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Yamareco

記録ID: 1092357
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

仙ノ倉山北尾根(1650mで撤退)

2017年03月25日(土) 〜 2017年03月26日(日)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
15:43
距離
14.7km
登り
1,144m
下り
1,134m
歩くペース
ゆっくり
1.61.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:10
休憩
0:20
合計
9:30
距離 6.7km 登り 915m 下り 68m
6:20
85
毛渡沢橋高架下
7:45
85
毛渡沢ゲート
9:10
9:30
160
バッキガ平(群大ヒュッテ)
12:10
210
小屋場ノ頭
15:40
10
1450m
15:50
幕営地(1400m)
2日目
山行
4:37
休憩
1:18
合計
5:55
距離 8.1km 登り 229m 下り 1,071m
6:25
70
幕営地
7:35
32
1650m
8:07
9:15
40
幕営地
9:55
55
小屋場ノ頭
10:50
11:00
80
バッキガ平
12:20
毛渡沢橋高架下
天候 3/25 曇り後晴れ、3/26 曇り後雪
過去天気図(気象庁) 2017年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆駐車場
毛渡沢橋近くの関越道高架下に駐車。高架下の手前も含めて5台程度は駐車可能。
コース状況/
危険箇所等
◆登山ポスト
土樽駅に登山ポストがあり、ここで登山届けを投函。
◆道の状況
全編ノートレース。1400m以上ではアイゼン、ピッケルが必要だった。
今回登りでは1450m地点までわかん/スノーシューを使用したが、雪質によってはアイゼンが好いケースもあるだろう。
その他周辺情報 ◆登山後の温泉
下湯沢共同浴場「駒子の湯」を利用。入湯料500円。こじんまりとしているが「雪国」関係の資料展示も楽しめる。
http://yuzawaonsen.com/02koma.html
湯沢近辺には温泉は多数あり。
土樽駅の登山ポストに登山届けを投函するのだが、そのアプローチにスコップが活躍。ここから!?
2017年03月25日 05:35撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
2
3/25 5:35
土樽駅の登山ポストに登山届けを投函するのだが、そのアプローチにスコップが活躍。ここから!?
毛渡橋近くの関越道高架下にクルマを停めて出発。ここから先の林道は雪に閉ざされている。
2017年03月25日 06:21撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 6:21
毛渡橋近くの関越道高架下にクルマを停めて出発。ここから先の林道は雪に閉ざされている。
いきなりここが林道?と言う感じ。
2017年03月25日 06:22撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 6:22
いきなりここが林道?と言う感じ。
道路標識がこんな高さになる積雪。やはり雪国だ。
2017年03月25日 06:22撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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3/25 6:22
道路標識がこんな高さになる積雪。やはり雪国だ。
ちょうど上越線の上り電車が通りかかる。6:28土樽駅発の列車のようだ。
2017年03月25日 06:26撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
3/25 6:26
ちょうど上越線の上り電車が通りかかる。6:28土樽駅発の列車のようだ。
上越線の橋梁は煉瓦積みの素晴らしい文化遺産の様相がある。毛渡沢橋梁と言い1931年完成とのことだ。
2017年03月25日 06:28撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
3/25 6:28
上越線の橋梁は煉瓦積みの素晴らしい文化遺産の様相がある。毛渡沢橋梁と言い1931年完成とのことだ。
ホドノ沢方面へ向う径を分ける。
2017年03月25日 06:38撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 6:38
ホドノ沢方面へ向う径を分ける。
高圧線の鉄塔。
2017年03月25日 06:39撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 6:39
高圧線の鉄塔。
鉄塔から10分でトレースが無くなった。ここから先はそれぞれワカン、スノーシューを装着し、ラッセルとなった。
2017年03月25日 06:49撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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3/25 6:49
鉄塔から10分でトレースが無くなった。ここから先はそれぞれワカン、スノーシューを装着し、ラッセルとなった。
しかし静かな雪の森も好いもの。
2017年03月25日 06:56撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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3/25 6:56
しかし静かな雪の森も好いもの。
音もしない森をひたすら歩く。
2017年03月25日 06:57撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 6:57
音もしない森をひたすら歩く。
少し青空が広がって来た。
2017年03月25日 07:07撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 7:07
少し青空が広がって来た。
北尾根の末端らしき尾根が前方に見えてきたけど未だ距離が大分ありそうだ。
2017年03月25日 07:14撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 7:14
北尾根の末端らしき尾根が前方に見えてきたけど未だ距離が大分ありそうだ。
毛渡沢になんだか馬のような構築物が。土石流の防止か?
2017年03月25日 07:15撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 7:15
毛渡沢になんだか馬のような構築物が。土石流の防止か?
久し振りのスノーシュー。
2017年03月25日 07:20撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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3/25 7:20
久し振りのスノーシュー。
雪を被った枝も美しい。
2017年03月25日 07:22撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 7:22
雪を被った枝も美しい。
群大ヒュッテかと思ったが違った。ゲートと思われる小屋。夏はここまでクルマが入れるようだ。
2017年03月25日 07:45撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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3/25 7:45
群大ヒュッテかと思ったが違った。ゲートと思われる小屋。夏はここまでクルマが入れるようだ。
格闘中です。
2017年03月25日 07:50撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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3/25 7:50
格闘中です。
やはりあれが北尾根の末端かも?
2017年03月25日 07:53撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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3/25 7:53
