂があった。
周囲はフェンスで囲まれている。
フェンスの向こうは出版健康保険組合の保養施設「つがのき」の敷地になっており、先へ進めない。
周囲はフェンスで囲まれている。
フェンスの向こうは出版健康保険組合の保養施設「つがのき」の敷地になっており、先へ進めない。
墓地のお堂。
詰んじゃったかな。
フェンスの切れ目を探して迂回した。
詰んじゃったかな。
フェンスの切れ目を探して迂回した。
「つがのき」入り口でフェンスが切れたので、ここから寺域の外へ。
今来た敷地を顧みる。
立入禁止を明示していた。お詫びするしかない。
肝心の外山参道も見つけられず終い。
立入禁止を明示していた。お詫びするしかない。
肝心の外山参道も見つけられず終い。
ここから通常の外山の登山コースに入った。
指導標の指す通り、この三差路を右折。
指導標の指す通り、この三差路を右折。
そのまま直進すれば登山道に入る。
鳥居の手前に2本の石柱がある。
鳥居の手前に2本の石柱がある。
1本は道標石だった。「左 外山道」
他の3面に刻字はない。
webサイト"今昔物語"を見ると、右方向の踏跡は赤沢に向かう道らしい。
3
1/7 8:19
1本は道標石だった。
「左 外山道」
他の3面に刻字はない。
webサイト"今昔物語"を見ると、右方向の踏跡は赤沢に向かう道らしい。
「左 外山道」
他の3面に刻字はない。
webサイト"今昔物語"を見ると、右方向の踏跡は赤沢に向かう道らしい。
参道を進むと石祠があった。石室の中にはこぶし大の石ころ一つが収められていた。
朴訥な本尊だ。
手前にあるのは多数の杖。
1月3日の毘沙門天縁日に置かれたのかな？
3
1/7 8:23
参道を進むと石祠があった。
石室の中にはこぶし大の石ころ一つが収められていた。
朴訥な本尊だ。
手前にあるのは多数の杖。
1月3日の毘沙門天縁日に置かれたのかな？
石室の中にはこぶし大の石ころ一つが収められていた。
朴訥な本尊だ。
手前にあるのは多数の杖。
1月3日の毘沙門天縁日に置かれたのかな？
目の前の大石に「9丁」の刻字。
7,8丁は分らなかった。
結局、見つけられた町石は4本。
7,8丁は分らなかった。
結局、見つけられた町石は4本。
コンクリ造りの毘沙門堂。
毘沙門天が祀られてるそうですが、これについては後に触れる。
毘沙門天が祀られてるそうですが、これについては後に触れる。
山頂の小屋。
山頂で一緒になった地元の方に伺ったら、
1月3日の外山毘沙門天縁日で使用するそうだ。
山頂で一緒になった地元の方に伺ったら、
1月3日の外山毘沙門天縁日で使用するそうだ。
外山から、南面の眺めを同定してみる。
ここから富士山を見ることは、角度的に無理なようだ。
ここから富士山を見ることは、角度的に無理なようだ。
女峰山。
左の尖ったピークは竜巻山、右の尖ったピークが女峰山。
女峰山の前に立ちはだかる山が前女峰。
左の尖ったピークは竜巻山、右の尖ったピークが女峰山。
女峰山の前に立ちはだかる山が前女峰。
山頂から北側に延びる登山道があった。
地形図を見ると、霧降の方へ抜けられるようだ。
地形図を見ると、霧降の方へ抜けられるようだ。
山頂南斜面へ戻り、山内方面を見下ろす。
矢印を打ったピークが恒例山(774P)
矢印を打ったピークが恒例山(774P)
金谷ホテルと修理中の輪王寺三仏堂。先日歩いた尾根がよく見える。
眼下の町からは「福〜よ来い来い福よ来い〜」という歌が大音量で切れ目なく流れている。
1/7 9:22
金谷ホテルと修理中の輪王寺三仏堂。
先日歩いた尾根がよく見える。
眼下の町からは「福〜よ来い来い福よ来い〜」という歌が大音量で切れ目なく流れている。
先日歩いた尾根がよく見える。
眼下の町からは「福〜よ来い来い福よ来い〜」という歌が大音量で切れ目なく流れている。
稲荷川と大谷川の出合。
画面中央の赤い橋が今朝渡ってきた歩道橋。
