記録ID: 1098087
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雪山ハイキング
氷ノ山
緊急報告 若桜氷ノ山越えルートで表層雪崩発生！！
2017年04月02日(日) [日帰り]
jyunntarou
その他1人 - GPS
- --:--
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 705m
- 下り
- 689m
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| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
●氷ノ山鳥取県側の主要ルート「若桜登山道」（氷ノ山越避難小屋直下）で、表層雪崩が発生。本日（2日、午前5：30確認） ●3方向から約50mに渡って、真新しいデブリを発見。綺麗に表層雪崩を起こした痕が見られました。 ●それほど規模は大きくないが、デブリの深さは1mを超えますので、流され方によると体が埋まってしまう可能性があります。 ●先日の低気圧通過による新雪が根雪の上に積もりましたので、それが一気に雪崩れたのです。 ●氷ノ山は、2mを超す残雪があり、今後も新雪が積りますと雪崩れる可能性が高いですので、登山される方は、十分に注意をしてくださいね。 ●コシキ岩のトラバースは、トレースがなく早朝で雪が締まって凍っている状態でしたので「危険」と判断し、コシキ岩をピッケルとアイゼンの出刃をぶち込んで直登しました。 ●その上は、ナイフリッジになっていましたが、根雪が固いので問題はありませんでした。 ●下りは、コシキ岩をトラバースしてみましたが、非常に不安定でこれもピッケルとアイゼンの出刃を蹴り込んで、蟹の横這いで通過しました。これならコシキ岩のクライムダウンの方が、まだ「安全」だと思いました。 ※早朝の山は、冷え込んでおり（−7℃）、雪が締まって歩きやすいです。その為にスノーシュー・ワカン等は要りませんが、コシキ岩を直登や巻いたりする際には必ず、ピッケルと出刃の付いた10〜12のアイゼンが要ります。 ※午前10時を過ぎると、雪質が変わり ピッケル＆アイゼンは不要になりますが、逆にスノーシュー等が要る場合も考えられます。 ※※※ 4月と言え、まだ氷ノ山では「新雪」が積ることがあるかと思います。その後に登山を考えられている登山者さん・BCさん・ボーダーさん・・・氷ノ山越避難小屋直下の急斜面だけは、細心の注意をしてのぼってください。 過去冬場に10回以上、（今冬は3回）このコースを登りましたが、雪崩を観たのは初めてでした。 因みに、山麓登山口の延命水の小屋も 屋根に積もった雪の重さで、遂に「倒壊」してしまっていました。 |
写真
星がキラキラ快晴です。そんな日は気温が低くバリバリ雪面が凍っています。
彷徨いの森もスノーシュー無しで、アイゼンでガンガンに通過できました。
峠小屋直下50m下に・・・？！ デブリですっ💦 しかも 新しい・・・
先日の新雪で、表層雪崩を起こしていました。3方向から雪崩れて来ていました。
氷ノ山越の小屋に着いたと同時が ご来光でした。
間に合いました・・・( ^^) _U~~
間に合いました・・・( ^^) _U~~
昨夜から早朝にかけて強風が吹いていましたので、霧氷の桃色じゅうたんが出来ていました。
ハチ高原も たっぷりと積雪があるのに、スキー場は何故閉鎖？（ハチ北は営業をしています）
コシキ岩は、トラバースにトレースなし。しかも雪面が凍っていますので、滑落するとかなり下まで流されてしまいますので、直登を狙います。
4
4/2 6:51
コシキ岩は、トラバースにトレースなし。しかも雪面が凍っていますので、滑落するとかなり下まで流されてしまいますので、直登を狙います。
コシキに這い上がりました。下から見るよりも実際には高度がありますので、しっかりとピッケルを打ち付けてください。
コシキ岩を過ぎると、ナイフリッジを通過します。、リッジの直ぐ左側を進みます。右に堕ちるとアウトですが、左は比較的止まりやすいです。昼前にはズボズボになっていてダイジョブですよ。