やはりあれが北尾根の末端かも?
こう見ると尾根の取り付きはかなり勾配がありそうだ。そろそろ出発して2時間になる。平地でこんな調子だと今日はどこまで行き着けることやら…。
2017年03月25日 08:15撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
3/25 8:15
こう見ると尾根の取り付きはかなり勾配がありそうだ。そろそろ出発して2時間になる。平地でこんな調子だと今日はどこまで行き着けることやら…。
ラッセル
2017年03月25日 08:22撮影 by  SO-02H, Sony
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3/25 8:22
ラッセル
土樽発電所の取水口に漸く到着。群大ヒュッテまで後500mと言う所だ。
2017年03月25日 08:28撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 8:28
土樽発電所の取水口に漸く到着。群大ヒュッテまで後500mと言う所だ。
凍った毛渡沢の一部。
2017年03月25日 08:44撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 8:44
凍った毛渡沢の一部。
雪原を行く。
2017年03月25日 08:58撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 8:58
雪原を行く。
後続の3人パーティが追いついて来た。「ノートレース!?」と言う驚きの声。ちょうどAki-CLさんと13Kさんは「6人位いれば…」と話をしていたのでその願いが天に通じた感じだ。
2017年03月25日 09:05撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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3/25 9:05
後続の3人パーティが追いついて来た。「ノートレース!?」と言う驚きの声。ちょうどAki-CLさんと13Kさんは「6人位いれば…」と話をしていたのでその願いが天に通じた感じだ。
ここからは共同戦線。
2017年03月25日 09:07撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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3/25 9:07
ここからは共同戦線。
群大ヒュッテに漸く到着。夏なら1h30m位だろうが倍掛かった。
2017年03月25日 09:09撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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3/25 9:09
群大ヒュッテに漸く到着。夏なら1h30m位だろうが倍掛かった。
正面が小屋場ノ頭の尾根だろう。
2017年03月25日 09:11撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 9:11
正面が小屋場ノ頭の尾根だろう。
右側のくぼみは毛渡沢で沢に掛かる橋を渡る。
2017年03月25日 09:13撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 9:13
右側のくぼみは毛渡沢で沢に掛かる橋を渡る。
タカマタギの方を振り返るがガスに煙っている。
2017年03月25日 09:16撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 9:16
タカマタギの方を振り返るがガスに煙っている。
毛渡沢を渡り小休止。別パーティに先行してもらう。
2017年03月25日 09:28撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 9:28
毛渡沢を渡り小休止。別パーティに先行してもらう。
けどすぐに追いついてAki-CLさんが先頭に立ってラッセル。
2017年03月25日 09:50撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 9:50
けどすぐに追いついてAki-CLさんが先頭に立ってラッセル。
先頭を交代しながら登る。
2017年03月25日 10:02撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
3/25 10:02
先頭を交代しながら登る。
振り返ると土樽が一望の下。結構標高が稼げている。
2017年03月25日 10:06撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 10:06
振り返ると土樽が一望の下。結構標高が稼げている。
この辺りはやや緩やかに登って行く。だんだんカメラのフィルターの内側が曇って来た。
2017年03月25日 10:39撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
3/25 10:39
この辺りはやや緩やかに登って行く。だんだんカメラのフィルターの内側が曇って来た。
増々フィルターの曇りが酷い。
2017年03月25日 10:56撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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3/25 10:56
増々フィルターの曇りが酷い。
土樽方面。雲が晴れて真っ白な荒沢山が正面に見える。ホソドのコルも顕著だ。
2017年03月25日 11:32撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
3/25 11:32
土樽方面。雲が晴れて真っ白な荒沢山が正面に見える。ホソドのコルも顕著だ。
右側に雪庇が出ている。展望も好く気持ちの好い尾根だ。
2017年03月25日 11:34撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 11:34
右側に雪庇が出ている。展望も好く気持ちの好い尾根だ。
荒沢山のクロースアップ。
2017年03月25日 11:34撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 11:34
荒沢山のクロースアップ。
赤布を縛った竹竿がここに1本。
2017年03月25日 11:34撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 11:34
赤布を縛った竹竿がここに1本。
小休止の後、4人に着いて行く。
2017年03月25日 11:39撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 11:39
小休止の後、4人に着いて行く。
ラッセル。
2017年03月25日 11:55撮影 by  SO-02H, Sony
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3/25 11:55
ラッセル。
漸く最高点に近い。向こうの尾根は平標山からの尾根のようだ。
2017年03月25日 12:04撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 12:04
漸く最高点に近い。向こうの尾根は平標山からの尾根のようだ。
ここは左手に雪庇が出る。小屋場ノ頭に達したようだ。
2017年03月25日 12:06撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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3/25 12:06
ここは左手に雪庇が出る。小屋場ノ頭に達したようだ。
小屋場ノ頭から雪庇を崩すようにして北尾根に出る。ここからこれから進む北尾根の全貌が望める。尤も仙ノ倉山は未だ見えない。
2017年03月25日 12:12撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 12:12
小屋場ノ頭から雪庇を崩すようにして北尾根に出る。ここからこれから進む北尾根の全貌が望める。尤も仙ノ倉山は未だ見えない。