画面中央の赤い橋が今朝渡ってきた歩道橋。
日光総合支所と、その上に見える志渡渕川砂防堰堤。
先日歩いた、岩屋観音の取付があるところ。
外山の眺望にすっかり魅了された。
先日歩いた、岩屋観音の取付があるところ。
外山の眺望にすっかり魅了された。
登山口まで戻ってきた。
登山口の住宅地に、古い踏跡が残っていたので追ってみた。
登山口の住宅地に、古い踏跡が残っていたので追ってみた。
車道を歩いて神橋まで戻った。
路肩の玉石積み擁壁と、その上に残る興雲律寺の古い石垣。
路肩の玉石積み擁壁と、その上に残る興雲律寺の古い石垣。
恒例山(774P)を望む。
今日はこの山の周りを一周することになる。
今日はこの山の周りを一周することになる。
滝口では轟音を上げて大量の水が流れていた。
滝口に水門が設けられていて、迂回させられてしまっているんですね。
滝口に水門が設けられていて、迂回させられてしまっているんですね。
神橋のたもとから星ノ宮へ続く階段。金谷ホテルができる以前には、どういう地形だったんだろうか。
明治までは星ノ宿の堂宇も残っていたそうだ。
1/7 15:09
神橋のたもとから星ノ宮へ続く階段。
金谷ホテルができる以前には、どういう地形だったんだろうか。
明治までは星ノ宿の堂宇も残っていたそうだ。
金谷ホテルができる以前には、どういう地形だったんだろうか。
明治までは星ノ宿の堂宇も残っていたそうだ。
深沙王堂から見た松立山。
さて、御旅所に向かって歩いてみる。
途中、唯心院があるはずだ。
さて、御旅所に向かって歩いてみる。
途中、唯心院があるはずだ。
僧坊、唯心院。
勝道上人が弟子たちと最初に草庵を結んだという伝承がある場所。
勝道上人が弟子たちと最初に草庵を結んだという伝承がある場所。
唯心院から参道を挟んだ場所に御旅所がある。現在は千人行列の際に人々が休む場所として使われているが、
本来、一般には祭礼の際に神の依った神輿の休む場所を御旅所という。
門前の砂地は神馬のための設え。
1
1/7 10:41
唯心院から参道を挟んだ場所に御旅所がある。
現在は千人行列の際に人々が休む場所として使われているが、
本来、一般には祭礼の際に神の依った神輿の休む場所を御旅所という。
門前の砂地は神馬のための設え。
現在は千人行列の際に人々が休む場所として使われているが、
本来、一般には祭礼の際に神の依った神輿の休む場所を御旅所という。
門前の砂地は神馬のための設え。
さて、いよいよ本宮へ向かう。
途中、「本宮カフェ」という茶店が出来ていたのだが＿＿
途中、「本宮カフェ」という茶店が出来ていたのだが＿＿
四本龍寺観音堂と三重塔。
法隆寺を思い出させる伽藍配置。
四本龍寺と本宮は切れ目なく続いている。
観音堂には鏡餅が備えてあった。
法隆寺を思い出させる伽藍配置。
四本龍寺と本宮は切れ目なく続いている。
観音堂には鏡餅が備えてあった。
輪王寺付属日光幼稚園が四本龍寺に隣接している。
凄いロケーション。
凄いロケーション。
そして、採灯護摩壇は観音堂と三重塔との間にあった。
採灯護摩壇と不動明王立像。
後に見えるのが日光幼稚園。
採灯護摩壇と不動明王立像。
後に見えるのが日光幼稚園。
採灯護摩壇。
先週見てきた中禅寺のもの同様に、よく保存されていた。
先週見てきた中禅寺のもの同様に、よく保存されていた。
不動明王立像は星ノ宿のものとよく似ている。手前は大日如来と阿弥陀如来か。
画像左の坐像を、庚申懇話会編の『全国、石仏を歩く』と『石仏の旅東日本編』ではそれぞれ阿弥陀・薬師としている(ちなみに執筆者は同一)。
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1/7 11:02
不動明王立像は星ノ宿のものとよく似ている。
手前は大日如来と阿弥陀如来か。
