雪割草百花繚乱・トトロ岩・奥能登猿山岬

2017年03月19日(日) [日帰り]

• GPS: 04:43
• 距離: 5.5km
• 登り: 461m
• 下り: 451m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:52
• 休憩: 0:51
• 合計: 4:43

11:28 深見
13:24 13:26 欣求峠
13:48 14:35 猿山岬灯台
15:15 15:17 欣求峠
16:10 16:10 深見
16:11 ゴール地点

雪割草をじっくり撮りながら歩くとこんな感じになります。あっさり歩くとこの半分かな。

天候

晴れ 春霞

アクセス

利用交通機関：

自家用車

金沢方面から国道249号を走行してくると、深見口（駐車場は10台分くらいだが誘導員が路肩へ駐めさせてくれる）への案内板がまず目に入りますが、アクセスをショートカットしたい方はもう少し先の猿山岬P（100台分くらい）に回った方が良さそうです。シーズン最盛期は環境保全協力金1人300円いります。3月25・26日は「能登雪割草まつり」のため大変混みあうと思います。まつり当日は猿山−メイン会場−深見間にシャトルバスが出るようです。

コース状況／危険箇所等

午前中はまだ開花していない株もあるので、午後からがいいそうです。
群生地は猿山岬灯台周辺と深見地区にあります。猿山地区の方が大規模です。深見からは整備された山道ですが、急なつづら道を登っていき、登った先に深見地区の群生地はあるので雨等で足元が悪いときは、猿山岬駐車場からの方が近くて起伏が少ないので無難かも。天気のいいときは深見口からもハイキング気分でいいですよ。
深見側の海岸コースと、猿山山頂への道は通行止めとなっています。
トイレは深見・猿山両駐車場。シーズン中は山中に穴を掘ってまわりを囲った簡易便所とシートで囲った簡易休憩所があります。

その他周辺情報

食事は門前か富来で食べられます。海岸線にも数軒食堂があります。お祭りの日は「門前そばの市」も開かれるので屋台も出るかも
門前じんのびの湯（11:00〜21:00・水曜日は17:00〜21:00、大人510円）、富来渤海温泉（15:00〜23:00、大人600円）

写真

3/19 11:32

深見側入口。誘導員の方の指示に従い堤防沿いに路肩駐車します。川沿いの手前の建物で環境保全協力金300円を払って、ここから山に入ります

3/19 11:30

環境保全協力金300円の「領収書」。マップになってます。

3/19 11:30

「領収書」のウラ。この道順わかりやすい。猿山岬Pへはこうやっていくんだね。

3/19 11:32

何か所かに立っている案内板。車の場合は、深見地区か猿山岬駐車場（裟婆捨峠）に駐車します。海岸コースは通行止めなのでその名も急坂コースを登っていきます

3/19 11:34

少し上がると深見地区の黒光りする屋根瓦が美しく見渡せました

3/19 11:37

ヤブツバキ（藪椿・ツバキ科）。花芯がまとまっていて花芯がバラバラのユキツバキと区別が付く。生息環境も違う。

3/19 12:00

一株だけ気の早いトキワイカリソウ（常磐碇草・メギ科）が咲いてました。白花で日本海側に多く冬季に葉っぱが落葉しません。たくさん生えていたのでシーズンには一斉に咲くでしょう

3/19 12:08

キクザキイチゲ（菊咲一華・キンポウゲ科）、紫花。群生してます。

3/19 12:10

キクザキイチゲ（菊咲一華・キンポウゲ科）、白花。こちらも群生。

3/19 12:15

さあ、本命のユキワリソウ（雪割草・キンポウゲ科）ですよ。北陸地方以北の日本海側に分布するものはオオミスミソウだそうです。この株は花が開くと色が薄くなるようです。
ここから連投します

3/19 12:15

一般的には赤花が人気とか。かつて乱獲が進んだときには赤花が少なくなり白花ばかりになったとか

3/19 12:15

でも、私は白花が好き。黄色い雌しべにレモン色の雄しべ

3/19 12:17

雄しべに赤味が差してた

3/19 12:17

こちらは雄しべが開いてる

3/19 12:18

レモン色の雄しべ。いやー千差万別ですね。

3/19 12:21

これはミヤマカタバミ（深山酢漿草・カタバミ科）かな

3/19 12:25

ピンクのグラデーション。あまりにバリエーションが多いので園芸種かと思いましたが、オオミスミソウは自生種でも多種多様だそうです。ここの群生地は移植株を育てて移植をしているそうです。