最初はやや下って行く。
2017年03月25日 12:12撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 12:12
最初はやや下って行く。
振り返ると足拍子も姿を現していた。
2017年03月25日 12:12撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
3/25 12:12
振り返ると足拍子も姿を現していた。
だんだんと尾根は痩せて行く。ラッセルは相変わらずだ。
2017年03月25日 12:15撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
3/25 12:15
だんだんと尾根は痩せて行く。ラッセルは相変わらずだ。
今日の目標は1450mだが一コブ目か二コブ目か?
2017年03月25日 12:15撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
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3/25 12:15
今日の目標は1450mだが一コブ目か二コブ目か?
そして相変わらずのラッセル。
2017年03月25日 12:24撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 12:24
そして相変わらずのラッセル。
北の方程青空が広がっている。
2017年03月25日 12:28撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 12:28
北の方程青空が広がっている。
膝まで雪に埋まる。
2017年03月25日 12:49撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
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3/25 12:49
膝まで雪に埋まる。
この尾根では雪庇が右に左にと飛び出している。風の吹き方も一定では無いようだ。
2017年03月25日 13:07撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
3/25 13:07
この尾根では雪庇が右に左にと飛び出している。風の吹き方も一定では無いようだ。
一直線、この先が今日のテントサイトと頑張る。
2017年03月25日 13:10撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 13:10
一直線、この先が今日のテントサイトと頑張る。
左右とも斜面は200m位渓に向っている。
2017年03月25日 13:11撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 13:11
左右とも斜面は200m位渓に向っている。
Extrem Skierなら右側の渓も好いかも?
2017年03月25日 13:12撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 13:12
Extrem Skierなら右側の渓も好いかも?
大分テントサイトに近づいて来た。
2017年03月25日 13:16撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 13:16
大分テントサイトに近づいて来た。
万太郎山の肩に見えるのは谷川岳か?
2017年03月25日 13:18撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 13:18
万太郎山の肩に見えるのは谷川岳か?
雪のコブと格闘中。
2017年03月25日 13:19撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 13:19
雪のコブと格闘中。
ひたすらラッセル
2017年03月25日 13:20撮影 by  SO-02H, Sony
1
3/25 13:20
ひたすらラッセル
近いようで中々近づいてくれない。
2017年03月25日 13:33撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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3/25 13:33
近いようで中々近づいてくれない。
雪庇を避けて右側へ。
2017年03月25日 13:34撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
3/25 13:34
雪庇を避けて右側へ。
東側の渓。
2017年03月25日 13:37撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 13:37
東側の渓。
青空が眩しい。
2017年03月25日 13:46撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
2
3/25 13:46
青空が眩しい。
右手の渓。あれは西ゼンか?
2017年03月25日 13:46撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
2
3/25 13:46
右手の渓。あれは西ゼンか?
まだまだラッセル登高は続く。
2017年03月25日 13:46撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
2
3/25 13:46
まだまだラッセル登高は続く。
タカマタギもすっかりと全貌を見せてくれている。
2017年03月25日 13:47撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3
3/25 13:47
タカマタギもすっかりと全貌を見せてくれている。
荒沢山から足拍子岳。
2017年03月25日 13:47撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
1
3/25 13:47
荒沢山から足拍子岳。
この辺りの泡雪の塊は2番手でもスノーシューでは無理だった。ワカン隊に固めてもらって漸く乗越すことができた。
2017年03月25日 13:58撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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3/25 13:58
この辺りの泡雪の塊は2番手でもスノーシューでは無理だった。ワカン隊に固めてもらって漸く乗越すことができた。
苗場山が見えてきた。あの山も再訪したいものだ。
2017年03月25日 14:00撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 14:00
苗場山が見えてきた。あの山も再訪したいものだ。
青空と霧氷。
2017年03月25日 14:24撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 14:24
青空と霧氷。
上は風が強いか。多少雪煙が舞っている。
2017年03月25日 14:39撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 14:39
上は風が強いか。多少雪煙が舞っている。
先行する4名
2017年03月25日 14:43撮影 by  SO-02H, Sony
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3/25 14:43
先行する4名
後方のtadomasa氏
2017年03月25日 14:43撮影 by  SO-02H, Sony
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3/25 14:43
後方のtadomasa氏
万太郎の向こうに谷川に峰々。
2017年03月25日 15:02撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 15:02
万太郎の向こうに谷川に峰々。
僕等のトレースが刻まれた北尾根。
2017年03月25日 15:02撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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3/25 15:02
