高見石(初☆雪山テン泊)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 576m
- 下り
- 557m
コースタイム
天候 | 2/11 晴れたり小雪とかややガス・やや強風 2/12 まぁ晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
茅野〜渋の湯 アルピコバス 往復割引2,000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
賽の河原はたぶんいつも風が強いのでトレースが消えがち 全体的に登りらしい登りはなくゆるやか |
その他周辺情報 | 高見石小屋 テン泊550円 水1ℓ100円 トイレは小屋泊でも外トイレ(夜中は小専用の内トイレあり) 洋式(紙は持参、ゴミ箱へ) |
写真
装備
備考 | 行動着:(上)ドライレイヤー、メリノウールシャツ、防寒アンダーシャツ、ミズノ緑シャツ、フリース、レインウェア(下)モンベルジオラインタイツ、中綿入りトレッキングパンツ、レインパンツ(その他)靴下(一枚)、毛糸の帽子, 手袋(一枚)、ネックゲイター テント設営時:モタモタしてたら寒くなったのでモンベルの中綿入りハードシェルを着用(テント内では脱いだ) テント内:ダウンジャケット、ダウンパンツ、象足 モンベル#0シュラフ、シュラフカバー、ステラリッジテント+スノーフライ 靴はモンベルアルパインクルーザー2800だがけっこう冷えた |
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感想
(; ̄∀ ̄)
とうとう雪山テン泊を実行する日がやって来ました!
場所は、2年ほど前の冬にも小屋泊で登ったことのある、高見石です。
天気予報は晴れですが、風が強いとのこと。
ちょっと不安でしたが、そんなこと言ってたらいつまでも実行できない!
かくして、18kgほどのザックを担いで渋の湯にやってきました。
茅野駅から渋の湯行きのバスは大行列でしたが、
私が知る限りは2台のバスで、全員座れるようにしてくれました。
しかし、2台で乗り切れたのかなぁ?
後ろのドアは使わないから荷物を置いていいと言われ、
みんなして重ねるようにザックを置いていました。※
私のザックはとにかくデカいので助かりました。
渋の湯に着くと、曇っていて少し風もあり、わずかに雪も降ってる感じ。
駐車場のトイレに寄ってからアイゼンを付け、出発出来たのは12時過ぎでした。
コースタイム2時間だから私の足だと3時間か…。
新しい登山靴が少しきつくアイゼンは重く、荷物も重くてかなりのゆったりペース。
加えて、賽の河原では強風とガス。
歩いたことあるルートだしトレースもわずかに残ってるから大丈夫だったけど、
ここを通り抜けるのに難儀しました。
一度踏み抜いちゃって焦ったし…(-_-;)
しかも、やっと樹林帯の登りにさしかかるところで、いきなり晴れやがりました。
嘘みたいに。
樹林帯はほぼ平坦といえるようなゆる〜い登りでしたが、
すでにヘタレまくっていた私の足は遅く、
高見石小屋に着いたのは15時過ぎ。遅い…(-_-;)
しかもテントはすでに4張あり、やっぱり私の張りたかった場所は先約済み。
あわよくば誰かが前日テント張った跡があれば…と思ったけど、
やっぱり自分で掘るところから始めた方がいいもんね。
とりあえずスコップでちょっと掘ってみますが、要領がわからない。
しかし体を動かしているので、風はあるけど暖かい。
よくわからないけどもう時間がないからテント設営に移りましょう。
とにかく寒いので手袋はとれないし、風強くてすぐ飛ばされそうになるし、
テントにポールを通してグロメットにはめ込むには力がいるし、
この時が一番風が強くてとても時間がかかりました。
そしてお楽しみ?スノーフライを張ります。
スノーペグは埋めてもいいですが、今回は刺しても大丈夫そうでした。
タフステイクはひもを穴に通すだけで埋めてしまっても問題ありませんでした。
