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Yamareco

記録ID: 1073086
全員に公開
ハイキング
中国

岡山県浅口市 丸池〜安芸守山〜益坂〜桝池 梅&野鳥&磐座

2017年02月26日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:13
距離
10.3km
登り
349m
下り
359m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:00
休憩
1:10
合計
4:10
8:40
1
スタート地点(阿藤伯海記念公園P)
8:41
9:00
31
阿藤伯海記念公園
9:31
9:35
4
夫婦池(古池&丸池)
9:39
9:39
23
安芸守山登山道標
10:02
10:14
41
安芸守山頂上
10:55
11:00
40
益坂三角点
11:40
11:54
11
磐岩神社
12:05
12:17
19
桝池
12:36
12:40
10
八幡神社
12:50
ゴール地点(阿藤伯海記念公園P)
梅&野鳥&磐座を楽しむ鴨方町と金光町のため池&安芸守山コース
歩行距離10km、歩行時間3時間、歩行数16,200歩
天候 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2017年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 浅口市鴨方町六条院東に平成18年1月開園した「阿藤伯海(あとう はくみ)記念公園」の駐車場を利用しました。
 電車でアプローチする場合は、JR山陽本線「金光(こんこう)」駅か「鴨方(かもがた)」駅で下車します。
コース状況/
危険箇所等
 安芸守山(あきのかみやま)登山道標<写真11>から磐岩(いわむら)神社<写真21>までは土の道でよく整備されています。地元の有志の方々により整備・管理されている登山道と、中国電力の鉄塔巡視路とがあり、分岐が多いので迷うことがあります。また、崩れやすいふかふかの土やザラついた滑りやすい土、落ち葉が積もった道も多く、下りは少し気を遣いました。ササやススキが生える所もあり、夏場は道がわかりにくくなるかもしれません。

 安芸守山は登山口近くまで来ると道標がいくつかありました。最後の道標からはわかりやすい一本道なので迷うことはありません。丸太と土の階段状の道が多く、両サイドにロープがあるところもあります。頂上<写真14>の南はササが茂った間の細道で、夏場は踏み跡がわかりにくくなるかもしれません。南西の松井団地の北端から登る道もあるそうですが、合流点がよくわかりませんでした。
 頂上<写真14>から北東に進み標高190m辺りで下る所は崩れやすい土で、赤いビニールテープがあります。逆(北東)から頂上に向かうと、ここを北西に巻く道に気づくのですが、頂上へ向かう踏み跡は不明瞭になり膝程の高さのササの間を適当に歩くようになります。連れが落とし物を取りに引き返した際に通ったそうです。ちなみに、GPSのログの三重になっている部分は、連れが引き返した地点から私が連れを迎えに行って合流した地点までです。ロスタイムは10分くらいでした。
 
 安芸守山頂上<写真14>から益坂三角点<写真15>までは、登山道と鉄塔巡視路との分岐がいくつかあるようです。おそらく、赤いビニールテープやピンク色のテープがあるほうが登山道で、鉄塔巡視路の南側を通っており、近道になるのでしょう。最初の分岐は右(南)側を選びましたが、2つ目の分岐(標高130m辺り?)で右折せず直進したら北東に向かう鉄塔巡視路に入ってしまい、遠回りになりました。

 益坂三角点<写真15>のすぐ南に周辺登山道地図があり、ルート確認ができます。三角点より東にも南北に延びる登山道がいくつかあり、基本、鉄塔巡視路は表示されていないようです。今回は磐岩神社<写真21>に直接下りたかったのですが、途中からもっと東にそれていく道しか示されていなかったように思います。とりあえず、入口だけ確認しました。
 三角点<写真15>から少し南下し、分岐を右折し(直進は南東の西谷方面へ?)鉄塔を過ぎてすぐ左折し、南西に延びる鉄塔巡視路を下りました。巨石群<写真16>からさらに南下、鉄塔(地形図の破線の道の北端)の南西標高40mにある下池から少し南下したところで鉄塔巡視路の分岐がありました。直進すると磐岩神社<写真21>よりも東に下りそうだったので、右折して鉄塔No3へと向かいました。鉄塔No3からは緩やかな一本道で、無事に磐岩神社<写真21>に下りられました。 
