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記録ID: 1065480
全員に公開
雪山ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

御池岳 (木和田尾を登り,コグルミ谷右岸尾根を下る)

2017年02月14日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:17
距離
15.1km
登り
1,300m
下り
1,313m

コースタイム

日帰り
山行
8:14
休憩
1:00
合計
9:14
6:50
91
9:21
9:38
17
9:55
9:55
28
10:23
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44
11:07
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57
12:04
12:44
16
13:00
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28
13:28
13:30
137
15:47
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17
16:04
白瀬峠登山口
天候 山の上は雪がチラついていました。
過去天気図(気象庁) 2017年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
藤原町山口の白瀬峠登山口に駐車。
路肩に3〜4台駐められますかね。
(178K)
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はありませんが,雪に埋もれてしまいそうでした。
白瀬峠登山口に駐車して,御池岳めざして出発です。
2017年02月14日 06:51撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 6:51
白瀬峠登山口に駐車して,御池岳めざして出発です。
今日は,谷ぞいのルートで登っていきます。トレースはありますが,序盤から雪の上を歩きます。
2017年02月14日 07:03撮影 by  DSC-WX300, SONY
2/14 7:03
今日は,谷ぞいのルートで登っていきます。トレースはありますが,序盤から雪の上を歩きます。
標高500m付近。トレースの上にちょっと新雪。
2017年02月14日 07:32撮影 by  DSC-WX300, SONY
2/14 7:32
標高500m付近。トレースの上にちょっと新雪。
とうとうトレースが新雪にかき消されてきたので,ニューアイテムを投入します。
2017年02月14日 07:48撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 7:48
とうとうトレースが新雪にかき消されてきたので,ニューアイテムを投入します。
はたしてスノーシューの威力やいかに。
2017年02月14日 07:53撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 7:53
はたしてスノーシューの威力やいかに。
最後,ヒザまでのラッセルをして,木和田尾に乗り上げました。
2017年02月14日 08:04撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 8:04
最後,ヒザまでのラッセルをして,木和田尾に乗り上げました。
丸尾が見えます。細かい雪が降っています。
2017年02月14日 08:22撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 8:22
丸尾が見えます。細かい雪が降っています。
木和田尾を登っていく。尾根筋の積雪はせいぜいくるぶしぐらい。
2017年02月14日 08:27撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 8:27
木和田尾を登っていく。尾根筋の積雪はせいぜいくるぶしぐらい。
白瀬峠への分岐。ここから先が大変でした。
2017年02月14日 08:37撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 8:37
白瀬峠への分岐。ここから先が大変でした。
トレースがほとんどなくなりました。
2017年02月14日 08:51撮影 by  DSC-WX300, SONY
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トレースがほとんどなくなりました。
スノーシューをはいていても,スネからヒザぐらいまでもぐる。ひらすらラッセルラッセル。
2017年02月14日 08:51撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 8:51
スノーシューをはいていても,スネからヒザぐらいまでもぐる。ひらすらラッセルラッセル。
やっとこさ白瀬峠に到着しました。ここまでのラッセルのきつさと所要時間に,「御池は無理かも…」と弱気になっていると,ここで藤原岳方面から来られたクロカンスキーヤーさんと遭遇。その方も御池岳をめざしているということで,ちょっと心強い気持ちになって,冷川岳を通る稜線コースで御池岳をめざして出発。
2017年02月14日 09:21撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 9:21
やっとこさ白瀬峠に到着しました。ここまでのラッセルのきつさと所要時間に,「御池は無理かも…」と弱気になっていると,ここで藤原岳方面から来られたクロカンスキーヤーさんと遭遇。その方も御池岳をめざしているということで,ちょっと心強い気持ちになって,冷川岳を通る稜線コースで御池岳をめざして出発。
カタクリ峠へ到着しましたが,まったくトレースはありません。クロカンスキーヤーさんのほうが速いので,ボクはそのトレースを使わせてもらいますが,スノーシューをはいていてももぐるもぐる。
2017年02月14日 10:23撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 10:23
カタクリ峠へ到着しましたが,まったくトレースはありません。クロカンスキーヤーさんのほうが速いので,ボクはそのトレースを使わせてもらいますが,スノーシューをはいていてももぐるもぐる。
やっとの思いで真の谷へ下りてきましたが,そこはもう新雪の世界。クロカンスキーヤーさんとも離ればなれになって,一人で御池岳をめざして上へ上へ。
2017年02月14日 11:11撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 11:11
やっとの思いで真の谷へ下りてきましたが,そこはもう新雪の世界。クロカンスキーヤーさんとも離ればなれになって,一人で御池岳をめざして上へ上へ。
この登りが大変でした。ときには腰ちかくまでのラッセル。3歩進んで2歩下がる。何度も「もうダメだ,撤退しよう」と心が折れそうになりました。
2017年02月14日 11:39撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 11:39
この登りが大変でした。ときには腰ちかくまでのラッセル。3歩進んで2歩下がる。何度も「もうダメだ,撤退しよう」と心が折れそうになりました。
それでも登り続けて,なんとか御池岳山頂に到着です。
2017年02月14日 12:04撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 12:04
それでも登り続けて,なんとか御池岳山頂に到着です。
これまでの山登りで一番しんどかったかもしれない…。ヘトヘトになりながらタッチ。
2017年02月14日 12:05撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 12:05
これまでの山登りで一番しんどかったかもしれない…。ヘトヘトになりながらタッチ。
山頂は寒いけど,ほとんどお腹に入れてないので,温かいものを食べよう。
2017年02月14日 12:19撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 12:19
山頂は寒いけど,ほとんどお腹に入れてないので,温かいものを食べよう。
山頂で,再びクロカンスキーヤーさんと会いました。今日はこのテーブルランドでテン泊だそうです。いいなぁ。ボクはここが折り返し点,さぁ,下りていきましょう。雪が降り続いています。
2017年02月14日 12:48撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 12:48
山頂で,再びクロカンスキーヤーさんと会いました。今日はこのテーブルランドでテン泊だそうです。いいなぁ。ボクはここが折り返し点,さぁ,下りていきましょう。雪が降り続いています。
丸尾を下りる予定でしたが,冷川岳まで登り返す根性がありませんでした。コグルミ谷右岸尾根を下ります。丸尾が見えます。
2017年02月14日 13:54撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 13:54
丸尾を下りる予定でしたが,冷川岳まで登り返す根性がありませんでした。コグルミ谷右岸尾根を下ります。丸尾が見えます。
尾根を下って,やっと国道306号線に出ました。最後まで雪深かったです。
2017年02月14日 14:31撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 14:31
尾根を下って,やっと国道306号線に出ました。最後まで雪深かったです。
この国道歩きが地味に長いです。
2017年02月14日 14:46撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 14:46
この国道歩きが地味に長いです。
そして,やっと冬期ゲート。
2017年02月14日 15:47撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 15:47
そして,やっと冬期ゲート。
白瀬峠登山口に戻ってきました。ああ,今日はよくがんばった〜。ちょっと自分をほめてやりたい気分です。
2017年02月14日 16:05撮影 by  DSC-WX300, SONY
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2/14 16:05
白瀬峠登山口に戻ってきました。ああ,今日はよくがんばった〜。ちょっと自分をほめてやりたい気分です。