僕等のトレースが刻まれた北尾根。
1400m地点に到着。1450mはこのコブの上のようだ。
2017年03月25日 15:04撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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3/25 15:04
1400m地点に到着。1450mはこのコブの上のようだ。
こう言う割れ目は嫌だな。
2017年03月25日 15:06撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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3/25 15:06
こう言う割れ目は嫌だな。
1450mを目指す。
2017年03月25日 15:11撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 15:11
1450mを目指す。
The 春山。
2017年03月25日 15:18撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/25 15:18
The 春山。
1450mまで登って来たが幕営にはちょっと今一で肩を落とす二人。
2017年03月25日 15:41撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
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3/25 15:41
1450mまで登って来たが幕営にはちょっと今一で肩を落とす二人。
でも万太郎山の展望はすこぶる好し!
2017年03月25日 15:42撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
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3/25 15:42
でも万太郎山の展望はすこぶる好し!
西を見ると苗場山が遠望できる。
2017年03月25日 15:42撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
3/25 15:42
西を見ると苗場山が遠望できる。
結局1400mの方がましだったんで下る。3人パーティは1450mのコルに張るようだ。
2017年03月25日 15:50撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
3/25 15:50
結局1400mの方がましだったんで下る。3人パーティは1450mのコルに張るようだ。
何とか平らに仕上げてます。本当は3人でやってますよ。3人でスコップで掘れば早いもの。
2017年03月25日 16:01撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
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3/25 16:01
何とか平らに仕上げてます。本当は3人でやってますよ。3人でスコップで掘れば早いもの。
これで落ち着ける。水を作りながら飲みながら夕食の準備をして18時過ぎから夕食、19時過ぎに就寝。
2017年03月25日 16:40撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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3/25 16:40
これで落ち着ける。水を作りながら飲みながら夕食の準備をして18時過ぎから夕食、19時過ぎに就寝。
3/26の朝。寝坊して1時間遅れの出発。
2017年03月26日 06:25撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
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3/26 6:25
3/26の朝。寝坊して1時間遅れの出発。
天気は好くは無いがそれほど悪くも無いと言う所。10:30をタイムリミットにして出発。
2017年03月26日 06:25撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
3/26 6:25
天気は好くは無いがそれほど悪くも無いと言う所。10:30をタイムリミットにして出発。
朝の万太郎は少し厳つく見える。
2017年03月26日 06:41撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/26 6:41
朝の万太郎は少し厳つく見える。
ガスが纏わり付いた稜線の先にこんもりとしたピークがあるがあれが仙ノ倉山か?
2017年03月26日 06:41撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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ガスが纏わり付いた稜線の先にこんもりとしたピークがあるがあれが仙ノ倉山か?
1400mまではラッセルが激しかったがそれより上では雪面がクラストしていてアイゼンの爪が良く効く。
2017年03月26日 06:55撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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1400mまではラッセルが激しかったがそれより上では雪面がクラストしていてアイゼンの爪が良く効く。
あれがシッケイノ頭かと思ったがずっと手前のピークだったようだ。
2017年03月26日 07:04撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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あれがシッケイノ頭かと思ったがずっと手前のピークだったようだ。
仙ノ倉山か。
2017年03月26日 07:04撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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仙ノ倉山か。
急な雪面を登る。
2017年03月26日 07:09撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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急な雪面を登る。
2017年03月26日 07:10撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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タカマタギまで沢筋が一直線だ。
2017年03月26日 07:10撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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タカマタギまで沢筋が一直線だ。
赤布がある。
2017年03月26日 07:25撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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赤布がある。
所々に雪庇の根本の割れ目が見えている。
2017年03月26日 07:30撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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所々に雪庇の根本の割れ目が見えている。
急にガスが流れて来て視界が悪くなった。
2017年03月26日 07:33撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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急にガスが流れて来て視界が悪くなった。
1650m地点。風雪も強まり、視界も無くなり、ここで引き返すこととした。