その他周辺情報  備中手延麺(びっちゅうてのべめん)は、浅口市鴨方町およびその周辺部で手延べ方式で生産される麺のことです。うどん・そうめん・ひやむぎが有名で、手延べうどん年間生産1400トンの日本一の生産実績を誇る「かも川手延素麺」の麺を鴨方IC西の直売所で購入することができます。
01阿藤伯海記念公園駐車場
駐車場(スタート&ゴール地点)を見下ろしたところです。写真の左側に写っている白梅にメジロがいたので動画に撮りました。石段を上り阿藤伯海記念公園の流芳(りゅうほう)の丘からは、遥照山(ようしょうざん)や竹林寺山(国立天文台岡山天体物理観測所)、そして、安芸守山(あきのかみやま)<写真14>を望むことができます。
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01阿藤伯海記念公園駐車場
駐車場(スタート&ゴール地点)を見下ろしたところです。写真の左側に写っている白梅にメジロがいたので動画に撮りました。石段を上り阿藤伯海記念公園の流芳(りゅうほう)の丘からは、遥照山(ようしょうざん)や竹林寺山(国立天文台岡山天体物理観測所)、そして、安芸守山(あきのかみやま)<写真14>を望むことができます。
02阿藤伯海記念公園ボケ
流芳(りゅうほう)の丘に上る石段のてっぺん近くで咲き始めでした。「先駆者」という花言葉は、織田信長が家紋としてボケを用いていたことに由来しているとされています。
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02阿藤伯海記念公園ボケ
流芳(りゅうほう)の丘に上る石段のてっぺん近くで咲き始めでした。「先駆者」という花言葉は、織田信長が家紋としてボケを用いていたことに由来しているとされています。
03流芳(りゅうほう)の丘
        ピンクの梅
流芳の丘には約20本の梅の木が植えられており、訪問した際には、ピンクの梅は8分咲き程度でした。左側にかすかにこれから登る安芸守山(あきのかみやま)<写真14>が見えています。
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03流芳(りゅうほう)の丘
        ピンクの梅
流芳の丘には約20本の梅の木が植えられており、訪問した際には、ピンクの梅は8分咲き程度でした。左側にかすかにこれから登る安芸守山(あきのかみやま)<写真14>が見えています。
04流芳の丘白梅ズーム
流芳の丘に咲いている白梅をズームしました。こちらも8分咲き程度です。白梅の方が紅梅に比べ、実も大きく、梅干しや漬け物に向いています。そういえば、南高梅も白梅でした。
04流芳の丘白梅ズーム
流芳の丘に咲いている白梅をズームしました。こちらも8分咲き程度です。白梅の方が紅梅に比べ、実も大きく、梅干しや漬け物に向いています。そういえば、南高梅も白梅でした。
05流芳の丘紅梅ズーム
流芳の丘に咲いている紅梅をズームしました。こちらはまだ3分咲き程度でした。梅はこの3品種のようです。花が咲く前は紅梅か白梅かは判断できませんが、紅梅は幹の中まで紅色なので、素人にも判断できるそうです。
05流芳の丘紅梅ズーム
流芳の丘に咲いている紅梅をズームしました。こちらはまだ3分咲き程度でした。梅はこの3品種のようです。花が咲く前は紅梅か白梅かは判断できませんが、紅梅は幹の中まで紅色なので、素人にも判断できるそうです。
06阿藤伯海旧居の門
阿藤伯海(あとうはくみ)は浅口郡六条院村(現浅口市)出身の教育者、漢詩人です。その功労を顕彰し、生家を修復した阿藤伯海旧居が公園横にありました。入館料は100円でした。入館は9時からでしたので、少し早すぎました。側にある蓮池には、7月になると大賀蓮が咲くそうですが、この日は池がほとんど干上がっていました。
06阿藤伯海旧居の門
阿藤伯海(あとうはくみ)は浅口郡六条院村(現浅口市)出身の教育者、漢詩人です。その功労を顕彰し、生家を修復した阿藤伯海旧居が公園横にありました。入館料は100円でした。入館は9時からでしたので、少し早すぎました。側にある蓮池には、7月になると大賀蓮が咲くそうですが、この日は池がほとんど干上がっていました。
07阿藤伯海旧居
阿藤伯海は1944(昭和19)年、職を辞し郷里に帰り、漢詩の詩作を中心に暮らしたとされています。1956(昭和31)年から翌年まで岡山県教育委員会委員も務めたようです。室内には漢詩などが展示されています。引き返しアスファルト道に出て泉団地方面に向かうと、水路にハクセキレイがいたので動画を撮りました。
07阿藤伯海旧居