私より後に来た2人組は要領よくテントを張ってしまったのに、
私ときたら薄暗くなるまで凍えそうになりながらテントを張り、
しかも張りがゆるくてへったぴなのですが、何とか完了しました。
設営中はあまり動かないので寒くなり、中綿入りハードシェルを着込みました。
そしてやっとテント内に入ろうとするも、新たな問題が。
スノーフライの入口はいわゆる吹き流し式というやつなのですが、
なんか、すごく入りづらいンです。
入れないんです。
ふかふか上着のフードが引っ掛かってただけなンですが…
私はどうしてもテントへの出入りがぶざまなのです。
テントの中は狭く、ザックは重く、「テント内に雪を入れない」と
さんざんガイドブックに書いてあったのですが、
おおざっぱな私には無理な話でした。雪だらけです。
テント内は種類の違うアルミマットを2枚敷いた上で、
いつもの蛇腹のアルミマットを敷いて、何とか大丈夫。
自分はダウンジャケットとダウンパンツに象足を着込み、暖かい。
固形燃料で豚キムチうどんを作りましたが、
特に沸騰が遅いということもありませンでした。
ごはん(うどん)を食べたらもう19時半。
小屋に水をもらいに行きましたが、私ひどい格好だったろうなぁ。
雪で水を作るのもやりたかったンだけど、
今回は余裕がなくて実践しませンでした。
そして、トイレに行き、8時過ぎにやっと寝袋に入りました。
もちろんカメラのバッテリーやコンタクトレンズ、
それに水を入れたプラティパスも寝袋の中へ。
カイロも使ってみましたがそれなりに温かかったです。
しかし、長い夜でした。
多少風があったのでテントが倒れたりフライがはがれたりしないか
不安でしたし、寝袋の中は温かいけどやっぱり体は震えてる。
それほど歩いてないからそんなに疲れてないし、
一時間ごとに目を覚ます感じでした。
テント内の結露もすごく、朝起きたら水びたしになってたら
どうしよう…と思いましたが、雪になってました(笑)
何回も寝返りをうったせいでシュラフカバーがずれて、寝袋濡れてましたが。
朝は6時過ぎぐらいに起きて、ご来光見るとかもせず、
トイレだけ行って朝ごはん。
朝はカレーうどんです(←朝からそれ?)
その後におしるこ(スライス餅入り)も食べて、大満足。
外は明るく、良い天気で、昨日と違って風もない。
テントの撤収もスムーズに出来ました。
しかし、ピッケルを持って行って良かったです。
ペグを抜くのにスコップだけではたぶんきつかったと思います。
ロープがゆるんだりはしたものの、
ペグが倒れてたりループが抜けてたりはしてませんでした。
良かった良かった。
だけど、雪山テン泊を続けていくなら、
もっと設営しやすい(力の要らない)テントを買った方がいいかも…
ステラはけっこうしんどい。
ちなみに、私以外の4張(内、ツェルト1張)は皆レインフライだったようです。
「結露はどうでしたか?」と聞いたら、
「ピンと張ったから全然大丈夫でしたよ」と。
レインフライの方が寒いだろうけど、結露するよりいいかもなぁ。
それなら次はオニドームを使ってみようか…。
さて、実は昨日高見石小屋に到着する寸前、右のアイゼンが壊れてしまいました。
ほんとは今日、中山峠経由で渋の湯に下ろうと思っていたのですが、
アイゼンが片っぽとなると、昨日と同じルートで下った方がゆるやかで、
安全だろうと思い、そのつもりで朝ゆっくりしすぎてしまいました。
しかし、テントを片付ける直前にアイゼンを見てみたら、
単に調節する部分がずれて外れてしまっただけで、壊れてないことが判明。
何だ、じゃあ中山行けたのに…と思いながらも、もう時間的にムリ。
かと言ってすぐに下るんじゃバスの時間まで余裕がありすぎる。
なので、前回は断念した白駒池に寄り道してから下ることにしました。
その前に高見石で景色を堪能。
高見石は雪があった方が登りやすいですね。
そして白駒池へ。ゆるい道を下ってゆき、景色を撮影。
白駒池を一周したかったですが時間がないし、意外と沈むので、
スノーシューがあった方が良いと思います。
結局来た道をまた登って、高見石に戻ります。
