小出俣山〜阿能川岳

2025年03月25日(火) [日帰り]

• GPS: 08:24
• 距離: 15.9km
• 登り: 1,298m
• 下り: 1,303m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:59
• 休憩: 0:26
• 合計: 8:25

距離 15.9km 登り 1,298m 下り 1,303m

4:02 スタート地点
7:32 7:42 小出俣山
9:23 9:30 阿能川岳
9:47 9:48 三岩山
10:33 10:34 天子山
10:51 鍋クウシ山
11:21 11:28 ヨシヶ沢山
12:27 ゴール地点

天候

快晴微風

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

高崎MICカフェ泊2：00発、川古温泉着3：20

コース状況／危険箇所等

登山口～小出俣山：
林道の入り口は川古温泉Pの目の前のゲートから。
最初の林道に何か所かデブリあり。早めに通過したほうがよさそう。c1400あたりの岩峰は右から巻いたが、急なトラバースなのでアイゼン推奨。
あとは黙々と急登が続くだけ。

小出俣山～阿能川岳：
小出俣直下の下りがとても急&そこそこ長い。ピッケルに換装して通過。付近に巨大なクラックあり。
南側の雪庇、クラックに気を付けて樹林を進む。

阿能川～：
三岩山～天子山が雪の付きが悪い＆狭いリッジになっている。滑落、踏み抜き注意。リッジ上の藪を避けて雪を歩こうとすると雪庇だったりする。スノーシューよりもアイゼンがよい。
送電線下の尾根はまだ雪が残っていたが、2，3か所雪切れがあり、1回スノーシューを外した。c950以降はおそらく電力会社が整備しており藪もなく歩きやすい。雪がないほうが歩きやすいと思う。

その他周辺情報

川古温泉★４
露天が広く湯温もベスト。源泉かけ流し。設備は古いが清潔。
惜しむらくは大きい露天が混浴しかない点と、ドライヤーが死にかけ。
土日祝の日帰り入浴はやっていないらしいので、事前に電話したほうが良い。

写真

3/25 4:19

デブリが何か所か。

3/25 4:58

まだ落ちそうなところはあった。

3/25 5:15

ここから尾根にとりつく

3/25 6:47

小出俣をとらえた。

3/25 7:02

天に向かってぶち上げると

3/25 7:07

稜線に出た。

3/25 7:08

稜線振り返り。

3/25 7:14

意外と先は長い

3/25 7:24

距離感がバグる青

3/25 7:29

山頂！平標〜万太郎のスケールがデカい。

3/25 7:46

天空のプリン（ザックの中でお亡くなり）を食す。

3/25 7:55

爼倉の尾根は険しい

3/25 7:55

谷川主稜線に別れを告げ、阿能川岳へ

3/25 7:58

小出俣直下。クラックがデカい。写真からは分かりづらいがかなりの急斜面。

3/25 8:08

小出俣全景。春だな〜

3/25 8:36

阿能川への最後の登り。

3/25 8:41

コルで休憩。静かな春の森。

3/25 9:13

阿能川山頂からは主稜線、爼倉の尾根が一望できる。

3/25 9:15

ん〜ゴツい

3/25 9:15

いつか主稜線を歩きたい。

3/25 9:16

平標仙ノ倉はいつ見ても美しい

3/25 9:26

意外と端正な小出俣

3/25 9:57

リッジと藪がいやらしい。左の雪に乗ったら死。

3/25 10:01

凍結した岩場。残置ロープがある。アイゼン推奨。

3/25 11:38

送電線尾根はまあまあの雪付。だが埋まる。

3/25 12:00

シカのトイレ？

3/25 13:47

登山口はこちらです。

撮影機器：

PENTAX K-70 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

iPhone 14 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 防寒着 バラクラバ ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 タオル ストック カメラ

備考

上　ドライテック、ロンT、ソフトシェル、ストームクルーザー
下　タイツ、ストームクルーザー
行動食　おにぎ×1、総菜パン×２、プリン、キットカット（長いやつ）
水　1.5L　暑すぎて不足気味。

感想

mjima

育休も終わりに近づき、最後の休暇を頂戴した。
浅草岳と悩んだが、天候の回復が遅れそうな予報と20度近い異常な昇温で帰りの林道が危なそうだったのでこちらに決定。
4時の時点で全く寒くなく、雪は腐っていた。林道も序盤は川状態。ここ数日でかなり融雪が進んだようだ。トレースがしっかりあるのでツボで通過。
デブリを避けながら日が昇るのとほぼ同時に尾根にとりつく。スノーシューを装着し、トレース上をシャリシャリ歩く。c1400mの岩峰のトラバースもスノーシューでステップを作って難なく通過。
c1550あたりからようやく雪が締まってきたのでトレースを外して歩いた。

小出俣の山頂は360度の展望、爼倉から続く尾根が目の前に聳えて大迫力だった。ヤバい黄砂が来る日でもこの距離なら問題ない。
数年前に大源太に登ったときはエビス大黒の頭がよく見えたのを思い出す。谷川は前衛峰からの眺めもよいのが魅力。

小休憩をして次の目的地阿能川岳へ向かう。小出俣直下の急降下は距離が長く滑落したら止まらなさそうだったので、ピッケルに換装し尻セードで通過。雪の状態によってはアイゼン推奨。
阿能川岳までは爼倉を見ながらできるだけ樹林帯を進む。とはいえ、北側が樹林帯なのであまり展望はよろしくない。8時を過ぎると日も高くなり、雪が腐り果てている。風もなく小鳥のさえずりだけが聞こえる稜線をのんびり歩いた。

阿能川岳山頂は広く展望良好。阿能川岳から見る小出俣は意外と端正な顔立ちをしていた。谷川PAも見え、今度は東側から登ってみたいと思った。

カレーパンを補給してあとは一直線に下るだけ、と思ったら下山がなかなかエグイ。
三岩山～天子山の間は細かなアップダウンが連続し、岩峰がいちいちナイフリッジになっている上、雪付が悪いので岩峰上の藪をかき分けていく場所がいくつもあった。夏山でも結構めんどくさいレベル。
途中でアイゼンに換装して天子山を過ぎたあたりでスノーシューに換装。天子山からは雪に埋まりながら一直線に下山。小ピークを巻いたりしてみたが、踏み抜き＆スノーシューのトラバース力がザコなので普通に尾根を歩いたが楽だったかも。
ヨシケ沢山以降もある程度雪はつながっていた。雪が多い今シーズン限定か。
舗装道路に出ると、雪原に荷物をデポして30分ほど歩いて車へ。

下山後は登山口の目の前にある川古温泉に行った。基本的に平日しか日帰り入浴をやっていないのでレア感がある。露天風呂は大きく大変開放感がある。混浴でよければこの辺りではベストチョイスかも。