阿藤伯海は1944(昭和19)年、職を辞し郷里に帰り、漢詩の詩作を中心に暮らしたとされています。1956(昭和31)年から翌年まで岡山県教育委員会委員も務めたようです。室内には漢詩などが展示されています。引き返しアスファルト道に出て泉団地方面に向かうと、水路にハクセキレイがいたので動画を撮りました。
08鴨方川コガモ
里見川の支流である鴨方川がJRと交差する場所にコガモが群がっていました。適度に浅瀬があり、餌も豊富で、人が寄ってこない線路付近のせいか、のんびりと遊泳と採食行動をしていました。動画には踏切の音が…(*_*;
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08鴨方川コガモ
里見川の支流である鴨方川がJRと交差する場所にコガモが群がっていました。適度に浅瀬があり、餌も豊富で、人が寄ってこない線路付近のせいか、のんびりと遊泳と採食行動をしていました。動画には踏切の音が…(*_*;
09安芸守山&竹林寺山
踏切を渡ってすぐのところから地頭富士と呼ばれる安芸守山(あきのかみやま)<写真14>がはっきりと見えました。その背後には国立天文台岡山天体物理観測所が頂上に設置されている竹林寺山が見えます。
09安芸守山&竹林寺山
踏切を渡ってすぐのところから地頭富士と呼ばれる安芸守山(あきのかみやま)<写真14>がはっきりと見えました。その背後には国立天文台岡山天体物理観測所が頂上に設置されている竹林寺山が見えます。
10古池&安芸守山
古池越しに安芸守山(あきのかみやま)を撮影すると、その美しいフォルムが古池にも投影されます。また、この写真を拡大するとわかりますが、ホシハジロがたくさん遊泳していました。古池のすぐ北に隣接している丸池でホシハジロや飛んでいるカワウの動画を撮りました。
10古池&安芸守山
古池越しに安芸守山(あきのかみやま)を撮影すると、その美しいフォルムが古池にも投影されます。また、この写真を拡大するとわかりますが、ホシハジロがたくさん遊泳していました。古池のすぐ北に隣接している丸池でホシハジロや飛んでいるカワウの動画を撮りました。
11安芸守山登山道標
登山口の近くまで来ると、この「安芸守山(登山口)」の道標が設置されています。これは2つ目か3つ目でした。この奥にもう1つ道標が見えており、そこからは一本道です。
11安芸守山登山道標
登山口の近くまで来ると、この「安芸守山(登山口)」の道標が設置されています。これは2つ目か3つ目でした。この奥にもう1つ道標が見えており、そこからは一本道です。
12道標裏の井戸
道標<写真11>の裏に丸い穴があったので、覗き込むと、深い井戸がありました。懐かしい!?パイプが設置されていたので、まだ使われているのかもしれません。コンクリートの道はすぐに土の細道になりました。
12道標裏の井戸
道標<写真11>の裏に丸い穴があったので、覗き込むと、深い井戸がありました。懐かしい!?パイプが設置されていたので、まだ使われているのかもしれません。コンクリートの道はすぐに土の細道になりました。
13オオカマキリの卵嚢
土道を歩き始めてすぐにオオカマキリの卵嚢(らんのう)を見つけました。うちの庭と同じく、ゴールデンウィーク頃、束になって孵化するのでしょうか。丸太と土の階段状の道がずっと続き、たまに脇にロープが張られています。途中から石が埋まった部分が増えてきました。枯れススキや微妙に枯れかけたササの間の細道を進みます。
13オオカマキリの卵嚢
土道を歩き始めてすぐにオオカマキリの卵嚢(らんのう)を見つけました。うちの庭と同じく、ゴールデンウィーク頃、束になって孵化するのでしょうか。丸太と土の階段状の道がずっと続き、たまに脇にロープが張られています。途中から石が埋まった部分が増えてきました。枯れススキや微妙に枯れかけたササの間の細道を進みます。
14安芸守山頂上
最後に枯れかけた笹原の細い踏み跡を歩き頂上に辿り着きました。遠景から見る美しいフォルムとは裏腹にとても素朴(ワイルド)かつフラットな標高199mの頂上でした。ここには室町時代に山城が築かれていたようです。城主は毛利元就の娘婿である宍戸安芸守隆家と伝えられています。明治時代には人骨などが出土したそうです。この少し北東の木々の間から竹林寺山が見えました。
14安芸守山頂上
最後に枯れかけた笹原の細い踏み跡を歩き頂上に辿り着きました。遠景から見る美しいフォルムとは裏腹にとても素朴(ワイルド)かつフラットな標高199mの頂上でした。ここには室町時代に山城が築かれていたようです。城主は毛利元就の娘婿である宍戸安芸守隆家と伝えられています。明治時代には人骨などが出土したそうです。この少し北東の木々の間から竹林寺山が見えました。
15益坂三角点
