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Yamareco

記録ID: 1081727
全員に公開
ハイキング
奥武蔵

聖岩 - 聖尾根の象徴に立ち、支尾根の洗礼を受ける。

2017年03月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:49
距離
9.7km
登り
1,088m
下り
1,074m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:45
休憩
2:04
合計
7:49
8:33
21
スタート(駐車場所)
8:54
8:55
65
取り付き
10:00
10:01
32
正規ルート合流
10:33
11:16
14
聖岩(聖光岩、P725)
11:30
11:33
12
お聖山(P750)
11:45
11:46
53
P802
12:39
12:42
18
分岐(下山開始)
13:00
14:00
71
ランチ(850付近)
15:11
15:20
30
P472
15:50
15:51
11
下山完了
16:02
16:04
18
16:22
ゴール(駐車場所)
天候 晴れ(風が冷たかった)
過去天気図(気象庁) 2017年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大洞第二発電所向かいのR140沿い駐車スペースに車を置きました。
コース状況/
危険箇所等
取り付きから下山まで一貫して気の抜けないバリエーションルートです。
穏やかに歩けるのはごく一部で、岩尾根やザレの急登急下降のオンパレードです。一般ハイカーには強くお勧めしません。
ファイル
計画ルート図
(更新時刻:2017/04/30 00:09)
P付近からの聖岩。
4年前に素通りした(巻いた)ので、VRを絡めて登りに来ました。
2017年03月11日 08:33撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
9
3/11 8:33
P付近からの聖岩。
4年前に素通りした(巻いた)ので、VRを絡めて登りに来ました。
取り付き場所まで、あの橋を渡って行きます。
2017年03月11日 08:35撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
3/11 8:35
取り付き場所まで、あの橋を渡って行きます。
ココはワルさんが取り付いた支尾根。
私の取り付きはもっと北です。
2017年03月11日 08:42撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
4
3/11 8:42
ココはワルさんが取り付いた支尾根。
私の取り付きはもっと北です。
ココからも行けそうです。
2017年03月11日 08:45撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
5
3/11 8:45
ココからも行けそうです。
ココも。
2017年03月11日 08:48撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
3/11 8:48
ココも。
ココも。
2017年03月11日 08:50撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
4
3/11 8:50
ココも。
今日の私はココから。
階段はないのね(泣)。
2017年03月11日 08:54撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
11
3/11 8:54
今日の私はココから。
階段はないのね(泣)。
登る支尾根は沢の左岸なのですが、法面で直接取り付けないので右岸から入っています。
2017年03月11日 08:59撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
3/11 8:59
登る支尾根は沢の左岸なのですが、法面で直接取り付けないので右岸から入っています。
涸れ沢を越えて尾根に乗ろうとするも、ズルズルで直登は無理ですね。
2017年03月11日 09:00撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
3/11 9:00
涸れ沢を越えて尾根に乗ろうとするも、ズルズルで直登は無理ですね。
左から回り込むようにして何とか乗れそう。
滑ったら下までシューっとな。
2017年03月11日 09:08撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
5
3/11 9:08
左から回り込むようにして何とか乗れそう。
滑ったら下までシューっとな。
乗りました。
写真は末端方向です。
2017年03月11日 09:10撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
5
3/11 9:10
乗りました。
写真は末端方向です。
挨拶代りの岩が現れましたが、
2017年03月11日 09:13撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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3/11 9:13
挨拶代りの岩が現れましたが、
すぐに穏やかになります。
2017年03月11日 09:14撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
4
3/11 9:14
すぐに穏やかになります。
が、聖尾根の支尾根が穏やかなはずはない。
2017年03月11日 09:26撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
6
3/11 9:26
が、聖尾根の支尾根が穏やかなはずはない。
上から。
ザレっぽくて滑ります。
2017年03月11日 09:31撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
3/11 9:31
上から。
ザレっぽくて滑ります。
見上げると首が痛い。
2017年03月11日 09:48撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
6
3/11 9:48
見上げると首が痛い。
一登りすると一瞬穏やかに。
2017年03月11日 09:53撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
3/11 9:53
一登りすると一瞬穏やかに。
伐採されている肩のような場所。
2017年03月11日 09:55撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
3/11 9:55
伐採されている肩のような場所。
からの眺め。
2017年03月11日 09:57撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
6
3/11 9:57
からの眺め。
この辺で右からのワルさんルートと合流でしょうか。
2017年03月11日 10:01撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
4
3/11 10:01
この辺で右からのワルさんルートと合流でしょうか。
合流したピークから聖尾根を見上げる。
綺麗な三角が熊倉山か、遠いなぁ。今日は行かないけど。
2017年03月11日 10:03撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
5
3/11 10:03
合流したピークから聖尾根を見上げる。
綺麗な三角が熊倉山か、遠いなぁ。今日は行かないけど。
これを見て4年前の記憶が蘇りました。
2017年03月11日 10:08撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
6
3/11 10:08
これを見て4年前の記憶が蘇りました。
伐採地。
2017年03月11日 10:12撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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3/11 10:12
伐採地。
からの眺め。