2017年03月26日 07:34撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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1650m地点。風雪も強まり、視界も無くなり、ここで引き返すこととした。
先ほどの急な雪壁はクライムダウン。
2017年03月26日 07:48撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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先ほどの急な雪壁はクライムダウン。
薄日が漏れる。左手には万太郎山だがもう全貌は良く解らない。
2017年03月26日 07:58撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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薄日が漏れる。左手には万太郎山だがもう全貌は良く解らない。
1450mのコル。別パーティのテントがまだある。
2017年03月26日 07:59撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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1450mのコル。別パーティのテントがまだある。
テント撤収中。
2017年03月26日 08:54撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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テント撤収中。
3人共足回りはアイゼンで出発した。
2017年03月26日 09:16撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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3人共足回りはアイゼンで出発した。
遠望する限りでは昨日の踏み跡は良く解らなかったがしっかりと残っていた。
2017年03月26日 09:18撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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遠望する限りでは昨日の踏み跡は良く解らなかったがしっかりと残っていた。
雪庇がのたうちまわる尾根。
2017年03月26日 09:23撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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雪庇がのたうちまわる尾根。
恐竜の背のようだな。
2017年03月26日 09:24撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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恐竜の背のようだな。
30分ちょっとで小屋場ノ頭の手前まで来れた。下りは早い。ここで2人はワカンを着ける。僕はアイゼンを外してツボ足に。
2017年03月26日 09:51撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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30分ちょっとで小屋場ノ頭の手前まで来れた。下りは早い。ここで2人はワカンを着ける。僕はアイゼンを外してツボ足に。
後続パーティがやって来た。そして追い越して行く。
2017年03月26日 09:53撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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後続パーティがやって来た。そして追い越して行く。
小屋場ノ頭への一登り。
2017年03月26日 10:07撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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小屋場ノ頭への一登り。
そして小屋場ノ頭を下って行く。
2017年03月26日 10:09撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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そして小屋場ノ頭を下って行く。
ここから樹林帯に入る。
2017年03月26日 10:21撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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ここから樹林帯に入る。
林道まで降りて来たらスキーのシュプールが。
2017年03月26日 10:48撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/26 10:48
林道まで降りて来たらスキーのシュプールが。
休憩中。
2017年03月26日 10:52撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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休憩中。
後は林道歩きだけ。
2017年03月26日 10:57撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/26 10:57
後は林道歩きだけ。
毛渡沢の流れ。
2017年03月26日 11:01撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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毛渡沢の流れ。
スキーのトラックが残っている。クロスカントリースキーか、好いなぁ。
2017年03月26日 11:03撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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スキーのトラックが残っている。クロスカントリースキーか、好いなぁ。
ゲートの小屋の屋根の雪はもう全部落ちていた。やっぱり暖かかったんだ。
2017年03月26日 11:37撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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ゲートの小屋の屋根の雪はもう全部落ちていた。やっぱり暖かかったんだ。
閑かな森。
2017年03月26日 11:44撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/26 11:44
閑かな森。
鉄塔に再び出逢う。あと少しだ。
2017年03月26日 12:11撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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鉄塔に再び出逢う。あと少しだ。
上越線の高架橋だ。もう近い。
2017年03月26日 12:16撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/26 12:16
上越線の高架橋だ。もう近い。
関越道だ。到着!お疲れ様でした。
2017年03月26日 12:21撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
3/26 12:21
関越道だ。到着!お疲れ様でした。
町営温泉駒子の湯で汗を流しました。
2017年03月26日 13:49撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
3/26 13:49
町営温泉駒子の湯で汗を流しました。

