家形山避難小屋、五色沼


- GPS
- 11:14
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,279m
- 下り
- 1,278m
コースタイム
天候 | 晴れ時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
おそらく付近にポスト無 雪質は全般的にクラストしたうえに薄く雪が載っています。五色沼から上はピッケルアイゼン必要。 標識はありますが、当てにして歩けるほどは付いていません。 五色温泉〜旧ゲレンデトップ〜1,077mのコル ゲレンデトップと思われるところまでは勾配もそれほどきつくないのでスキーで上がれます。スキーで登れないほど傾斜がきつくなる前に夏道のほうへ抜けていきます。夏道は片傾斜でトラバース気味。夏道以外は藪。樹林帯で見通しありません。 1,077mのコル〜四郎右ェ門沢の林道 樹林帯を抜けます。傾斜はそれほどきつくありませんが、見通し悪いところもあります。 四郎右ェ門沢の林道〜蟹ヶ沢 勾配きつくありませんが、樹林帯で似たような景色が続くので方向注意。 蟹ヶ沢〜家形山避難小屋 蟹ヶ沢はあらかた雪で埋まっていたので問題なく渉れました。東海大緑樹山荘の上の斜面が急なので、今回は山荘西側の尾根を登りました。感覚的にはこちらのほうが楽に登れたように感じます。家形山避難小屋まで見通し悪し。小屋の付近に目印になるようなものはありません。 家形山避難小屋〜五色沼 距離は若干伸びますが、夏道伝いのほうが楽かもしれません。風が吹き抜けるので岩が露出してます。 |
その他周辺情報 | 五色温泉 宗川旅館 付近にコンビニや商店は無。(板谷の集落にも買い物できそうなところはありません) |
写真
装備
個人装備 |
スコップ
スキー板
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感想
一年ぶりです。静かな山の静かな小屋で一夜を過ごしてきました。
このルートはうまく通ればスキーでもほとんど登り返さず降りることが出来るらしいです。道を探りながら登れればと思いスタートです。
五色温泉までは除雪がしっかりされているので不便はありません。前回は旅館の下を巻いて夏道沿いに登っていきましたが、今回は雪もあるのでスキー場跡を登っていきます。スキー場跡は閉鎖されてから7年位 経つそうですが温泉以外は跡形も無く撤去されているので言われなければ判らないほどです。ゲレンデ跡は若干藪がありますが、まだ滑ることはできます。上の方は傾斜がきつそうなので、どの辺りでゲレンデを抜けていくか周りを見ながら考えて進みます。しかしここ数日、結構気温が高い日が続いたので、雪はかなり硬く締まっています。雪が流されたところはシールがあまり効きません。いけるところまで進んで右側に回り込むと、急傾斜の上に藪が茂って生えているので、スキーでは苦労します。早めに夏道に出たほうがいいのかもしれません。
1,077mのコルを過ぎると勾配が緩くなり楽に進めるようになります。針葉樹林帯が少しあり、この部分だけは見通しが悪く進み辛いですがそれほど長くはありません。ジークライト鉱山が左手に見えるようになってしばらくすると四郎右ェ門沢の林道に出ます。林道といっても標識があったりガードレールや目印があったりするわけではなく、なんとなく木が生えてなくて林道っぽいかなと言う程度の代物です。ここから蟹ヶ沢までは藪が邪魔することも無く進むことが出来ます。
蟹ヶ沢は結構深い沢ですが、雪が詰まっているので何とかスキーで降りて渉ることができました。ここは雪質によってはピッケルがあったほうがいいかもしれません。
蟹ヶ沢から避難小屋までの途中に東海大緑樹山荘があるのですが、山荘の上は結構きつい斜面が待っているので(前回はそこで搾られた)、今回は山荘西側の尾根を登ってみました。結果から言うとここから登るほうが大分 楽できました。
ここを過ぎると後は避難小屋まで目と鼻の先です。ただ、避難小屋周辺には小屋の存在を示す標識等がほとんど無いので、利用する人は夏の間に場所を確認していたほうが良いでしょう。(登ってきたほうからは 小屋は雪に埋もれて見えませんでした。)
避難小屋から家形山や一切経山まではひとっ走りです。稜線上は風が強いので、スキーで滑ることもないだろうと思いカンジキに履き替えます。しかし登ってみると思った以上に雪が硬く締まり、アイゼンとピッケルがないと山頂往復はかなり厳しいです。今回は無理せずここで撤退します。
避難小屋は平屋の小さな小屋なので、雪かきをしないと中へ入ることが出来ません。幸いなことにちょっと前に小屋を利用した人が居たようで入口が掘り下げられて、それほど苦労せずに中へ入ることが出来ました。小さく古い小屋ですが管理が行き届いて快適に過ごすことができます。小屋の入口の辺りで積雪は1,5mほどでした。
翌日は気温も高く(明け方で−6度位)天気も良かったので雪が緩む前に一気に下山です。前日以上に雪が締まっていたのでシールを付けたままでもかなりの勢いで滑ることが出来ましたが、トラバースするところではシールがまったく効かず難儀しました。
二日間通して天候にも恵まれ、誰にも合うことのない静かな山でした。また来年もここに来ようと思います。
コメント
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中に入れてよかったっすね。
何時も雪かき道具は持って行ってるんですか?
小屋ノートに記載あった日付で、10日ほど前に中に入った人が居たようで ほとんど雪かきなしで入れました。助かりました。
雪かき道具って言うか、冬の間は日帰りでも万が一のためにツェルトとスコップ(その他もろもろ)持参です。
そんな感じなんでテント泊だと70Lでもパンパンになります。今回は小屋泊まりなんで軽かったですが。
だからビールを持っていくか いつもかなり悩みます。
お疲れ様です!
こんなコースあるんですね、初めて知りました。
小屋、埋まっているように見えますが、中はどんな感じなのですかね?
瞳を閉じた魔女の瞳、一度見てみたいものです。
このコース、昔はにぎわったらしいですが今はかなりマイナーになってしまっているようです。おかげで静けさを楽しめるので結構気に入ってます。
小屋はあまり広くなくて快適に泊まれるのは3〜4人くらいです。雪に埋もれて真っ暗でした。トイレ無なので利用するときは注意が必要です。でもすぐソバに慶応吾妻山荘があるので何かあっても心強いです。
ちなみに自分としては魔女の瞳は半開きくらいのほうが好きです。
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