2017年03月11日 10:14撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
3/11 10:14
からの眺め。
聖岩が目前に。
2017年03月11日 10:18撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
5
3/11 10:18
聖岩が目前に。
鞍部への下り斜面にはトラロープが。
使わなくても大丈夫。
2017年03月11日 10:19撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
3/11 10:19
鞍部への下り斜面にはトラロープが。
使わなくても大丈夫。
聖岩への登り斜面にもトラロープが。
下りでは重宝しそう。
2017年03月11日 10:26撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
3/11 10:26
聖岩への登り斜面にもトラロープが。
下りでは重宝しそう。
あそこか?
2017年03月11日 10:30撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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3/11 10:30
あそこか?
ここがアノ絶壁の上のようです。
2017年03月11日 10:32撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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3/11 10:32
ここがアノ絶壁の上のようです。
手だけ伸ばして下を撮影。
想像するだけで玉キュンです。
2017年03月11日 10:33撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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3/11 10:33
手だけ伸ばして下を撮影。
想像するだけで玉キュンです。
北の方に白い山並みが見えました。
2017年03月11日 10:35撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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3/11 10:35
北の方に白い山並みが見えました。
更に上に進むと、トラロープは左を巻くように伸びていました。が、私は右の方が歩きやすそうだと右に回って登りました。
2017年03月11日 10:37撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
3/11 10:37
更に上に進むと、トラロープは左を巻くように伸びていました。が、私は右の方が歩きやすそうだと右に回って登りました。
おー、ココが頂上か。
登ってから気付きましたが、下にあったトラロープは巻き道用のようです。
2017年03月11日 10:43撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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3/11 10:43
おー、ココが頂上か。
登ってから気付きましたが、下にあったトラロープは巻き道用のようです。
聖岩頂上にて一服。
いやー、やっぱり聖尾根は手強いなぁ。でも面白い。(まだ序盤ですけど)
2017年03月11日 10:51撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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3/11 10:51
聖岩頂上にて一服。
いやー、やっぱり聖尾根は手強いなぁ。でも面白い。(まだ序盤ですけど)
南西方向には、まだ未踏の妙法ヶ岳。
2017年03月11日 11:13撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
6
3/11 11:13
南西方向には、まだ未踏の妙法ヶ岳。
頂上からは直接ここを降りましたが、状況によっては一旦戻って巻き道を進んだ方が安全かもしれません。
2017年03月11日 11:18撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
6
3/11 11:18
頂上からは直接ここを降りましたが、状況によっては一旦戻って巻き道を進んだ方が安全かもしれません。
お聖山への登り。
2017年03月11日 11:23撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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3/11 11:23
お聖山への登り。
振り返ると、聖岩頂上が見えます。
2017年03月11日 11:29撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
4
3/11 11:29
振り返ると、聖岩頂上が見えます。
お聖山(P750)。
正面が障子沢の頭かな。今日はその手前の支尾根を降ります。
2017年03月11日 11:31撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
5
3/11 11:31
お聖山(P750)。
正面が障子沢の頭かな。今日はその手前の支尾根を降ります。
P802。ボーっとしてると直進してしまいますよ。右です。
下り斜面にトラロープがありました。
2017年03月11日 11:45撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
4
3/11 11:45
P802。ボーっとしてると直進してしまいますよ。右です。
下り斜面にトラロープがありました。
登らなくてもいいんだけど登る。楽しまなくちゃ。
2017年03月11日 11:58撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
6
3/11 11:58
登らなくてもいいんだけど登る。楽しまなくちゃ。
見た目以上に滑るので、下りだったらロープを使うか樹林帯を歩いた方が良いかも。
2017年03月11日 12:02撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
3/11 12:02
見た目以上に滑るので、下りだったらロープを使うか樹林帯を歩いた方が良いかも。
一時的にホッとする。
2017年03月11日 12:16撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
3/11 12:16
一時的にホッとする。
あったっけ?
2017年03月11日 12:17撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
6
3/11 12:17
あったっけ?
こんなルートだけだったら・・・つまらないか・・・
2017年03月11日 12:23撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
3/11 12:23
こんなルートだけだったら・・・つまらないか・・・
ここはトラロープを拝借し、左下の段に乗ってから這い上ります。
右から巻けるようですが、斜度が半端ないです。
2017年03月11日 12:26撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
8
3/11 12:26
ここはトラロープを拝借し、左下の段に乗ってから這い上ります。
右から巻けるようですが、斜度が半端ないです。
下山する支尾根の分岐点に到着。少し雪がありました。
今日の最高点です。
2017年03月11日 12:39撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
3/11 12:39
下山する支尾根の分岐点に到着。少し雪がありました。
今日の最高点です。
西の支尾根を下り始めるとピンクテープが。
2017年03月11日 12:41撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
3/11 12:41
西の支尾根を下り始めるとピンクテープが。
更にはロープの残骸。
ルートがあるんでしょうか?