装備

個人装備
登山靴 スパッツ ピッケル ヘッドライト アイゼン シュリンゲ(各人3) カラビナ(各人3) わかん/スノーシュー 目出帽 防寒着 予備電池 帽子 タオル 地図 コンパス 筆記用具 ライター ストック 個人用マット シュラフ(カバー) ナイフ サングラス(ゴーグル) ゴミ袋 保険証 現金 行動食 医薬品 運転免許証 着替え 日焼け止め カメラ 時計 嗜好品 計画書 飲み物 手袋 トイレットペーパー 非常食2食分 食器 ビーコン ゾンデ スコップ
共同装備
ザイル30m テント テントマット コッヘル×2 ガスストーブ×2

感想

岳人100ルートの一つにも挙げられている仙ノ倉山北尾根を目指した。ところが林道初っ端からノートレースで膝までのラッセル、当然北尾根も終始ラッセル、とペースが挙らず結局最高点は1650m止まりで終わった。とは言え白銀の世界を自分たちだけで独り占めできる幸せを感じた。そうなるとラッセル地獄ではなく天国かも?

昨年宿題だった足拍子が片付いたので次の目標として仙ノ倉山北尾根を取り上げた。3月となり絶好の登山日和と期待していたが、初日はその通りの快晴、翌日は下り坂と言う所。気温は低くなく幕営地でもテント内で壁際に置いた水が薄く凍る程度だった。

