箱根早春賦 仙石から金時山往復〜湿生花園〜大涌谷


- GPS
- --:--
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 961m
- 下り
- 575m
コースタイム
- 山行
- 3:45
- 休憩
- 3:08
- 合計
- 6:53
天候 | 曇り。金時山頂では雪がパラパラ舞う。大涌谷では僅かに青空。 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
GOAL……大涌谷から伊豆箱根バスで小田原駅へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*危険なところは基本的にありません。 *矢倉沢峠から金時山へ登る途中、かつては田んぼ状態だったところも、整備のおかげでだいぶ歩きやすくなっています。但し赤土で滑りやすいので注意。 *金時山頂上直下の岩場ゾーンは三点支持で確実に歩けば問題なし。 *箱根湿生花園の入場料は大人700円です。 *仙石高原バス停から温泉荘バス停まで、及び姥子バス停から大涌谷までの車道歩きは、路側帯がほとんどない中スピードを出した車が多数通りますので、ある意味で極めて危険です。道路横断時は左右要確認! *大涌谷火山規制の現状……県道の大涌谷入口T字路から大涌谷までは歩行者でも通行できますが、T字路の開門は午前9時、閉鎖は午後4時40分となっています。日中を除いて、大涌谷滞在は禁じられています。また、姥子〜大涌谷〜神山方面および早雲山方面のハイキング路、および玉子茶屋への散策路は当面立入禁止です。 *土日の大涌谷は最近、観光客の集中が凄まじく、大涌谷入口T字路から駐車場まで1時間以上かかることが珍しくないようです。その場合、大涌谷を経由するバスも著しく影響を受けることになりますので、土日の大涌谷訪問はロープウェイ利用が無難です。4月上旬までは設備改良工事のため、早雲山〜大涌谷間が運休で、代行バスも運行されていますが、箱根ロープウェイとしては土日の場合いったん桃源台まで行ってからロープウェイで大涌谷へ行くことを推奨しています。 |
写真
感想
毎年残雪の季節となりますと、むかし学生だった頃に訪れた水芭蕉の尾瀬を思い出すものです。しかし、今や仕事の関係やら何やらで、尾瀬の水芭蕉シーズンに神奈川県から出掛け、好天の2〜3日を確保して最高のハイキングをするのは、かなりギャンブル的な世界の話です。
とはいえ、近場の植物園の類いにも水芭蕉はないわけではなく、金時山を正面に望む箱根湿生花園では、高原的な雰囲気の中に咲く水芭蕉を楽しむことが出来ます (もちろん、尾瀬のような圧倒的咲き方ではないですが)。ただ、開花シーズンはちょうど花粉真っ盛り地獄ともぶつかりますので、これまでは訪問をためらっておりました。
しかーし!ヤマレコ赤線延ばしに狂奔し (^^;)、新陳代謝が良くなって来ますと、これまで花粉症のシーズンともなれば引きこもっていた頃と比べて、症状の出方が明らかに緩和したのを感じます (薬の向上のためかも知れませんが)。そこで、「病は気から」とも申しますし、敢えてスギ花粉地獄の箱根であっても、余り深く気にせずに訪れてみようと思ったのでした。
もっとも、箱根湿生花園だけを訪れるというのは、ヤマレコをやっている者として面白いことではありません。そこで、まずは金時山に往復したのち、My赤線網の中で孤立した状態になっている大涌谷まで舗装路赤線延ばしをしようと計画しました。
大涌谷は昔から何度も訪れていますが、ヤマレコを2013年秋に始めてからは一度だけ、泊まりがけの会合のついでにスーツ姿で (^^;) 雪見に訪れ、その模様をレコとしてアップしております。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-585568.html
しかし周知の通り、2015年の噴火により、しばらく外界から大涌谷に赤線を延ばす術は絶たれておりました。その後、昼間限定で県道が開通し、歩行者が歩いても差し支えないことから (少なくとも神奈川県HPに、歩行者通行禁止という規定はなし)、舗装路赤線延ばしによって大涌谷を「赤線の孤島状態」から救おうと考えました (大袈裟な……^^;)。もっとも、途中の道は路側帯もロクにない中を車がガンガン走る恐怖に満ちていたり、展望もろくにない別荘地だったり、ロクなものではありませんが……。