崩れやすい土道を下り、赤いビニールテープやピンク色のテープを見ながら歩きます。途中で連れが落とし物を取りに戻り、10分程ロスしました。地形図の道と合流し、2つ目の分岐を直進すると、崩れやすい土道を北東に向かってしまいました。鉄塔で行き止まりになり、右折して南東に上る道を進むと、緩やかな道に合流しすぐに標高200.4mの頂上三角点に出ました。山の名前は不明ですが、三角点名は「益坂」となっていました。西に進路を変え鉄塔を過ぎると、しばらく安芸守山<写真14>を見ながら下れました。
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15益坂三角点
崩れやすい土道を下り、赤いビニールテープやピンク色のテープを見ながら歩きます。途中で連れが落とし物を取りに戻り、10分程ロスしました。地形図の道と合流し、2つ目の分岐を直進すると、崩れやすい土道を北東に向かってしまいました。鉄塔で行き止まりになり、右折して南東に上る道を進むと、緩やかな道に合流しすぐに標高200.4mの頂上三角点に出ました。山の名前は不明ですが、三角点名は「益坂」となっていました。西に進路を変え鉄塔を過ぎると、しばらく安芸守山<写真14>を見ながら下れました。
16以茂津上池の北
     標高100m巨石群
崩れやすい土や滑りやすいザラついた土がたまにあるので、気を付けながら下りました。標高100m辺りに道に沿って巨石群が現れたので、歩きながら動画にも撮りました。さらに下り鉄塔から安芸守山<写真14>を眺め、滑るザラついた土道を進むと、下池を少し過ぎたところに鉄塔巡視路の分岐がありました。No3鉄塔に向かい幅50cm程の沢をまたぎ、送電線に沿って落ち葉道を上ると、益坂三角点<写真15>からちょうど35分で鉄塔に着きました。
16以茂津上池の北
     標高100m巨石群
崩れやすい土や滑りやすいザラついた土がたまにあるので、気を付けながら下りました。標高100m辺りに道に沿って巨石群が現れたので、歩きながら動画にも撮りました。さらに下り鉄塔から安芸守山<写真14>を眺め、滑るザラついた土道を進むと、下池を少し過ぎたところに鉄塔巡視路の分岐がありました。No3鉄塔に向かい幅50cm程の沢をまたぎ、送電線に沿って落ち葉道を上ると、益坂三角点<写真15>からちょうど35分で鉄塔に着きました。
17木野山神社
緩やかになった道を歩いていくと、大きな岩<写真18>が見え、その岩と対峙するように、木野山神社がありました。名前から判断すると、オオカミ信仰、山岳信仰の神社のようで、ここにもやはり岩がいくつかあります。
17木野山神社
緩やかになった道を歩いていくと、大きな岩<写真18>が見え、その岩と対峙するように、木野山神社がありました。名前から判断すると、オオカミ信仰、山岳信仰の神社のようで、ここにもやはり岩がいくつかあります。
18磐岩(いわむら)神社
     磐座(いわくら)
木野山神社<写真17>の南に大きな磐座(いわくら)がありました。周辺にも巨石群がいくつかあり、パワースポットの様相を呈しています。一周しながら、動画も撮りました。
18磐岩(いわむら)神社
     磐座(いわくら)
木野山神社<写真17>の南に大きな磐座(いわくら)がありました。周辺にも巨石群がいくつかあり、パワースポットの様相を呈しています。一周しながら、動画も撮りました。
19磐岩神社磐座&祠
磐座の正面には小さな祠がありました。ご祭神の経津主命(ふつぬしのみこと)は、出雲国に赴いて国譲りの交渉を成功させた武神で、伊耶那岐神(いざなぎのかみ)が迦具土神(かぐつちのかみ)を斬った剣についた血がかたまってできた五百箇磐石(いほついはむら)という岩群から生まれたとされています。この磐座を五百箇磐石に見立てたのでしょう。
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19磐岩神社磐座&祠
磐座の正面には小さな祠がありました。ご祭神の経津主命(ふつぬしのみこと)は、出雲国に赴いて国譲りの交渉を成功させた武神で、伊耶那岐神(いざなぎのかみ)が迦具土神(かぐつちのかみ)を斬った剣についた血がかたまってできた五百箇磐石(いほついはむら)という岩群から生まれたとされています。この磐座を五百箇磐石に見立てたのでしょう。
20磐岩神社磐座の割れ目
祠<写真19>の右後方の岩の切れ目がまるで加工しているかのようにシャープでした。すぐ左側には穴が開いており、くぐれそうでしたが、バチが当たりそうなので、磐座の左端をしゃがんで通り抜け、再び裏側にまわってみました。周辺の狭い岩の間を歩くのは楽しかったです。岩の間の滑りやすいザラついた土の上を歩いて下り、少し下の岩の上から祠を振り返ったり本殿を見下ろしたりしてみました。