【1日目: 3/25】
湘南を出発したのは2:40。圏央道のお陰で4:50には湯沢に着く。関越トンネル前からチェーン規制が入っていたが関越トンネルを抜けてもわずかな散り雪。いつものコンビニで休憩した後、登山届けを提出すべく土樽駅を目指す。国道は除雪されていたものの一旦脇道に入ると道路上の積雪も多い。カーナビを信じていたが土樽駅が誤って上越線の西側にガイドされ危うくスタックしかけた。正しい土樽駅に向うとかなりの積雪で登山届けをポストに投函するために除雪が必要だった。そこからバッキガ平へ通じる林道へと向う。林道は関越道を超えた先から雪に閉ざされているが、毛渡沢橋近くの関越道高架下が雨雪も避けられて絶好の駐車場所になっている。

ここで準備を整えて6:20に出発。登攀具は無いが流石に冬装備なんで荷が重い。雪に閉ざされた林道に踏み入るとトレースがある。しばらく歩くと上越線の線路が見えてきた。毛渡沢を渡る橋梁の橋脚は煉瓦積みで随分と風格がある。1931年完成と言うことで納得。更に10分程歩くと右手に径を分ける。こちらにもトレースがある。毛渡沢沿いに進むと高圧電線の鉄塔がありこの辺りは林が切り開かれている。10分程歩いた所でトレースが無くなった。まだ1kmも歩いていないがここからわかん、スノーシューを着けてラッセルが始まった。未だ曇りではあるが上を見上げると所々に青空が透けるようになってきた。しかし林道歩きが長い。30分程歩いて漸く北尾根の末端らしき尾根が見えたが未だ随分と遠い。トレースが無くなってから林道のゲート小屋まで50分も掛かった。発電所の取水口まで更に50分。この時点で僕的には今回山行の終点は小屋場ノ頭程度かと思えるようになっていた。

取水口から群大ヒュッテがあるバッキガ平まで500m程だがこれもまた遠い。未だか未だかと思っていたら後から3人パーティが追いついて来た。「どこに行くんですか?」と先頭の女性に聞かれて「一応、仙ノ倉北尾根なんですが、どこまで行き着けるやら」と応えると「同じですね!」とのこと。でもその先を見て「ノートレースですか!」と驚いていた。直前にAki-CLさんと13Kさんは6人位いればと話していたようだが正にその想いが天に通じたようだ。こちらも心強い。

バッキガ平で毛渡沢を渡った所で小休止し、3人パーティに先行して貰い続いた。ローテーションを回しながら尾根を目指して直登し、尾根に取り付いた後も同じように進んで行く。尾根に取り付くと周囲の展望が望めるようになってきた。陽も射し出し、気分も高揚するが、傾斜は時に厳しく息は上がりっ放しだ。1100mを越えると漸く勾配も緩くなり右手に回りながら小屋場ノ頭に到着した。

小屋場ノ頭からリップを乗越して北尾根に降りる。ここからしばらくは標高差が余り無いアップダウンを500m位進むが、ここにたっぷり2時間以上掛かった。この尾根はやや痩せた尾根だが左右に雪庇が形成されている。この辺りの風の模様は複雑なようだ。両側の渓は滑ったら200mは止まらない様相なので風が強いと緊張を強いられるだろう。でも今は無風、空も晴れ上がって来た。この好天下、誰のトレースも無い処女雪の尾根を歩けるのは幸せだ。でもしんどいものだ。展望は増々好く、タカマタギ、荒沢山から足拍子、万太郎、そして苗場山も見えてきた。

段々と登り基調になるが、泡のような積雪の斜面ではスノーシューでは登るに登れずただ雪の中を足が空回りしてしまう。見かねて3人パーティのリーダーがわかん隊が先に均すからその後でと言ってくれたので遠慮なく最後尾に付いてのんびりと登らせて貰う。見上げた最初のコブの上が1400m、その次のコブの上が1450mのようだ。1400m地点を通り過ぎて1450mに届いたものの両側に傾斜しており予想した程の幕営好適地とは言えない。3人パーティはコブの向こうのコルに幕営することとしたようだが余り好くは無い模様。我々は1400m地点に戻って幕営することとした。そこも多少は広くなるが傾斜地ではあるのでスコップで雪を掻い出して整地してテントを張る。1450m地点は風が強いのか積雪も少なめで雪面が氷化していたのでこれも難しかっただろう。ここは適当に木もあるので張り綱を張るのも容易だ。