画像左の坐像を、庚申懇話会編の『全国、石仏を歩く』と『石仏の旅東日本編』ではそれぞれ阿弥陀・薬師としている(ちなみに執筆者は同一)。
手前は大日如来と阿弥陀如来か。
画像左の坐像を、庚申懇話会編の『全国、石仏を歩く』と『石仏の旅東日本編』ではそれぞれ阿弥陀・薬師としている(ちなみに執筆者は同一)。
かつて僧坊が立ち並んでいたのであろう石垣の小道を歩いていく。
木製電柱の切り株がそのまま残ってたので、パチリ。
木製電柱の切り株がそのまま残ってたので、パチリ。
石垣の道が延々と続く。「"大宿"とは当番になる坊のことである。その決定は、所属する山伏仲間の衆議によって査定された(p.108)」
ほとんど城郭を思わせる風景だ。
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1/7 11:14
石垣の道が延々と続く。
「"大宿"とは当番になる坊のことである。その決定は、所属する山伏仲間の衆議によって査定された(p.108)」
ほとんど城郭を思わせる風景だ。
「"大宿"とは当番になる坊のことである。その決定は、所属する山伏仲間の衆議によって査定された(p.108)」
ほとんど城郭を思わせる風景だ。
そして小玉堂にやって来た。
真言宗とのつながりを今に伝える、古い礼拝所なのだろう。
東照宮美術館の東側を北上すると＿＿
真言宗とのつながりを今に伝える、古い礼拝所なのだろう。
東照宮美術館の東側を北上すると＿＿
養源院跡。
"おろく"と"おかち"という、2人の家康側室が葬られている。
ここは水戸家の宿坊だったという。
"おろく"と"おかち"という、2人の家康側室が葬られている。
ここは水戸家の宿坊だったという。
養源院跡はY字路の中洲のような場所にあります。
滝尾神社から帰るとき必ず目にするこの石垣は、そういう場所だったのだった。
滝尾神社から帰るとき必ず目にするこの石垣は、そういう場所だったのだった。
開山堂の入り口にて。
このあたりは現役・遺構を問わず、たくさんの水路が通っています。
分岐の桝に水路の指導標が立っていた。
このあたりは現役・遺構を問わず、たくさんの水路が通っています。
分岐の桝に水路の指導標が立っていた。
観音堂。
ここも香車の駒を奉納して安産を祈願する場となっている。
ここも香車の駒を奉納して安産を祈願する場となっている。
陰陽石。
やはり安産を祈願する霊地と説明されていたが、古い祭祀跡にしか見えない。
やはり安産を祈願する霊地と説明されていたが、古い祭祀跡にしか見えない。
開山堂と観音堂の裏てに勝道上人のお墓と仏岩があります。
この辺の谷部は仏岩谷というそうだ。
この辺の谷部は仏岩谷というそうだ。
ここは恒例山の山腹となるのだが、形状は岩屋そのものだ。
山岳信仰の匂いの強い山でした。
山岳信仰の匂いの強い山でした。
四天王(持国天・増長天・広目天・多聞天) + 帝釈天・毘沙門天で六武天らしいのだが＿＿
毘沙門天のかわりに不動明王がいる。
ここの毘沙門天が外山の毘沙門堂に祀られているらしい。
ここの毘沙門天が外山の毘沙門堂に祀られているらしい。
滝尾神社から延びている古い石畳はここ開山堂が起点だった。
これより南にこの道はない。
これより南にこの道はない。
道中「大千度拝所」と書かれた小さな杭を見つけた。かつて日光山内を巡拝する"大千度行"という修行があった。
全ての拝所を完全に再現するのはもう不可能と聞くが、一部復興されたとも聞いた。
1
1/7 12:02
道中「大千度拝所」と書かれた小さな杭を見つけた。
かつて日光山内を巡拝する"大千度行"という修行があった。
全ての拝所を完全に再現するのはもう不可能と聞くが、一部復興されたとも聞いた。
かつて日光山内を巡拝する"大千度行"という修行があった。
全ての拝所を完全に再現するのはもう不可能と聞くが、一部復興されたとも聞いた。
使われなくなったまま放置された水路跡が、そこかしこに残っている。
