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Yamareco

記録ID: 1087523
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
氷ノ山

赤倉山(西尾根〜氷ノ山越へ下山)

2017年03月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:18
距離
3.9km
登り
489m
下り
495m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:57
休憩
0:22
合計
4:19
8:57
29
駐車地出発
9:26
9:32
160
12:12
12:23
16
12:39
12:44
32
13:16
駐車地帰着
合計時間: 4時間18分
合計距離: 3.91km
累積標高(上り): 482m
累積標高(下り): 470m
天候 晴れ
稜線上の風速3〜5m/s程度
駐車地気温2℃
過去天気図(気象庁) 2017年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
若桜町舂米(つくよね)、国道482号線の除雪最終地点(氷山命水)に駐車。
冬季はここまで除雪されるようだ。
コース状況/
危険箇所等
積雪期の登山です。
赤倉山西尾根はバリエーションルート。
要事前準備、地図、コンパス必携。
装備適宜。
アイゼン(10本爪以上)、ピッケルは必要と思われる。
シングルでも登れそうだったが、
ダブルアックスだとより楽だった(手が冷たくならない)。

■赤倉山西尾根
取付きから暫くはなだらかな尾根。
標高1,150m付近から斜度が上がり、細尾根が現れる。
1,250m付近の岩峰は「少々悪場」、雪質悪く向かって左の傾斜地を巻いてトラバース。
ここは雪崩の恐れあり。
1,300m付近の雪壁は直登した。
雪庇が発達しており、踏み抜きに注意。
除雪最終地点を出発。
同じタイミングで山スキーの方々が行かれた。
2017年03月19日 09:00撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 9:00
除雪最終地点を出発。
同じタイミングで山スキーの方々が行かれた。
無数のトレース。
法面からは落雪多し。
雪は思った以上に緩い。
2017年03月19日 09:11撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 9:11
無数のトレース。
法面からは落雪多し。
雪は思った以上に緩い。
桑ヶ峠に到着。
トレースは全て陣鉢山方面へ。
2017年03月19日 09:27撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/19 9:27
桑ヶ峠に到着。
トレースは全て陣鉢山方面へ。
西尾根に取り付く。
2017年03月19日 09:32撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 9:32
西尾根に取り付く。
尾根の下部は針葉樹林帯。
2017年03月19日 09:42撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 9:42
尾根の下部は針葉樹林帯。
途中から灌木帯となる。
ブナも点在していた。
2017年03月19日 10:07撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 10:07
途中から灌木帯となる。
ブナも点在していた。
この辺りから斜度が上がってくる。
アイゼンとピッケルに持ち替える。
今回はダブルアックス。
2017年03月19日 10:22撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 10:22
この辺りから斜度が上がってくる。
アイゼンとピッケルに持ち替える。
今回はダブルアックス。
細尾根が続く。
2017年03月19日 10:28撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/19 10:28
細尾根が続く。
途中、赤倉山が観えた。
南面は切れ落ちている。
2017年03月19日 10:46撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/19 10:46
途中、赤倉山が観えた。
南面は切れ落ちている。
雪が緩く、スピードが出ない。
2017年03月19日 11:00撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 11:00
雪が緩く、スピードが出ない。
西尾根核心部に取り付く。
両側は切れ落ちている。
目の前の岩峰を上がろうとするが...。
2017年03月19日 11:12撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
3/19 11:12
西尾根核心部に取り付く。
両側は切れ落ちている。
目の前の岩峰を上がろうとするが...。
斜度があるのはいいが、雪がグサグサで爪が刺さらない。
結構粘ったが諦めて岩峰下部をトラバースする事にした。
2017年03月19日 11:15撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 11:15
斜度があるのはいいが、雪がグサグサで爪が刺さらない。
結構粘ったが諦めて岩峰下部をトラバースする事にした。
ロープを出して降りる。