テントを張って落ち着くともう16:40だ。バーボンを水割りでちびりちびりやりながら水を作り、18時から夕食(と言ってもいつものレトルトカレー)、19時には就寝した。翌日の行程は当初計画では仙ノ倉山登頂後、平標山から矢場ノ頭経由バッキガ平に戻る岳人100ルートのものだったが、フルに荷を担いでトレースが期待出来ないルートはキツい、また元橋に出るにしてもどうか、と言うことで状況がはっきりしている往路を戻ることとした。なので仙ノ倉山に向っては荷を軽くして望める。翌日の起床はは夜明けが5:30頃なので4:00とし、5:30から行動する計画とした。

【2日目: 3/26】
夜半は概ね穏やかだったが時折突風がテントを揺らし目を覚まされた。突風の方向は西側だけでなく東からと言うのもあり一定しない。朝焼けの頃が近づいていると感じながらも惰眠を貪っていたら13Kさんが寝坊したと叫んで起こしてくれた。いつも完璧に目覚し役を担っていた13Kさんに頼りっきりだったのだが、やっぱり昨日の労働はきつかったんだなぁと改めて実感した。兎も角起床5時なので必然的に出発は6:30になった。

外に這い出ると悪天とは言えないもののさほど好くは無い。まあ天気予報よりはましかと言う所だ。曇ってはいるが遠くまで視界もある。一応10:30を引き返しのタイムリミットとした。つまり4時間で仙ノ倉山まで達することができるかどうかだ。荷は軽く感じるものの歩き出すと歩みは重い。やっぱり疲労が積もっている。1450mのコルではまだテントから動き出しておらず、今日はこのまま引き返す模様。残念ながらトレースは全く期待出来ない訳だ。とは言えここから上は雪も締まりアイゼンの爪もしっかり食い込む雪質で快適に歩行できた。尾根の左側、つまり東側には雪庇が張り出しているようだがその根本と思われる所には所々で割れ目が広がっている。それを避けて西側寄りを進む。もう一つ風の強いコルを過ぎると急な雪面になる。左側には万太郎からの尾根が雲を抱いているのが見え、その終点にピークがあるが、あれが仙ノ倉山だろうか?そのピークも頂上は薄い雲に隠していた。

胸を突くような斜面に脚を蹴り込みながら登る。登りきると勾配も緩やかになったが、急にガスが流れて来て視界が無くなり雪混じりの風も強まってきた。7:35 ここで引き返すことにした。ここから下るのは早いもの。テントまで30分ちょっとで戻って来た。1450mコルで幕営していたパーティも外の様子を伺っていて、そろそろ行動開始のようだ。我々もテントに戻り一息ついて撤収に入った。

9:15に足元はアイゼンで幕営地を出発し、昨日のトレースを踏み、下る。雪は薄らと積もっているがトレースを隠すことは無い。ツボ足なのでそこそこ沈み込むこともあるが、小屋場ノ頭の手前まで40分で来れた。昨日の登りは3時間以上掛かったのに下りは実に味気ない程早いもんだ。そこでわかんを着けたりしている間に後続パーティが追い付き、追い越して行った。僕はここからの尾根の下りはツボ足と決め込みアイゼンを外す。更にバッキガ平まで600mの下りを1時間弱。林道にはスキーのシュプールが残っていた。クロスカントリースキーだろうか?この閑かな雪景色の森の中、逍遙しのんびりと過ごすだけでも十分に楽しそうだ。バッキガ平で休憩し、僕はスノーシューを履き、毛渡沢橋高架下を目指す。これが実に長い行程に感じた。上越線が見えてきてホッとした。

結局今回も目的を達することはできなかったものの、個人的には純白の仙ノ倉山北尾根を見て感じて印を残せたことには十分に満足できた。またトライしましょう。

群馬大学仙ノ倉山荘は一般にも解放されているようです。
http://www9.wind.ne.jp/guac/
> 山荘維持協力費:大人1000円/泊・人 子供500円/泊・人 群大関係者700円/泊・人
> 燃料費(通期):1000円/泊・パーティー

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