4
4/2 7:10
コシキ岩を過ぎると、ナイフリッジを通過します。、リッジの直ぐ左側を進みます。右に堕ちるとアウトですが、左は比較的止まりやすいです。昼前にはズボズボになっていてダイジョブですよ。
クラストした雪面をガシガシ登ります。先日の富士山は、スノーシューでもズボズボ地獄だったのに、氷ノ山は、名前の通りに「氷」になっていました(^^)/
2
4/2 7:21
クラストした雪面をガシガシ登ります。先日の富士山は、スノーシューでもズボズボ地獄だったのに、氷ノ山は、名前の通りに「氷」になっていました(^^)/
あっ：：：ゴジラ君のモンスターは・・・できていませんでした。。4月ですものね。
帰りは、コシキ岩トラバースコースを取ります。勿論ノートレースです。
むむむ。気温が上がり、ズズズ・・・と流れる(゜Д゜)ノ
コレは、コシキ岩クライムダウンの方がまだマシでした。
コレは、コシキ岩クライムダウンの方がまだマシでした。
そして、稜線に這い上がる練習です。GW頃の涸沢西尾根と斜度や雪質が似ていました。
さて、雪崩現場にやってきました。もう、落ちるだけ落ちましたので、表層雪崩は新たに発生していませんでした。
湿雪で重いので、これでも倒れた上に乗っかってくると脱出は不可能かもです。
デブリの個々の塊は30〜50�冓佞�らいですが、加速がついてコレが流れてきますと怖いですね。
ありゃ、延命水の小屋が 雪の重みで倒壊しておりました！今年の1月に登った時は、健在だったのに。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
※早朝
トレースが消えて雪面が凍っている場合は
コシキ岩を通過するのに10〜12本爪とピッケルが必須です。
|
|---|
感想
雪の多い地方の春山登山は、十分に雪崩に気をつけてくださいね。
早朝雪山登山は、寒いし暗いし大変ですが、夜空に瞬く星も素敵ですし、荘厳なご来光やモルゲンロートも、静かに見ることができます(^^)/
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雪崩にセーフティゾーンは無いということを認識するシーズンとなりましたね。
まだまだ残雪登山が楽しめそうですが…、アクセスの際、路面の凍結などはありましたでしょうか⁉
henjintakkunさん コメありがとうございました。
まさか、樹林帯のあそこで・・・仰られるように今の時期、セーフティゾーンはありませんね。
雪崩は、たがが新雪表層約10�僂任垢�、それが幅5m〜10m位の長さで3方向から急傾斜を50mも流れてきたら、下部は何トンという重量がかかりますので、怖いですね。
アクセスは、除雪＆融雪がしっかりと行われており、全く問題なくノーマルタイヤでも行けますよ。凍結・積雪ともありませんでした。
ありがとうございます。
jｙunntarouさんこんにちは。
山頂で少しお話させていただスキーヤーです。
あのとき雪崩情報を教えていただきましたがやはりわさび谷も雪崩の巣になっていました。
今さらながらに雪山の怖さを実感させられました。
雪山は危険と魅力が同居する禁断の世界だと思います。
ヤマレコなどを通じてjyunntarouさんのような経験豊富な方と安全のための情報を共有できることはとても大切ことだと思います。
同じ雪山を愛する登山者の悲しいニュースは聞きたくないですからね。
それにしても最高の天気でしたね！
私にとって雪の氷ノ山は初めてでしたがとても良い山でした。
またどこかでお会いしたいですね。
taka32 さん こんばんは。
ワサビ谷は雪崩の巣でしたかっ！！
でも、爽快にスキーで降りられたようで安心しました。
今週は、かなり気温が上がりそうですので、今度は表層でなく全層雪崩が起きそうですね。
春山は、とても気持ちが良いのですが、本当に危険との隣り合わせですね。
また、どこか雪山で合えたらいいですね。
ああ、BCスキーはカッコいいなぁ。私も技術があればやってみたいです。
また、氷ノ山に是非ともお越しくださいね(^^)/
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