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20磐岩神社磐座の割れ目
祠<写真19>の右後方の岩の切れ目がまるで加工しているかのようにシャープでした。すぐ左側には穴が開いており、くぐれそうでしたが、バチが当たりそうなので、磐座の左端をしゃがんで通り抜け、再び裏側にまわってみました。周辺の狭い岩の間を歩くのは楽しかったです。岩の間の滑りやすいザラついた土の上を歩いて下り、少し下の岩の上から祠を振り返ったり本殿を見下ろしたりしてみました。
21磐岩神社本殿
岩の間の道を振り返ってみました。千数百年前、この辺りは入り江に面する景勝地で、大三宅や小三宅などの地名から見ても倉などが並ぶ枢要の地だったと思われます。海賊などから守るために武神である経津主命(ふつぬしのみこと)をお祀りすることにし、それにふさわしい岩群があるこの地に神社を建てたのでしょう。
21磐岩神社本殿
岩の間の道を振り返ってみました。千数百年前、この辺りは入り江に面する景勝地で、大三宅や小三宅などの地名から見ても倉などが並ぶ枢要の地だったと思われます。海賊などから守るために武神である経津主命(ふつぬしのみこと)をお祀りすることにし、それにふさわしい岩群があるこの地に神社を建てたのでしょう。
22磐岩神社拝殿&狛犬
この神社の鳥居の付近まではかつては港だったことを示すように、長い急な階段が神社まで続いていました。狛犬は玉に乗っていました。石段の下からはずっとアスファルト道です。
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22磐岩神社拝殿&狛犬
この神社の鳥居の付近まではかつては港だったことを示すように、長い急な階段が神社まで続いていました。狛犬は玉に乗っていました。石段の下からはずっとアスファルト道です。
23火の見櫓&安芸守山
金光町地頭下の新池の東にありました。無線が発達した時代において、このような火の見櫓は減ってきているそうですが、まだ使われているようで、半鐘の下にスピーカーが見えています。
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23火の見櫓&安芸守山
金光町地頭下の新池の東にありました。無線が発達した時代において、このような火の見櫓は減ってきているそうですが、まだ使われているようで、半鐘の下にスピーカーが見えています。
24桝池のオオバン
金光町地頭下の桝池の北西端でオオバンが遊泳していました。全体は灰黒色で額とくちばしは白色ですので、すぐに分かります。すぐ側は打ちっぱなしで人がいるのですが、平気なようでした。動画も撮りました。
24桝池のオオバン
金光町地頭下の桝池の北西端でオオバンが遊泳していました。全体は灰黒色で額とくちばしは白色ですので、すぐに分かります。すぐ側は打ちっぱなしで人がいるのですが、平気なようでした。動画も撮りました。
25桝池のヌートリア
桝池に生息していました。体長30cm前後で、岡山県に最も多く生息しているネズミ目の帰化動物です。このヌートリアとダイサギが接近するシーンを動画に撮りました。
25桝池のヌートリア
桝池に生息していました。体長30cm前後で、岡山県に最も多く生息しているネズミ目の帰化動物です。このヌートリアとダイサギが接近するシーンを動画に撮りました。
26桝池のバン
オオバン<写真24>よりひとまわり小さく、額とくちばしは赤色です。警戒心が強いそうですが、この個体はじっとこちらを見ていたかと思うと、なぜか泳いで向かってきました。水かきがないので泳ぎは不得意らしく、首を前後に振りながら必死で泳いでいる姿を動画に撮りました。この少し東にはヒドリガモが休んでいましたが、こちらに驚いて逃げ出したので動画を撮りました。
26桝池のバン
オオバン<写真24>よりひとまわり小さく、額とくちばしは赤色です。警戒心が強いそうですが、この個体はじっとこちらを見ていたかと思うと、なぜか泳いで向かってきました。水かきがないので泳ぎは不得意らしく、首を前後に振りながら必死で泳いでいる姿を動画に撮りました。この少し東にはヒドリガモが休んでいましたが、こちらに驚いて逃げ出したので動画を撮りました。
27桝池のカルガモ
桝池の南岸近くにたくさん群れていました。くちばしの先端が黄色いので、マガモのメスとはすぐ区別できます。グェ、グェ、グェと太い声で鳴き、留鳥で一年中見られるカモです。我が家の近所の田んぼに住み付き、勝手にカルガモ農法をやっています。決して引っ越しの季節だけではありません?
