黒戸尾根から甲斐駒ケ岳
- GPS
- 27:30
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 2,234m
- 下り
- 2,234m
コースタイム
4/3 5:25七丈第一小屋→7:50山頂→8:05山頂→9:25七丈第一小屋→9:45七丈第一小屋→11:30刃渡り→13:45駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
横手・白須分岐より上積雪、ハシゴ一部積雪にて足を乗せられない所もあり、七丈小屋下、クサリ場、ハシゴ斜面きつく積雪あって危険、八合目御来迎場上、大岩のクサリ場急斜面積雪あって危険、下り時左の大岩に曲がりこまないと危険な長い急斜面に注意。 名水公園の中に日帰り温泉、濃度が濃すぎて飲泉許可が下りないほど濃〜い赤湯の露天風呂あり。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
ヤマレコ見て黒戸尾根に行きたくてたまらなくなりました。金曜日は飲み会だったので出発が遅くなりましたが取り急ぎ出発。白州の駐車場に着いて山と高原地図に載っている小屋の電話番号にTELしたら管理人さんがいなくても泊ってくださいとの案内あって、あわてて車内にあった寝袋を詰込んで登山開始。お昼頃になり昼食を取ろうとザックをみると、カロリーメイト類の行動食しか持っていなくて、アルファ化米やおにぎりの食糧を(最初は入っていたが寝袋詰込時に)車中に忘れたことが発覚。カロリーメイト類は6つぐらいもっていたので小屋が営業していれば食糧は何とか成るかと思いつつも、管理人さんが不在で有れば、詰込んだ寝袋も薄手の物で寒い晩を一夜過ごして山頂を諦め小屋から引揚げる様にもなるかなとも考えながら先を急ぎました。雪山での本格的なハシゴやクサリ場は初めてでありかなり登り応えがあり、持って行ったアイゼンが10本爪の軽アイゼンで(雲取や甲武信より本格的な雪山で)苦労しましたが何とか七丈小屋に到着。管理人さんが居り小屋も営業中で一安心、ビール、缶詰、カップめん、カップ焼きそば等を購入し食事を取り少し気力回復しました。ストーブも一晩中焚いてあり薄手の寝袋でも寒くは無かったが、マットを持っていなかったので背中が痛くてあまり熟睡はできなかった。管理人さんの話では3月の震災以降小屋に泊った人は3人だけとのこと。地元山梨でもガソリンが不足しており其の為お客さんが来ないと言っていました。8合目上の所で危険な場所があり、警察のヘリも被災地へ応援に言っていいるから無理して事故を起こさないで欲しいとの話。今晩小屋泊まりは名古屋方面からのベテラン登山者男女3人組と千葉からの男性単独登山者と私の5人。外には大阪方面より来た若い男女5名くらいのテン泊者がいました。7時就寝、4時頃起床でまたカップめんで朝食をとっていたら名古屋の方から雑炊をお裾分けしていただきました。大きな鶏肉や卵、キノコなどが入っており大変おいしかったです。ありがとうございました。5時半近くに荷物を一部小屋に置いてザックを軽くして山小屋出発し山頂を目指しましたが、やはり、10本爪軽アイゼンでは凍った急斜面はかなり厳しくガリまた歩きやカニ歩きが自然と身に付きました。一か所大岩をよじ登るクサリ場があり、高所恐怖症の私はビビって躊躇してしまいましたが、ベテラン登山者の方々も難なく登って行くのを見て、意を決してトライしました。おかげさまで山頂に到達。以前、北沢峠より登頂した時には曇っていて視界零でしたが、今日は風も弱く、仙丈ケ岳、北岳、八ヶ岳、鋸岳等々が見渡せ素晴らしかったです。下山時に大岩を回り込まないと転げ落ちそうな急斜面(クサリが無く杭があるだけなので見落としそうな)があり要注意。小屋へ戻りまたカップめんを食し、小屋から4時間くらいで無事駐車場へ到着。下山後、名水公園べるがの中に日帰り温泉があって、その露天風呂は源泉が濃すぎて飲用の許可が取れないと説明書きがあります。今回の山行きは大変達成感があり、また今までに無かった雪山経験が得られ充実した気がします。
yuberonさん、はじめまして。
雪の多い時期の黒戸尾根お疲れ様でした。
今年は雪の黒戸尾根に登りたい!と思っていたところで
このレコを拝見し、危険箇所の状況を事前に知ることが
できました。
自分も小屋泊で挑戦しようと思います。
大変参考になりました。
はじめまして。
黒戸尾根からの積雪期の甲斐駒、かっこいいですね!
私は来年挑戦したいです。七丈小屋の様子もよくわかりました。
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