装備

MYアイテム
ひさやま
重量:-kg

感想

新雪の御池岳へ行ってきました。
とうとうスノーシューを買ったので,その威力がどれほどのものか,試し履きしたくて,
「御池岳のテーブルランドをスノーシューで歩き回るぞ!」と意気込んで行ったのです。
しかし,御池岳は遠かった〜。

まずは,木和田尾の白瀬峠分岐から先,新雪でトレースがなくなりました。
分岐から白瀬峠までラッセルで,普段の4倍ぐらい時間がかかったんじゃないでしょうか。
天気も悪くて寒い白瀬峠にへたり込んで,
「ここから150m下って真の谷。そこからテーブルランドへ350mの登り返し。
とてもじゃないけど,無理でしょう」と弱気になってきて,
戻るかという思いが頭をかすめたとき,
クロカンスキーヤーさんが藤原岳方面から登場しました。
スキーヤーさん,この日は藤原山荘から来られたそうで,
御池岳へ向かい,テーブルランドでテン泊するとのこと。
お話をしているうちに,ボクもあきらめずに御池岳をめざす気持ちになりました。

クロカンスキーヤーさんといっしょに,冷川岳を越える稜線コースへ出発。
しかし,まったくトレースはありません。
抜きつ抜かれつしながら,カタクリ峠へ。
その先の登りはさらに雪深くなって,クロカンスキーヤーさんについていけなくなり,
そのトレースを使わせてもらうことになりました。
登り切って,今度は真の谷に下っていきます。
真の谷は「どんだけ積雪量があるんだ」という超新雪の世界。
もうルートもへったくれもありません。
クロカンスキーヤーさんとも離ればなれになってしまったので,
ひとりその新雪の中,御池岳山頂をめざして上へ上へラッセルしていきます。
しかし,太ももから腰あたりまでの深さのラッセル。3歩進んでも2歩下がっている。
学生時代の槍ヶ岳のラッセル訓練を思い出します。