ほんとは別ルートで登りたかったですが時間がなくて…(←そればっかり)
高見石小屋前の、自分がテントを張った場所で座って行動食を食べ、
下る事にしました。
小屋に背中を向けていたので音だけですが、
屋根から雪が滑り落ちて来てみなビックリしていました。
さぁ、後は青空の下、ゆっくり下るだけです。
しかしすでに足は疲れていました。
登るよりはいいけど、下りは下りで足に負担がかかるし、
そろそろテン泊装備のデカザックも肩にきつくなってきて、
天気が良くなかったらすごく辛かったことでしょう。
賽の河原はやっぱり風が強かったですが、
その後は風もなくなり、暑くなってきました。
写真を撮りながらトロトロ歩き、14時過ぎに下山終了。
すでにバス待ちの行列が。
バスは1台しか来ず、『ふざけんなよ(怒)』と思いましたが、
遅れてもう1台来て、やはり全員座れるようにしてくれたようです。
しかし、私のザックはひときわデカくて邪魔なので、
運転手さんに「後ろのドアの所に置いていいですか?」と聞いたら
めんどくさそうに「空いてる所あったら置いちゃっていいですよ」と言われ、
ちゃんとわかってるのかな?と不安に思いながら
ドアのステップの所にザックを置きました。
※行きのバスでは置いていいと言われて、みんな置いていた。
しかし、出発直前に後ろのドアを開けようとしてブザーが鳴ったので、
あ、置いちゃいけないンだヤバい…と思い、
通路側に座っていたイケメンのおにーさんに席を代わってもらい、
自分の横の通路に置きました。
なんだよ運転手…。私が非常識みたいじゃン…(-_-;)
まぁそんな感じでバスはちょっと遅れたのですが、
無事予約した特急あずさに乗る事が出来て、
駅弁も食べて疲れたから眠って家に帰りました。
とにかく雪山テン泊をやれたので、満足です。
課題もいろいろ見つかりましたが…(-_-;)
私は寒かったけど、昨夜は比較的暖かかったようで良かったです。
コメント
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imoneeさま
おはようございまっす!
厳寒の週末の土日でしたが、39度以上の高熱の中、インフルエンザ菌と一緒に仲良く過ごすことができたaochanman777です、おはようございます。(←治療費に\3,490もかかってしまった。同じ病院で昨年接種したインフルエンザ予防接種\4,000の方が高かったぞ!予防注射の効果が無かったんだから、\4,ooo円返せ!と、高熱で意識が朦朧とした中でもお金の計算ばかりしていたaochanman777です、おはようございます!←くどい)
雪山テン泊デヴュー(←[ヴ]という文字を使うあたりの私のセンス、さっすが東京育ち!!!→自画自賛)おめでとうございます。それにしても近頃imoneeさま、「あずさ」ばかり利用しているようですが、お給料がグゥ〜ンと”UP”したのですか?(それとも宝くじ高額当選???したのかな!?)imoneeさまが近頃中央線の普通電車にめっきり乗る機会が減ったことにより、来る3月4日のダイヤ改正で、中央線の普通電車の運行がまたまた減らされてしまいましたよ!(←責任の一方的な押し付けです!)なのでこれ以上普通電車が減らされないよう、「あずさ」「すっぱあずさ」のご利用は極力お控えくださいませ!(※「かいじ」のご利用に際しましては特段問題はないかと存じます。)
さて、88番目の雪原に描かれた「し1も」(或は”ハも”とお読みすれば宜しいのでしょうか!?)という文字、とても可愛らしくセンス抜群ですね!個人的な希望としましては、札幌の雪まつりの雪像のような等身大の『imoneeの雪像』を建立していただければ、インフルエンザの高熱をおしてでも”お参り”に伺いたいと思います。
そして”お賽銭”の代わりに、「牛肉弁当」の雪像を作ってお供えしたいと思います。
今回は雪中登山、大変お疲れ様でした!
(^^)aochanman777さんこんにちは。
インフルエンザ罹患おつかれさまでした。←何じゃそりゃ?