27桝池のカルガモ
桝池の南岸近くにたくさん群れていました。くちばしの先端が黄色いので、マガモのメスとはすぐ区別できます。グェ、グェ、グェと太い声で鳴き、留鳥で一年中見られるカモです。我が家の近所の田んぼに住み付き、勝手にカルガモ農法をやっています。決して引っ越しの季節だけではありません?
28桝池&安芸守山
桝池は金光町で最も大きなため池で、桝池越しに見た安芸守山は優雅な姿に映ります。
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28桝池&安芸守山
桝池は金光町で最も大きなため池で、桝池越しに見た安芸守山は優雅な姿に映ります。
29八幡神社拝殿&本殿
金光町佐方(さかた)にある神社です。享徳元年(1452年)将軍足利義成(後の義政)の時に勧請したと伝えられています。現在は佐方下地区の氏神として祀られています。
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29八幡神社拝殿&本殿
金光町佐方(さかた)にある神社です。享徳元年(1452年)将軍足利義成(後の義政)の時に勧請したと伝えられています。現在は佐方下地区の氏神として祀られています。
30八幡神社本殿彫刻
八幡神社本殿の側面の彫刻です。ご祭神の誉田別命(ほんだわけのみこと)でしょうか。
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30八幡神社本殿彫刻
八幡神社本殿の側面の彫刻です。ご祭神の誉田別命(ほんだわけのみこと)でしょうか。
31御崎社
八幡神社<写真29>の北東に位置していました。末社でしょうか。その名称からも港が近かったことがわかります。
31御崎社
八幡神社<写真29>の北東に位置していました。末社でしょうか。その名称からも港が近かったことがわかります。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 防寒具 手袋(防水加工) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 サブザック ザックカバー 地形図 コンパス ファスナー付クリアーファイル 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

 鴨方町や金光町は写真や動画の一部でも紹介していますように、人の生活圏、川や池、山林問わず、カモを中心に野鳥が至る所に生息しています。その鳴き声は山行の際に心地よいBGMにもなります。冬場の低山山行はこうしたたくさんの野鳥に癒されることが多いので、寒さも忘れ、心が和みます。今回は写真に撮れませんでしたが、ウグイスが上手に鳴いていました。また、モズ、ツグミ、シジュウカラ、カワラヒワ、スズメ、カイツブリの鳴き声も聞こえました。

 安芸守山(あきのかみやま)は「鴨方町史」に「安芸守城址で、山容は富士形」と紹介されており、また、「金光町史」にも「山容は東西からは山頂が平らで裾を引く富士山型、南からは山頂が尖ったオニギリ型に見える」と紹介されている魅力的な山です。しかし、登山ガイドブックにはどこにも紹介されておらず、ほとんど事前情報がない状況での山行でした。地形図上には道がなかったのですが、今回のルート上では道が整備され、歩きやすかったです。しかし、山城跡があると言われる頂上はワイルドで展望もあまり効きませんでした。やや遠方から景観を楽しむ山といった感じでした。ただし、周辺には地元の有志の方々(名称はうろ覚えですが、「 占見里山を守る会」だったかと思います)が整備された登山道や鉄塔巡視路がいくつかあり、さまざまなコースが楽しめそうです。

 史跡では磐岩(いわむら)神社がインパクトがありました。磐(いわ)に岩(いわ)と書いて磐岩(いわむら)って普通は読めない((+_+))…。北からアプローチしたために、山道を歩いていると、突然巨石群が現れた感じでした。また、展望地でもあり、南方面には倉敷市から寄島町にかけて広がる沙美(さみ)アルプスがよく見えました。ちょっとした隠れパワースポットとして、いろいろなパワーをもらったような気分に浸ることができました。今後もこうした隠れパワースポットを発掘していきたいと思います。
 


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