御池岳山頂まで標高差200m。
ときどきスマホで位置を確認しますが,遅々として進みません。
体力的にもきびしくなってきます。
何度も立ち止まり,「もうここであきらめて引き返そうか」と思いますが,
撤退する決断がつかずに,足を動かし続けていると,傾斜がゆるくなってきました。
そして,ちょうど12時,御池岳の山頂標識が見えました。
「今までこれだけつらい登りは…」と思い返しても,思い当たりません。
少なくとも山に復帰してからのこの4年間では,もっともきびしい登りでした。

でも,まだ下りがあります。雪も降り続いています。
それでも,何か食べなきゃ動けなくなるので,ガスコンロをつけていると,
クロカンスキーヤーさんが登ってこられました。
お話をしながらラーメンをすすりますが,ゆっくりもしていられなくて残念でした。

帰りは冷川岳から丸尾を下る予定でしたが,
またラッセルして冷川岳まで登る根性がありませんでした。
そこで,カタクリ峠からコグルミ谷右岸尾根を下って,
鞍掛峠へつづく国道306号線に出て,雪に埋もれた国道を歩きました。

いやぁしかし,体力と根性のいった山行でした。
スノーシューでテーブルランドを歩き回る余裕はまったくありませんでした。
スノーシューについては…「まぁ,こんなもんか」という印象。
それよりやっぱり山スキーがいいですね。山スキーがほしい。

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コメント

お疲れ様でした
途中ご一緒させていただきました、クロカンスキーヤーです。
当日はお疲れ様でした!大変な雪でしたが、良い雪でしたね。僕自身初の鈴鹿の山で、こんなにいい雪に当たるとは思いませんでした。
ぜひ山スキーの世界にも足を踏み入れてください(笑)!
2017/2/18 11:33
Re: お疲れ様でした
ritzさん,こんばんは。

御池岳手前では先導してくださってありがとうございました。
ritzさんのおかげで,なんとか御池までたどり着いたようなものです。

あの日は御池岳のテーブルランドでテン泊して,
翌日には多賀町のほうへ下りられたんでしょうか。
ボクが山を下ってふり返ると,風がいっそう強くなっていたように思えたので,
「どうされているかな」とちょっと案じていました。

テン泊の荷物を担いでのスキー,大変でもありましょうが,たのしそうですね。
ボクもやっぱり山スキー,やってみたいなぁって思います。
2017/2/18 21:11
Re[2]: お疲れ様でした
hushiyamaさん こんばんは。

こちらこそ心強かったです。シューであの深雪の中、日帰りされるのは相当強い方なんだなぁと思いました。

当日は鈴北岳近くの雪原(日本庭園?)に泊まりました。奇跡的に夕方2時間ほど晴れて、新雪滑降を楽しめました。風は夜半に強まりましたね。
翌日は奥の平を散策しましたが、ガスがなかなか取れず、一番良かったのは前日にhushiyamaさんが登られた御池岳東側のツリー斜面でした。結局スッキリ晴れたのはお昼頃で、鈴ヶ岳から茶野経由で大君ケ畑に降りました。

スキーを履くとさらに行動範囲がグンと広がると思いますので是非。
2017/2/19 1:59
Re[3]: お疲れ様でした
ritzさん,返信ありがとうございます。

そうだったんですね。
御池岳でスキー滑降をたのしんで帰られたんですね。それはよかった。
御池岳はボクの大好きな山です。楽しんでもらえてうれしいです。

鈴鹿山脈は,高校登山部員だったころからのボクのホームグランド。
たいした標高はないけれど,けっこう手軽にいろんなバリエーションの登山が
四季を通じて(夏はあまり行かないですね)楽しめる山域です。
ritzさんは関東の方でしたよね。
関東のほうにももっともっといい山がたくさんあるのでしょうが,
よろしかったら,また鈴鹿へお越しください。
なんて偉そうに,ボクが言うことでもないですが…(笑)

またどこぞの山でお会いできるのをたのしみにしています。
2017/2/19 11:10
プロフィール画像
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