おかげさまで雪山テン泊デヴューとなりました。
星空とランデヴー、とはいきませんでしたが
(雲が多かったのと、寒くて外に出る気がしなかった)
さむ楽しい一夜を過ごしました。
特急あずさの利用に関してはマジレスすると、
一番後ろの席を予約して、イスの後ろにザックを置く目的です。
棚にはとても持ち上げられないので…(>_<)
たまに、遠くの席の奴が勝手に荷物を置いてることがあるので、
油断できません。
「し1も」とはなんだか電車の「キハ」とかアレみたいっすね。
ほんとは「ねぇ」まで書こうとしたのですが、
おそらくカメラに収まり切らないだろうと思って断念。
懸命な判断でした。
imoneeさま、お帰りなさい!
始めの、びょおおおお…でどうなるの?と先を読むのを心配しましたが寒そうですがお天気で何よりでしたね やっぱり冬山のテント泊はそれぐらいのザック重量になるのですね。先日、軽アイゼンとワカンとヒップソリが増えただけで凄まじい肩こりになってしまったので夏山テント泊までには肩を鍛えねば!と思っています。本当に、お疲れさまでした!&おめでとうございます 拍手ボタンもっとあれば良いのにといつも思います。
(ノ△T)
jin_0startさんこんにちは。
ありがとうございます。(感涙)
とうとう成し遂げることが出来ました!(←大げさ)
あ、別に何も成してないですが…
とりあえず経験できたことで、
次からはもっと自信を持ってやれそうな気がします。
私ももっと肩を鍛えねば!(ほんと重かった…)
imoneeさん
初めての雪山テン泊、おめでとうございます!
興味津々読ませていただきましたっ (^^)
重量装備にスコップでの地ならし、出入りの難しさ
テントの中に雪を持ち込んじゃうんですね。
やっぱり夏山のテン泊とは大違い。
帰りのバスでの葛藤も、うんうん、なんか気持ちがわかります。
もうちょっと優しくしてくれよ、ですね。
でも二日目の八ヶ岳ブルーが最高です。
つぎはもっともっと楽しめそうですね♪
(^^)renswhさんこんにちは。
ありがとうございまーす
テント内に雪が入っても、
寒いから融けて水になるようなことはないので
良かったです。
しかしみんなはどうやってんだろ?
テントの出入りって難しくないですか?
お疲れ様でした。とても参考になりました。
今週末私もテン泊もくろんでおりますが、
・寒くてテントで凍死する
・リュック重たくて倒れる
・テントうまく張れなくて泣く
・林道で車スリップして事故る
そんなネガティブなことばかり頭よぎって、
なかなか荷物準備する気が起きません・・。
雪山テント泊ってほんとに・・ほんとに楽しいですか・・・
楽しいですよね・・?
(^^)iga1966さんこんにちは。
参考になれたなら嬉しいです。
凍死はしないと思いますよ
リュックは重たくて倒れそうでした。
テントうまく張れなくて泣きそうになりました。
車は運転しないからわかりません。
でもすごく楽しかったです!
というか、深く考えるヒマなかったです。
テント設営に時間がかかるし
でも温かいごはん食べて幸せでした。
Imoneeさん 初めまして
Monb-bell のテントは貴女だったんですね♪
私はその前に幕営していたドマドーム2のオッサンです。
雪中テント泊、おめでとうございます♪
私はこの時期の高見石のテン泊は4年連続なんですが、レインフライで遣り繰りしています。木々かあるので直接風を受けることも無いですし、防寒はエアーマットとシュラフで補ってます。
これを機に引続き雪山を楽しんで下さいね
(^^)ButaModernさんこんにちは。
あ、バレちゃいましたか
で、ドマドームだったンですか!(何か寒そう…)
私はドマドームが欲しくて欲しくて、
でもポールが3本もあるから何となく躊躇してて、
そしたらオニドームが発売されたから
オニドーム買っちゃいました
でもドマドームも未だに欲しいです。
私もオニドーム持って行けば良かったかなぁ
雪山の方が、前室必要な気がします。
私のテント内、雪だらけでした
コメントありがとうございました。
またどこかでお会いするかもしれませんね
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