2017年03月11日 12:45撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
3/11 12:45
更にはロープの残骸。
ルートがあるんでしょうか?
穏やかそうですが、ここもザレていて滑ります。
2017年03月11日 12:52撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
3/11 12:52
穏やかそうですが、ここもザレていて滑ります。
この辺で支尾根を乗り換えますが、その前にランチにしました。
2017年03月11日 14:02撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
3/11 14:02
この辺で支尾根を乗り換えますが、その前にランチにしました。
始めは尾根がはっきりするまで急斜面を慎重に進みます。
2017年03月11日 14:04撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
4
3/11 14:04
始めは尾根がはっきりするまで急斜面を慎重に進みます。
このまま進める・・・わけないよね?
2017年03月11日 14:13撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
3/11 14:13
このまま進める・・・わけないよね?
やっぱりこの先落ちるのか?
2017年03月11日 14:22撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
7
3/11 14:22
やっぱりこの先落ちるのか?
セーフ。ヒヤヒヤです。
2017年03月11日 14:23撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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3/11 14:23
セーフ。ヒヤヒヤです。
えーと、どうしようかなっと。
2017年03月11日 14:27撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
3/11 14:27
えーと、どうしようかなっと。
こんな所を降りてきました。
2017年03月11日 14:29撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
8
3/11 14:29
こんな所を降りてきました。
こんな所も。
2017年03月11日 14:32撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
3/11 14:32
こんな所も。
少し前では別の支尾根を下ってしまい慌てて戻りました。
2017年03月11日 14:42撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
3/11 14:42
少し前では別の支尾根を下ってしまい慌てて戻りました。
いやらしそうですが、岩を縫うように降りられました。
2017年03月11日 14:50撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
4
3/11 14:50
いやらしそうですが、岩を縫うように降りられました。
どう見てもこの先はヤバそうです。
2017年03月11日 14:53撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
5
3/11 14:53
どう見てもこの先はヤバそうです。
うーん、3m弱でしょうか。
2017年03月11日 14:54撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
4
3/11 14:54
うーん、3m弱でしょうか。
慎重に左を巻きます。
ココからが本日の核心部なのですが、まさか往復することになろうとは・・・
2017年03月11日 14:56撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
3/11 14:56
慎重に左を巻きます。
ココからが本日の核心部なのですが、まさか往復することになろうとは・・・
一難去ってまた一難。
今度は右を巻きますが、、、下を見ると足が出ない。
2017年03月11日 15:04撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
6
3/11 15:04
一難去ってまた一難。
今度は右を巻きますが、、、下を見ると足が出ない。
怖かった〜。(通過後撮影)
2017年03月11日 15:09撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
10
3/11 15:09
怖かった〜。(通過後撮影)
やっとP472のお目見えです。
2017年03月11日 15:10撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
4
3/11 15:10
やっとP472のお目見えです。
ピークは意外に広く、ランチもできます。
しかし、ココに来るのは少し大袈裟ですが命がけです。
2017年03月11日 15:12撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
7
3/11 15:12
ピークは意外に広く、ランチもできます。
しかし、ココに来るのは少し大袈裟ですが命がけです。
計画ではココから橋に向けて下降なのですが、到底無理です。
2017年03月11日 15:21撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
3/11 15:21
計画ではココから橋に向けて下降なのですが、到底無理です。
鞍部に戻ってみても厳しいなぁ。
ついに進退窮まったか?
2017年03月11日 15:27撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
3/11 15:27
鞍部に戻ってみても厳しいなぁ。
ついに進退窮まったか?
やむなく、核心部を必死で登り返し植林帯を目指しました。
2017年03月11日 15:32撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
3/11 15:32
やむなく、核心部を必死で登り返し植林帯を目指しました。
石混じりの急斜面で歩きにくいですが天国です。
植林帯様様です。
2017年03月11日 15:38撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
4
3/11 15:38
石混じりの急斜面で歩きにくいですが天国です。
植林帯様様です。
一時はどうなるのかと不安に襲われましたが、無事に下界に帰って来れました。
2017年03月11日 15:50撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
7
3/11 15:50
一時はどうなるのかと不安に襲われましたが、無事に下界に帰って来れました。
左の電柱の場所から出てきました。
2017年03月11日 15:51撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
3/11 15:51
左の電柱の場所から出てきました。
橋付近からP472を見ると直登できそうなんだけどなぁ。
挑戦者求む。(半分冗談ですから)
2017年03月11日 16:02撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
6
3/11 16:02
橋付近からP472を見ると直登できそうなんだけどなぁ。
挑戦者求む。(半分冗談ですから)
駐車場所まで歩きます。
2017年03月11日 16:04撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
3/11 16:04
駐車場所まで歩きます。
R140から存在感バッチリの聖岩。
聖尾根の支尾根は本尾根に劣らず険しいことを改めて思い知らされた山行でした。
2017年03月11日 16:08撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
10
3/11 16:08
R140から存在感バッチリの聖岩。
聖尾根の支尾根は本尾根に劣らず険しいことを改めて思い知らされた山行でした。
撮影機器:

