阿能川岳 残雪期限定の遠い山 遂に群馬百名山達成!
- GPS
- 10:00
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 868m
- 下り
- 868m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
信号「相俣」を右折、県道270号線に入り 約8km走り、仏岩トンネルを抜けると 広い駐車場、トイレ(冬季閉鎖中でした)があります |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口〜尾根 踏み跡が大分ぼやけており、トレースを途中で見失い 急な樹林帯の雪面を適当に直登しました 帰りは、尾根を吾妻耶山分岐迄下り 駐車場に戻る登山道を辿りましたが、踏み跡は微かでした ・尾根〜三岩山 雪屁あり、痩せ尾根あり、藪の出ている箇所あり 大岩を巻く急な雪面もあり、要注意 尾根を外さぬように歩くのが結構大変でした ・三岩山〜阿能川岳 ほぼ平坦で歩き易い雪原 小さな山頂標識が、通り過ぎてしまいそうな稜線の隅にありました |
その他周辺情報 | まんてん星の湯 http://www.mantenboshinoyu.com/ |
写真
感想
どうしようか、どうしようか、二年間悩み続け、登れずにいた阿能川岳。
しかし、登らなければ群馬百名山の完登はならず、
おそらく、体力が落ちる一方の自分に悔いを残すことになると思い、
登山ツアーに申し込んでとも考えたのですが、今年は催行中止。
いよいよ待ってはいられず、一人で登ることを決意。
他の方の山行記録を読むと、三岩山の途中にある岩場が難所とのこと。
そこを通過できなければ引き返すしかないだろうし、
他にも、自分にとってまだ予測不能な難関が幾つあるかもしれず
志半ばで撤退も十分あり得そうです。
そうなったら一緒に行ってくれそうな人に泣きつくか、
来年のツアーに申し込むか、方法はあるのだから、
あまり無理はすまいと自分に言い聞かせ、
雲の低く垂れこめた仏岩トンネルに向かいました。
ワカンを履いた足は重く、雪も水を含んで重く
(終始アイゼンの方が良かったかもしれません)
そのせいか、10時間近くの山行、想像以上に長くかかりました。
また今年は豪雪だったらしく、至る所に雪屁があり
踏み抜きそうな雪屁、壁のように立ちはだかる雪屁に悩まされました。
大岩を迂回する急斜面のトラバースも雪が落ちそうで、不安でした。
又垂壁に近い短い岩場は、ワカンでは却って通過できない難所。
着脱に手間取り、滑落の危険も感じ、難儀しました。
三岩山を過ぎてからの緩やかなアップダウンは
疲れた足には非常に長く、気持ちも暗くなりがち、
山頂の小さな標識を見つけた時には、安堵のため息が漏れました。
しかし長い道のりをまた引き返さねばならない苦痛は並大抵でなく
凍結した岩場、痩せ尾根、踏み抜きそうな雪屁など、
帰りも落とし穴だらけの危険な道を慎重に歩き
登りに使った稜線への直登の自分の踏み跡を辿るのを止め
峠迄戻り、登山道を降りた事で、余計に時間がかかってしまいました。
心配して登山口で待っていてくれた三人パーティの皆さん、
大変ご心配おかけしました。
でも、おかげでなんとか無事に群馬百名山を達成する事が出来ました。
有難うございました。
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