水道設備があった。滝尾浄水場である。
山内は電気も水道も自前で賄っているらしく、
発電所は開山堂のすぐそばにあるそうだ。
山内は電気も水道も自前で賄っているらしく、
発電所は開山堂のすぐそばにあるそうだ。
古い水門だろうか。
大正15年創設で、日光市の水道より29年早いそうだ。
厚生省「近代水道百選」に選出されている。
大正15年創設で、日光市の水道より29年早いそうだ。
厚生省「近代水道百選」に選出されている。
この参道には杉の並木道もある。
昌源杉と呼ばれている。
文明8年(1476)第44世別当昌源によるものだそうだ。
昌源杉と呼ばれている。
文明8年(1476)第44世別当昌源によるものだそうだ。
途中、石畳は水力発電の導水路と交差する。
滝尾神社から行者堂へ向かって歩くときに踏み越えていた、あのパイプである。
滝尾神社から行者堂へ向かって歩くときに踏み越えていた、あのパイプである。
行者堂との分岐のすぐそばに立つ"大小べんきんぜいの碑"
これより神域である。
これより神域である。
白糸の滝の傍らに立つジョン・K・エマーソン駐日公使の記念碑。ドロシー夫人の名もある。本家Wikipediaの"John K. Emmerson"の項には、この記念碑の写真が掲げてあった。
2
1/7 12:33
白糸の滝の傍らに立つジョン・K・エマーソン駐日公使の記念碑。ドロシー夫人の名もある。
本家Wikipediaの"John K. Emmerson"の項には、この記念碑の写真が掲げてあった。
本家Wikipediaの"John K. Emmerson"の項には、この記念碑の写真が掲げてあった。
白糸の滝の傍らに不動明王座像があることに初めて気付いた。かつてここには小玉池とよばれる池があり、不動堂と山王社があったという。
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1/7 12:38
白糸の滝の傍らに不動明王座像があることに初めて気付いた。
かつてここには小玉池とよばれる池があり、不動堂と山王社があったという。
かつてここには小玉池とよばれる池があり、不動堂と山王社があったという。
別所跡。東京国立博物館蔵の日光山往古図(中世の日光山が描かれている。寛政12年の摸本だが、原図は所在不明)を見ると、この位置に懸造のお堂などが描かれている。
1/7 12:42
別所跡。
東京国立博物館蔵の日光山往古図(中世の日光山が描かれている。寛政12年の摸本だが、原図は所在不明)を見ると、この位置に懸造のお堂などが描かれている。
東京国立博物館蔵の日光山往古図(中世の日光山が描かれている。寛政12年の摸本だが、原図は所在不明)を見ると、この位置に懸造のお堂などが描かれている。
本殿・唐門。
滝尾神社の祭神は女峰山(田心姫命)だ。
女峰山を拝するための扉が本殿の後ろ側にある。
滝尾神社の祭神は女峰山(田心姫命)だ。
女峰山を拝するための扉が本殿の後ろ側にある。
三本杉。
17世紀末から18世紀中ごろにはすべて倒れてしまったようで、今目にしているのは樹齢300年程度のものだとか。
17世紀末から18世紀中ごろにはすべて倒れてしまったようで、今目にしているのは樹齢300年程度のものだとか。
三本杉の門扉はずっと時代がかっていた。三本杉の周囲は禁足地とされる。
昭和49年の発掘調査では、このあたりから大きな石垣の跡が発掘された。
1
1/7 12:57
三本杉の門扉はずっと時代がかっていた。
三本杉の周囲は禁足地とされる。
昭和49年の発掘調査では、このあたりから大きな石垣の跡が発掘された。
三本杉の周囲は禁足地とされる。
昭和49年の発掘調査では、このあたりから大きな石垣の跡が発掘された。
天狗沢のほとりで昼食。
入り口に階段が2つあるのも変だなあ、などと考えていた。
そこに不動堂があったのかもしれない。