感想

向こう見ずだった2013年8月に、宗屋敷尾根から聖尾根のルートを12.5時間かけて歩きました。
当時はロクに予備知識もなく、P725が聖尾根の一つの象徴である聖岩だということを後で知り、下りルートで直登を断念し巻いたことを残念に思っていました。
そこで今回は未踏の支尾根を加え、満を持しての聖岩登頂を計画しました。

聖尾根の終盤は地形図からわかるように、標高約670のピークを支点に扇状に尾根が分かれています。登った支尾根はその中の一つですが、尾根に乗るまでがザレの急斜面で大変でした。取り付き場所に行く途中で見かけた階段のどれかから取り付けば、それほど苦労なく(別の)尾根に乗れたのかもしれません。
尾根自体は岩もある急登でしたが、危険を感じる場所はありませんでした。

聖岩は二段になっているんですね。意識して登って初めてわかりました。それと、下りで巻いてしまったことも頷けました。
頂上はその名の通り岩で、座ったまま聖尾根通しで熊倉山が見えますが、まだまだ遠いので目指す場合は見ない方が良いかもしれません(笑)。また、眺望もそこそこあるので、ココより下の支尾根を変えながら、聖岩を目的に歩いても十分楽しめそうです。

障子沢の頭手前の難所を越えた先からいよいよ下山です。
この支尾根は以前下っていて、大岩を右に左に巻いて降りましたが、今回は標高830くらいで北に折れ、P472を経由して下山するルートです。しかし尾根が細いこともあって、直進はもちろん巻くのも危険な支尾根でした。

緊張の連続の末に立ったP472は、チョットしたスペースもあり意外にも落ち着ける場所でした。
が、が、が、一服し我に返ると、どう見てもここから降りられな〜い。鞍部まで戻ってもほぼ崖と言っていい斜面です。「今までは幸運に助けられて来たが、ついにこの時が来たか。」そんな心境でした。
もはや、意を決して降りてきた危険地帯を登り返すしか選択肢はありません。どこまで戻れば安全に降りられるのかわからないまま、焦る気持ちを抑え気を引き締め直して登りました。
しばらくすると右手に植林帯が見えてきたので、斜面をトラバースして逃げ込みなんとか窮地を脱することができました。