3/19 12:25

花弁が細くてビビッドなピンク。荒れ放題になった群生地を地元の方達が、根気よく移植株を育てて移植し、色とりどりに復活したそうです。

3/19 12:26

タチツボスミレ（立坪菫・スミレ科）かな

3/19 12:27

丸い花弁のビビッドピンク

3/19 12:32

セリバオウレン（芹葉黄連・キンポウゲ科）雄しべが赤みがかる

3/19 12:33

セリバオウレンと雄しべがピンクの白花

3/19 12:36

セリバオウレン（芹葉黄連・キンポウゲ科）雄しべが白い

3/19 12:38

ピンクの首飾り。近年、奥能登にもイノシシが北上したため、猿山岬でもあちこちでイノシシの掘り跡を見かけました

3/19 12:38

花かんざし

3/19 12:42

ビビッドピンクのグラデーション

3/19 12:42

ピンクの縁取り

3/19 12:44

白花と濃いめのピンクまじりの雄しべ

3/19 12:46

ピンクのグラデの花束

3/19 12:48

細い花弁の薄いピンク

3/19 12:48

うしろから見てるのだーれ

3/19 12:49

花弁がまあるいスジスジピンクと白花の玉ボケ

3/19 12:50

玉ぼけシリーズ

3/19 12:50

いっぱい咲いてるでしょ

3/19 12:51

同じ株に見えるのに花弁の数が違う

3/19 12:52

白花に薄ーいピンク

3/19 12:52

薄いピンクもいい

3/19 12:52

ほんわり紅をさす

3/19 12:52

ビビッドですなー

3/19 12:53

この手の白花でも雄しべの色が濃かったり

3/19 12:55

薄かったり

3/19 12:55

レモン色だったり

3/19 12:55

ほとばしり

3/19 12:56

こぼれ落ちる

3/19 12:56

背伸びしたり

3/19 12:57

うずくまったり

3/19 12:59

ひだまり

3/19 13:00

濃い雄しべの白花

3/19 13:00

華やか〜

3/19 13:02

キュート

3/19 13:09

八重を見たのはこの一株だけでした

3/19 13:09

アップで

3/19 13:38

うつむいたのや

3/19 13:39

あちこち向いたの

3/19 13:40

上向いたの

3/19 13:42

二人そろってひなたぼっこ

3/19 13:43

寄り集まって

3/19 14:35

猿山の灯台、見ている方角は実は視界悪し

3/19 14:45

可憐

3/19 14:45

こういうの愛でたくなりますね

3/19 14:49

実は、園芸種が数株玄関先にありますが

3/19 14:50

あまり面倒見てないので、消えてるかもしれません

3/19 14:58

自然の中に生えてるのが

3/19 15:12

一番ですね

3/19 15:32

春霞と木の枝で見晴らしはあまり良くなかったのですが、海面がふんわり輝いていました。今日はroco5も一緒ですよ

3/19 15:34

こっち向いてくれた

3/19 15:42

エンレイソウ（延齢草・ユリ科）もうすぐ咲きます

3/19 15:43

花びらが厚く感じられてちょっと変わった株でした

3/19 15:48

結構登ったり下りたりします

3/19 15:54

ラスト、白花。お疲れ様でした。16:10に深見に戻ったときには最終になりました。地元の係の方、お待ちいただいていてありがとうございました。

3/19 16:27

車で金沢方向に戻ったところから振り返る。奥の岬の中腹へこんだ辺りが灯台です。深見口からだと海岸線から歩いて行きます

3/19 16:47

トトロ岩、そっくりでしょ。もうちょっと金沢方向に戻ったところにあります。往路の方が気付きやすい。

3/19 16:48

絶景の中にたたずんでます

3/19 16:52

奥能登の海は最果て感があります

3/19 17:16

能登の間垣。海岸線の風よけです。冬の風雪が厳しいことを物語っています

3/19 17:18

さいごにまったり春の海。おつかれさまでした。

撮影機器：

LUMIX DMC-LX5 パナソニック

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 レジャーシート ヘッドランプ ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル カメラ

感想

tom32

奥能登猿山岬の雪割草便りが山レコやブログに上がりはじめ、来週末は門前そばの市・能登雪割草(能登雪割草まつり)が開かれて混み合いそうなので、一足早く雪割草（オオミスミソウ）を愛でに行って来ました。今回は久々にroco5も出動、深見口からのコースは想定より急でがっつりハイキングになりました。群生地はいまがまさに見頃、多種多様、百花繚乱の雪割草を堪能してきました。おまつりを楽しみたいという方は別ですが、イベントはずして行くと、静かでいいコースですよ。金沢から片道2時間超かかりますが、行った甲斐がありました。お祭り中は猿山岬灯台の中が解放となるということ。それは見たいな〜とも思います。

コメント

hobbit

もう花が！
咲き始めを見逃さないところが
さすがトムさん(^^)

見せてもらうだけでもわくわくしてきました。
私も「白い花」党です。

そちらも山と沿岸部は随分違うのでしょうね。
我が家の方は今、梅が満開で
海の方へ行くと椿が満開
北の方はまだ雪で埋まっているので
エンレイソウはもうひとつき先です。

tom32

Re: もう花が！
hobbitさん、こんばんは😃🌃
能登は、外浦(西側で岩場が多く気候も厳しい)と内浦(東側の富山湾側で気候もやや穏やか)でずいぶん違いますし、内陸と沿岸では積雪量が全く違い、沿岸部は、どちらかというと春の訪れは早めかと思います。
猿山にはケヤキ純林の原生林があって、独特の景観でした。
金沢はそろそろウメが終わり、河津桜などの早咲きが、見頃になり始めています。ソメイヨシノの開花は、まだ2週間は先でしょうね✨😃。