入り口に階段が2つあるのも変だなあ、などと考えていた。
そこに不動堂があったのかもしれない。
白糸滝下流の水路を作るにあたって、整地されちゃったんだろうな。
採灯護摩壇もあったのだろうか？
採灯護摩壇もあったのだろうか？
さあいよいよ最後、行者堂を経て新宮(いわゆる二荒山神社)へ向かいます。
行者堂に供えられていたはずの鏡餅は無くなっていた。
さすが役行者。
さすが役行者。
行者堂内部。
役行者と前鬼・後鬼。
写真ではここまで写るが、実際は真っ暗。
役行者と前鬼・後鬼。
写真ではここまで写るが、実際は真っ暗。
行者堂を下りて、真っ直ぐ新宮へ向かう。
ここから空烟地蔵までの坂道を"滝尾下向道"というらしい。
ここから空烟地蔵までの坂道を"滝尾下向道"というらしい。
行者堂は855pと774p(恒例山)の鞍部付近にある。
坂を下りながら、鞍部を見返る。
右手が恒例山。
坂を下りながら、鞍部を見返る。
右手が恒例山。
道なりに進むと新宮と大猷院の間を下りていくことになる。
傍らに空烟(くうえん)地蔵があった。
傍らに空烟(くうえん)地蔵があった。
江戸中期らしい生真面目で端正な造り。阿部家の奉納だが、空烟の名は老中阿部忠秋の戒名からきている。
忠秋は下野壬生藩主だった時期もあり、その父忠吉は元和の家康改葬の際に奉行を務めた。
3
1/7 13:54
江戸中期らしい生真面目で端正な造り。
阿部家の奉納だが、空烟の名は老中阿部忠秋の戒名からきている。
忠秋は下野壬生藩主だった時期もあり、その父忠吉は元和の家康改葬の際に奉行を務めた。
阿部家の奉納だが、空烟の名は老中阿部忠秋の戒名からきている。
忠秋は下野壬生藩主だった時期もあり、その父忠吉は元和の家康改葬の際に奉行を務めた。
坂を下りきると、二荒山神社と大猷院との間に出た。
駅から黒岩ルートに向かう人たちって、この道を使っているのかな？
駅から黒岩ルートに向かう人たちって、この道を使っているのかな？
足尾の大黒様。勝道上人の伝承に絡めて作ったようだ。これに限らず二荒山神社境内で見たものは、とにかく下卑たものが多かった。
二荒山神社って経営が苦しいのだろうか。
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1/7 14:00
足尾の大黒様。勝道上人の伝承に絡めて作ったようだ。
これに限らず二荒山神社境内で見たものは、とにかく下卑たものが多かった。
二荒山神社って経営が苦しいのだろうか。
これに限らず二荒山神社境内で見たものは、とにかく下卑たものが多かった。
二荒山神社って経営が苦しいのだろうか。
神苑のモギリにて。
入苑料200円。
古いものは見ごたえのあるものだった。
入苑料200円。
古いものは見ごたえのあるものだった。
神輿舎と大黒殿。
こんないい建物を下品に見せられちゃうのが二荒山神社の凄いところだ。
神輿は中宮宝物館のものに似ています。
こんないい建物を下品に見せられちゃうのが二荒山神社の凄いところだ。
神輿は中宮宝物館のものに似ています。
黒田長政が奉納した東照宮の石鳥居。
ブラタモリでも取り上げていた。
ブラタモリでも取り上げていた。
輪王寺が近づくにつれて「福〜よ来い来い福よ来い」の歌がデカくなってきた。
外山山頂で聞こえてたやつだ。
輪王寺の初詣ソングだったのか。
エンドレスで流れる、音の暴力だった。
言わせんなよ、恥ずかしい。
2
1/7 14:47
輪王寺が近づくにつれて
「福〜よ来い来い福よ来い」の歌がデカくなってきた。
外山山頂で聞こえてたやつだ。
輪王寺の初詣ソングだったのか。
エンドレスで流れる、音の暴力だった。
言わせんなよ、恥ずかしい。
「福〜よ来い来い福よ来い」の歌がデカくなってきた。
外山山頂で聞こえてたやつだ。
輪王寺の初詣ソングだったのか。
エンドレスで流れる、音の暴力だった。
言わせんなよ、恥ずかしい。