聖尾根の西側支尾根は、今更ですが総じて末端付近で険しいですね。
未踏の支尾根を歩く際は、まず登ってからにすべきなんでしょうが、4年経ってもまだ向こう見ずのようです。

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コメント

改めて・・・
改めてキノエさんのルートはシブいですネ
知っている山域だとよく分かります 
自分でも向こう見ずと自覚していたんだ・・・変態の自覚は
しかしP472を橋に向かう予定だった  勘弁して下さい

お礼が遅くなりましたが黒霧ボトル有難うございました
ワルさんなんか「キノエさん良い人!また誘えばボトルが手に入るゾ
おかげさまでベロベロに酔っ払いました
2017/3/13 17:58
Re: 改めて・・・
あれはタケシさんへの餞別だったんですけどォ。
今日はヤマレコにアクセスできないほど頭がグワングワンして、まるで仕事にならなかったようですね。私の中ではビギさんの風貌がほぼ固まってます。

P472からは急斜面なのは承知していたんですが、岩斜面だとは想定外でした。車なんだから事前に見ておくべきでした。でも今思うに、一旦下山した後ででも登ってみれば良かったと後悔しています。だって写真でコメントしたように、登りなら行けそうじゃん。
いつか機会があったらトライしてみたいと思いますが、たぶんワルさんが先に登っちゃうでしょう。
2017/3/13 22:16
黒霧島!有り難うございました!
キノエさん、こんにちは。
今回もスリルに満ちた山行で、キノエさんワールドが炸裂しているレコですね!『遂に進退窮まったか…』というフレーズが状況を如実に物語っています。それにしても毎回の様にこんなアドベンチャーを楽しむのは、キノエさん、完全に中毒の様にお見受けします。


聖尾根の支尾根、侮れませんね。聖尾根そのものがカワイク見えてしまいます。聖尾根はVRとしてはメジャーなので、ヒトが歩くことを前提として難所にはロープが設置されていますからね。その点、熊倉の支尾根はケモノかキノエさんかワルさんだけですから…。👊👊👊

下山後はつくもにお寄り戴いて、翌日の我々の宴会の為に焼酎ボトルを寄贈して頂いたとのことですが、とっても美味しく戴きました。お心遣い大変有り難う御座いました。😀
2017/3/13 21:59
Re: 黒霧島!有り難うございました!
苦難を望んで立ち向かっているわけではないんですが、未踏ルートを歩こうとすると往々にしてこんなことになるんですね。いつも、クリアできるレベルであってくれと願いながら踏み込んでいます。
ま、最悪は戻ればいいわけで。(今回は戻るも地獄でしたが

つくもでは、各自にビール1本でもと思っていたのですが、店のオヤジさんが「ボトルの方が安いよ」と言うので銘柄が何かは聞かずに(聞いてもわからない)従いました。ビールとか酒の値段は全く知らないので。。。でもタバコと比べたら安いのかも。
楽しんでいただけたのでしたら何よりです。
2017/3/13 22:39
P472の西側の斜面はムリ!
こんにちは

P472の尾根は以前から気になっていて、大血川方面に行く途中
写真73のところから入りピークに行ける踏み跡がないか探索したことがあります。
今回kinoeさんが下山したルートしかないような気がします。
今度一回荒川に降りて北東の沢の入口あたりを見に行こうかな〜
でも写真65はかなりやばそうですね

仰るように聖尾根よりもそこまでにたどり着く支尾根の方が数段危険です。
おそらく高度が低くなるにつれて、荒川が近くなり岩質がもろくなる
ためだと思います。
先日行った妙法が岳の東尾根も下の方はかなりやばかったです。

聖尾根、ヤシオの頃まで我慢しようと思っていたのに行きたくなってしまった
2017/3/15 11:17
Re: P472の西側の斜面はムリ!
ワルさん、

西側の斜面はムリ?これは引っ掛けか? つまり、南側の斜面はOK?
確か以前「この尾根はP472から登るつもり」って言ってましたよね。で、P472へはどこから?本当の尾根末端の荒川からってマジですかぁ?

最初このルートは逆回りを考えていたんです。でも聖尾根は一通り下っているので登ろうとなったわけですが、最初にP472を目指していたらどうなったか自分でも興味あります。
あれだけビビったのに・・・お先にどうぞ。
2017/3/15 22:33
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