2017年03月19日 11:42撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/19 11:42
ロープを出して降りる。
巻いている途中。
沈み込みは太腿くらい。
この日は雪崩の恐れはなさそうだったが、
雪の下にクラックが入っていた。
2017年03月19日 11:47撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 11:47
巻いている途中。
沈み込みは太腿くらい。
この日は雪崩の恐れはなさそうだったが、
雪の下にクラックが入っていた。
尾根に戻る。
スキー場では何かの競技中らしい。
ひっきりなしにアナウンスが聞こえてくる。
救急車のサイレンも頻繁に鳴っていた。
2017年03月19日 12:06撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/19 12:06
尾根に戻る。
スキー場では何かの競技中らしい。
ひっきりなしにアナウンスが聞こえてくる。
救急車のサイレンも頻繁に鳴っていた。
最後の登り。
写真で観るよりも斜度はきつかった。
2017年03月19日 12:08撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 12:08
最後の登り。
写真で観るよりも斜度はきつかった。
振り返る。
前回下りた時はロープを出した。
2017年03月19日 12:14撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 12:14
振り返る。
前回下りた時はロープを出した。
象徴的な枯れ木。
なだらかな尾根になる。
2017年03月19日 12:16撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/19 12:16
象徴的な枯れ木。
なだらかな尾根になる。
赤倉山山頂付近にて。
雪庇が大きくなっていた。
2017年03月19日 12:22撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
3/19 12:22
赤倉山山頂付近にて。
雪庇が大きくなっていた。
「神奈川沖浪裏」ぽい。
2017年03月19日 12:24撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/19 12:24
「神奈川沖浪裏」ぽい。
氷ノ山方面を観る。
晴れているが、少し霞んでいる。
2017年03月19日 12:34撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
3/19 12:34
氷ノ山方面を観る。
晴れているが、少し霞んでいる。
避難小屋の周りには大勢の人影。
山頂に続く尾根には多数のトレースが見て取れる。
2017年03月19日 12:35撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/19 12:35
避難小屋の周りには大勢の人影。
山頂に続く尾根には多数のトレースが見て取れる。
氷ノ山越へ下りていく。
誰も居ない。
避難小屋のドアは開いた。
2017年03月19日 12:40撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
3/19 12:40
氷ノ山越へ下りていく。
誰も居ない。
避難小屋のドアは開いた。
氷山命水へ下りていく。
結構踏み抜いた。
2017年03月19日 12:46撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 12:46
氷山命水へ下りていく。
結構踏み抜いた。
赤倉山を振り返る。
今日も跳ね返された。
2017年03月19日 12:55撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 12:55
赤倉山を振り返る。
今日も跳ね返された。
山頂横のルンゼは雪が繋がっている。
自分に上がれるかを考える。
2017年03月19日 12:58撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 12:58
山頂横のルンゼは雪が繋がっている。
自分に上がれるかを考える。
夏道を離れ尾根を下りると広い雪原に出る。
思い思いのトレースがあった。
2017年03月19日 13:04撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 13:04
夏道を離れ尾根を下りると広い雪原に出る。
思い思いのトレースがあった。
駐車地に無事戻った。
山行中は誰にも会うことは無かった。
2017年03月19日 13:16撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 13:16
駐車地に無事戻った。
山行中は誰にも会うことは無かった。

感想

「赤倉の頭で鉢伏へ行くという一行と別れて国境の尾根を下る。
ここの上部は少々悪場だったからスキーをぬいだ。
しかし下の方は好斜面つづきで、
殊に小代村から春米村へ越す桑ヶ峠の附近は広々とした真白い雪原で、
すばらしいところだった。(加藤文太郎/単独行)」

15年3月、赤倉山の西尾根を下りた。
その時は岩稜帯を巻いたので、いつか尾根筋通りに歩いてみたいと思っていた。
しかしこの日の雪は悪く結局2年前と同じルートを逆に辿る事になった。

加藤文太郎がこの尾根を歩いたのが85年前の昭和7年3月20日、
一日違いではあったが少し感慨深いものがあった。

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