輪王寺の一隅にある勝道上人像。
三仏堂は修理中。
終盤疲れた、もう帰ろ。
三仏堂は修理中。
終盤疲れた、もう帰ろ。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
ガーミン/オレゴン600にてログ取得
|
|---|
感想
今日は大宿周辺の拝所を見て回りました。
文字通り物見遊山ですね、これは(笑)。
外山や山内外縁部はほんと素晴らしかったです。
五禅頂では出立前に外山を参拝するので登ってみました。
【この山行記録は2018.9.15に改稿しました】
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栃百 日光外山・毘沙門山・鶏岳 全部ピストン
2025年06月08日 (日帰り) [B]
鳴虫山・外山（西参道第1駐車場から反時計回り）
2025年05月15日 (日帰り) [A]
鳴虫山〜憾満ヶ淵〜輪王寺〜外山 ツツジの花の入れ替わり
2025年05月01日 (日帰り) [S]
鳴虫山 / 神ノ主山 / 外山
2025年04月28日 (日帰り) [B]
鳴虫山
2025年04月26日 (日帰り) [A]
出勤して会社に着いたらアップされてたレコ…熟読してしまいました（笑）
日光奥が深い…
ゆっくり歩くのも楽しそうですね(^^)
お疲れさまでした。
さぁ〜仕事しよっと…(/ _ ; )
おはようございます。
お仕事の邪魔してごめんなさい
縦に横に、日光、面白いです。
だけど足尾に行く時間がなくなっちゃう。
それは困るなあ。
お仕事がんばってください！
メールでのお知らせありがとうございます♪
ってｗｗ私はコーヒーに詳しい人ではないのですｗ残念ながら。
収集はコカ社のジョージアに限っているので、情報もジョージアしかありません。
しかしながら他メーカーの缶コーヒー情報を目にする機会も、収集家ではない方々とは比較にならない量だと思うのですが、このコーヒーは初めて見ました！
いろいろ調べていたら、やっぱり楽しいもんですね♪
アサヒの初代缶コーヒー。
1981年からですが、けっこうコケたようです。
三ツ矢→NOVA→JO→そして現在のWANDAに至ります。
話は山の方に変わりますが、
やっぱり一大山岳信仰エリア？とでもいうのでしょうか、
日光は奥深いですね！
随所に当時を偲ぶ痕跡がこれでもかと。
そしてそれを記す文献もしっかりと残っていて、掘り出し甲斐がありますね！
nosterさん、ありがとうございます。
すごいな、十分マイスターですってば
お話を伺って三ツ矢のことを調べてみたら、ことのほか面白かったです。
(wikiの、三ツ矢サイダーに関する記事の情熱がすごい)
これからは、WANDAを見たら自動的に三ツ矢サイダーを思い浮かべてしまいそう。
今回の山行で写真を撮った現場では、このコーヒー缶が3本ほど朽ちかけていました。
仲良し3人組がこんな場所でマイナーな缶コーヒーを飲んでいったのかと思うと、
ちょっとほほえましいです。
(ダメだぞ、ポイ捨て)
文献はですね、あまり残ってないんですよ、この時代は。
日本が世界に冠たる記録魔の国になるのは江戸中期ぐらいからで、
たとえば織豊期くらいの超有名人でも、
なんでこんなことも分からないのか、っていうくらい
基本的な記録すら残ってないことが多いです。
日光修験の全盛期は鎌倉末から室町くらいなので
カチッとした記録はほとんど残っていません。
日光修験の入峯についても、時代によってルートが変遷していたり、
所属のはっきりしないグループの抖��(とそう)の伝承が残っていたり、
それらが一緒くたになって認識されていたりと、
なかなかの混沌っぷりを呈しております。
た、楽しんで取り組んでますよ
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