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……とまぁこんな感じでいろいろ動機を並べて、所期の目的を果たす山行にはなりましたが、上記は全て表向きの話。裏の……いや今回最大の目的は「金時山の猫さんに会いたい♪」……これに尽きます (爆)。
丹沢塔ノ岳に暮らす塔猫君を過去2回激写して以来、撮り猫マニアになってしまったのですが (^^;)、金時山の山頂で頑張って暮らす3匹の猫さんの画像を最近ネットで眺めるにつけ、会いに行って激励してやりたい思いは強まる一方でした……♡ 金時山は塔ノ岳に280m及びませんが、極めて寒冷で厳しい場所であることには変わりありませんので……。
しかし……いなかった。来なかった。
折角早い時間に登って、いっぱい相手をしてやろうと思ったのですが……。
しかも、到着時には見えていた富士山がやがて雲の奥に消え、山頂は鉛色の雲と突き刺すような寒風に覆われ、やがて小雪がちらつき……。
何なのか、この天気予報のハズレっぷり。もっと天気が悪いはずだった翌日 (24日) の方が一転して好天……。
嗚呼……平日休みが23日ではなく22日だったら確実に会えていたのになぁ……。
前日のレコでは、9時台には既に現れて日向ぼっこをしていたようですので、なおさらショック……。(もっとも、21日の夜には、塔ノ岳が見事に雪化粧したのをライブカメラで確認していましたので、22日が休みであれば塔ノ岳に行ってしまった可能性大ですが ^^;)
結局、8時半から10時まで待ち、ついに寒さに耐えきれなくなり、諦めて下山しました。3匹分のまぐろかつおパックと小袋入りカリカリと水は、結局ウェイトになっただけでした……。
とはいえ冷静に考えてみれば、塔猫君だって風が強く寒い日を嫌って山頂に姿を現さないことがあるのですから、金時猫さんだってそうなのではないかと……。
人間も猫も所詮は気まぐれな生き物。いずれ、良く晴れた日に外輪山を縦走するときに、日向ぼっこをしている金時猫さんに出会えればラッキー!という程度の気持ちでいるのが一番良いのかも知れません。
以上、天気もスッキリせずグダグダなレコになってしまいましたが、ご覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m
コメント
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bobandouさん、こんにちは。
今回はお目当ての猫に会えず、残念でしたね。
色々な方のレコを拝見していても、金時山の三匹は塔君より出現率が低いようなので、次回の山行に期待ですね!
ちなみに、私は塔君にも金時山の猫にも会ったことがないので、まずは何度も登って「徳」を積みたいと思います(笑)
こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
午前中から3匹でまったりと岩場やベンチでじゃれている光景を想像しながら登ってきただけに、ガッカリ感は半端なものではなかったですが、帰宅後念のため猫の行動様式一般をいろいろ検索してみたところ、やはり天気が悪く寒い日はなるべく暖かいところでじっとしているようですので、これは不安定な天気予報を見極めきれずに登った私の空振りということになります……。
また、麓との標高差が余りないため、その気になれば下界との往復も割と体力的にラクなのでしょう。それが出現率の低さにもつながるのかも知れません。
というわけで、天気の良い日に縦走するついでにいてくれたらラッキー!
塔猫君は、あらゆる山頂猫の中でも最も遭遇出来る確率が高いように思いますが(塔ノ岳・大山・金時山を比較した場合)、やはり天気と人の多さと気まぐれに左右されるようです。気長に何度でも登っていれば、いずれ必ず会えるでしょう……。塔猫君も3〜4度目で初めてという方もいらっしゃるようですし
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